重いからぶら下がらないでくれ(怒)(ガーデンネックレス横浜 みなとガーデン) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

前回の朝夷奈切通訪問日と同日の話です。

昼食後、午後に大分時間がありましたので、

ガーデンネックレス横浜開催中のみなとみらいへ。

石川町駅で下車し、まずは結構長くてしんどい坂を登って

山手イタリア山庭園に向かいました。

 

今年からなのか前からあったのかはわかりませんが

ガーデンベアがここにも設置されていました。

 

 

 

 

 

 

これはイタリア山庭園の外構部。

横浜の市の花がバラということもありまして

つるバラが滝のように枝垂れています。

 

この豪華絢爛な花風景が見られるのは

残念ながら春のバラ開花期だけ。

つるバラは枝を伸ばすことにエネルギーを使うため、

秋にはほとんど花をつけないのです。

「四季咲きのつるバラ」というのも研究はされていますが

その辺が台頭してくるのはもうちょい先になるかと思われます。

 

 

 

 

 

ランタナで吸蜜するナミアゲハ

GWを過ぎて暖かくなってくると

この花が開花し、多くの昆虫を呼びます。

 

 

 

 

 

イタリア山庭園で咲いていたバラ。

前にもちらと書いたことはありますが

私が最も好きな品種 クイーン・オブ・スウェーデンです。

丸くまとまるようなこの花型が気に入っています。

 

 

 

 

 

その後、港の見える丘公園へ。

ブログだと瞬間移動したように見えますが(爆)

上のイギリス山庭園からは20分弱歩きます。

GWの時点ならまだ大した問題ではないでしょうが

6月以降は常に熱中症リスクと隣り合わせになりますゆえ

同じルートを歩くならくれぐれもお気を付けください。

 

 

 

 

 

こちらもバラが満開でした。

株立ちのバラは最近四季咲き性が強く

同時に長期間観賞できるような育て方を

しているケースも多いため、

6月以降も十分に楽しめると思われます。

 

 

 

 

 

 

混植型のガーデンは植物の種類・株数共に多く

相変わらず昆虫の姿をよく見かけます。

 

……なのですが、この左写真。

今に始まったことではないですけれど

毎度このデb……もといクマバチがぶら下がることで

植物がしなってしまうのが困りどころです。

もちろん、これくらいで折れるほど軟ではないでしょうが

目に見えて「しなる」ので負荷がないとも思えません。

去年からたびたび採り上げている代々木公園のケースも然り

花壇を作ると決まって飛んでくるこのクマバチですが

正直、ガーデナーさんがどう思われているのかが

ちょっと気になるところです。 今度取材で聞いてみよう

 

右はキリギリスの仲間の幼虫。

大分大きくなってきた気がしますが

まだ、主食は花粉みたいです。

 

 

 

 

 

ラベンダーの仲間が一気に開花してきました。

この花が、春~初夏の蜜源植物としては

メインと言っても過言ではありません。↓

 

 

 

 

 

おっと、ニホンミツバチです。

パイナップルみたいな形をしたフレンチラベンダーの周囲を

何個体か飛び回っているのを確認しています。

割と近くに巣があるのかもしれませんね。

 

もちろんセイヨウミツバチも飛んでいました。

 

 

 

 

 

 

いつもの通り、山下公園にも移動。

港のryに比べるとどうしても昆虫の数は少なくなりますが

そもそも「そういう目的」の公園ではありませんので

文句を言うのは私の勝手というものです(爆)

 

あ、そういえば例のガンダムの展示は

残念ながら3月末で終わってしまっていました。(右写真)

結構な数のファンが集まっていたのを覚えていますが

あのガンダム、今はどこに行ったんでしょう?

 

 

 

 

 

日陰のガーデンへ。

ミヤコワスレ(キク科)がちょうど最盛期でした。

ここは日照の少ない所でも育つ品種が多く

ペレニアル系(要は宿根草)も多数入っているので

山下公園の中ではとりわけナチュラル感があります。

 

夏場はギボウシなども開花するはずです。

 

 

 

 

 

 

山下公園内で撮影した生きものも紹介。

集団で飛んでいたオナガ(左)と

菜の花の仲間(葉ボタン?)で見かけたナガメ(右)です。

 

カメムシの大量発生の件、昨今かなり騒がれていますが

実際のところどうなのかは、現時点では判断が難しいです。

農耕地では大ダメージを被っているとも聞きますし

一方でこの手のガーデンや近所(戸田市周辺)を歩く限りでは

それほど増えているようには感じませんし……。

 

 

 

 

 

 

ちょっと赤レンガ倉庫にも立ち寄りました。

よくあるドイツビールのイベントをやっていたので

間食としてアボカド載せのフライドポテトを頂きます。

非常に私好みの味でしたが、結構量が多く、

これだけでも昼食で腹を満たせた気がします(汗)

 

この手のイベントの常としてそこそこお値段も高いので

常に財布との相談を強いられます。

ちなみにビールのイベントではありましたが

酒は一切飲んでいません(高価くつくので)

 

 

 

 

 

最後に、新港中央広場へ。

赤レンガ倉庫から桜木町に向かうとなると

最短距離で行くならここを通過するのが最適です。

こちらの花壇も相変わらずナチュラル感があり

ミツバチなどがよく訪れる場所となっています。

 

 

 

 

 

フレンチラベンダーの花にやってきた

2匹のセイヨウミツバチ。他にも蜜源はありますが

ガウラやチェリーセージなどと比較しても

圧倒的にこのラベンダーが好まれている気がします。

 

ここから夏へと向かうに連れて

いずれの公園も開花する植物は変わっていきます。

その辺りの「変化」に引き続き期待しつつ

今年もまた何度か訪問する予定です。

 

 

 

 

【5/4 みなとガーデンで撮影した生きもの】

鳥類・・・オナガ、カワウ、トビ

昆虫類・・・アオスジアゲハ、キリギリスの幼虫、クマバチ、セイヨウミツバチ、ダイミョウキマダラハナバチ、ナガメ、ナミアゲハ、ナミテントウ、ニッポンヒゲナガハナバチ、ニホンミツバチ、ハナグモ、モリチャバネゴキブリ、ヤマトシジミ

 

 

 

 

★次回、生きもの探索ツアー「首都圏生きものめぐり」は

 2024年6月16日(日)に開催いたします。

 行先は「代々木公園~明治神宮御苑」でございます。

 現在お申込を受付中です。ご興味のある方はこちらよりお申込ください。

 (講座の概要につきましてはこちらをご参照ください)

 

 

【小学校6年生までのお子さんのご参加につきまして】

小学校6年生までの方は、初回500円でご参加いただけます。

ただし、御父兄の同行をお願いいたします。