「東京物語」 最後あたりの1シーン | diary of trial and error (new title)

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その時に熱中していることを調べ書いております。(ブログは無収入で中立です)。無職の耐乏生活で書いており、直近の問題を文章で考えながらのブログですが、お役に立てば幸いです。うつ気味の時はやる気なく更新が滞ります。イイネいただければ元気いただけます。

 
今日、「東京物語」ラストの辺りで好きなシーンを、文字起ししました。
 (庭の向こうに石仏?(夫婦の石仏?)のようなものが見える様な・・・)
 
・・・尾道の家の、隣の奥さん(隣)と、笠智衆(笠)のやりとり  :
 
隣の人が通りかかり、窓越しに「えぇ~」と声をかけると、、
        笠智衆「やぁー」と返事する
 
隣) 「皆さんお帰りになって、おさびしゅうなりましたなぁ」、
         笠) 「やあー」、
 
隣) 「本当に急なこってしたなぁー」、
     笠) 「や~、気のきかん奴でしたが、こんなことなら、生きとるうちに、もっとやさしゅう
          しといてやりゃあ良かったと思いますよ」
隣) 「なーぁ」、
         笠) 「ひとりになると急に日が長ごうなりますわい」
隣) 「まったくなー、おさびしいこってすなー」、
         笠) 「やー」
 
(隣の人が過ぎ去る)、
         (笠) うちわを扇ぎながら・・ 「はあ~」
 
 
1分間くらいのシーンに、連れ合いをなくした虚無感、田舎の近所の人情、長い夏の一日が、、、
  (おわび: うまく書けませんでした)
 
隣りのおばさん役は、高橋とよ(タカハシトヨ)さん? この女優さん
出身地:東京市小石川区の生まれ なのに、尾道弁、尾道の人のやさしさが上手い
 
 
(このシーン、悲劇でもなく、劇的でもなく、日本人の坦々(たんたん)と。
 見送ねばならない、離れてしまうのは、自然なことでもあり・・
 生きること、死ぬことを受け入れた感じがあって)
 
おわび: うまく書けませんでした)