以前買ったカモメの図鑑がどこかに行ってしまったorz(銚子漁港周辺) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

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雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

ここ数日妙に体調が悪く、

更新が停滞してしまい申し訳ありません。

2月の間は雑誌の仕事で気が張っていたのが

先日校了したことで気が抜けたのかもしれません(汗)

 

溜まっていた写真を色々と整理しつつ

今日は毎年恒例の銚子漁港での撮影記録を

お送りしたいと思います。(これまたちょうど1ヶ月前です)

 

 

 

 

 

到着直後に現れたヒメウ

メタリックグリーンを帯びた黒い羽毛が

他のウ(鵜)とはまた違う美しさを醸し出します。

識別も割と簡単です。(ウミウとカワウの識別に比べれば)

 

 

 

 

 

アカエリカイツブリも出現。

こちらはこの日結構な数が観察できました。

また、写真は掲載しませんがカンムリカイツブリも

相当数が飛来していたようです。

 

 

 

 

 

さて、銚子漁港のカモメですが

いつでも同じ場所にいるというわけではなく

場合によっては到底私のカメラでは

撮れないような遠距離に固まることもあるため

こればかりは運次第としか言いようがありません。

(昨年は特に遠い対岸に固まっていたので大変でした)

 

この日は比較的近距離に集団で飛来したり

割と恵まれていたような気がします。

 

 

 

 

 

 

と言っても、来るのは大抵セグロカモメです。

(右写真の真ん中にいるのはオオセグロカモメですが)

 

大分前にもお話しました通り

セグロカモメの成鳥・幼鳥時のフォルムを

頭に叩き込んでおき、それとちょっとでも違ったら

図鑑で確認する……というのがカモメ観察の鉄板なのですが

そのために以前買ったカモメの図鑑が

なんやかんやでどこかに消えてしまいまして……(爆)

買い直せばいい気もしますが微妙に高いのがネック

そのため、最近はWeb検索に頼っています。

時間がかかりますがまあ致し方ありますまい。orz

 

 

 

 

 

おっと、これはタイミルセグロカモメのようです。

何度か見ていることもあり、これは図鑑がなくても

どうにか識別ができます。同様に識別できるカモメとしては

ワシカモメ、シロカモメ、そして無印のカモメがいます。

この辺りは見分けるポイントがハッキリしているのです。

 

 

 

 

 

 

結構長い距離を歩きますので

必然的に疲れも溜まれば腹も減るというもの。

東京から始発の高速バスで辿り着いた場合

着いたバス停から撮影しながら歩いていると

大体ちょうど昼飯時に「一山いけす」に辿り着くので

いつもそこで食事を済ませています。

 

注文したのは穴子丼。比較的安価な割に

ボリュームがある(それこそ女性は食べ切るのが大変かも)ので

貧乏人の私にとっては大変助かっております。

 

 

 

 

 

食後は、これまたいつものように

ハーブガーデン・ポケットへ。

一山いけすからだと大体徒歩5分くらいです。

 

その名の通りハーブ類が非常に多いのですが

この時はちょうど河津桜が開花期を迎えており

まだまだ寒いながらも華やかな花風景がありました。

 

 

 

 

 

 

花苗の販売やカフェレストランなどもあり

結構コンテンツが充実しているこのハーブガーデン。

一休みするにはうってつけです。

また、ハーブの摘み取り体験などの

ワークショップも色々と開催されている様子。

 

入園料も徴収していないためか

地元のお子さんなどが結構遊びに来ていました。

また、河津桜にはお約束といいますか

メジロ(右写真)が飛来し、蜜を吸っていました。

 

 

 

 

 

わかりにくいですが、この枝にとまっているのは

全部メジロです。河津桜の花があまりに多かったためか

10羽以上の集団で飛来していました。

 

 

 

 

 

 

そうそう、カモメの件なのですが

銚子漁港近くのウオッセ21という施設には

漁港周辺で見られる代表的なカモメの写真が掲示されています。

貼られている写真はセグロカモメを筆頭として

カモメ、ウミネコ、ミツユビカモメ、ユリカモメ、

オオセグロカモメ、ワシカモメ、シロカモメの8種類。

いずれも銚子漁港周辺ではコモン枠の種か

もしくは上記のように識別が容易な種です。

また、いずれも本ブログでは新顔登録しております。

 

カモメ目当てで銚子を訪れるバーダーの中でも

とりわけベテランと言えるような層の皆さんには

ここに挙げられている「以外」のカモメを

狙う方が多いみたいです。

 

 

 

 

 

これは……ミツユビカモメですね。

ユリカモメとサイズや顔がよく似ています。

この日は1羽だけで波止場に佇んでいました。

余計なお世話でしょうがちょっと寂しそう……。

 

 

 

 

 

さて、ここまで既に登録済みのカモメばかりなので

今回も特に収穫ナシかと覚悟していたのですが

最後に港の方で新顔との出合いがありました。

(識別が間違っている可能性もゼロではないので予めご了承ください)

 

写真の2羽浮かんでいるカモメの内

左手前の頭部の白いカモメにご注目ください。

 

 

 

 

 

別角度から撮影し、クローズアップ。

若干の懸念点もあるにはあるのですが

色々検索したり有志の皆様に質問したりして

どうやらこれがモンゴルセグロカモメの若ではないかと

判断するに至りました。頭の白さが特徴らしいですが

他のカモメとの差が微々たるものなので

私一人の力では到底識別は不可能です。

まあ、面倒なので新顔登録してしまいましょう(爆)

 

遭遇率・・・1 (銚子以外で見る機会があるんだろうか?)

インパクト・・・4 (サイズはセグロカモメとほぼ同じ)

美しさ・・・3 (頭部の白味がよく目立つ)

俊敏性・・・3 (一般的なカモメに準じる)

知名度・・・1 (今年初めて名前を知った)

 

実際、このモンゴルセグロカモメは

今冬の銚子漁港に何羽か飛来していたらしく

その中には成熟した個体もいたと聞いております。

他にも、図鑑がなければ識別できないような

微々たる識別ポイントしかないカモメが

何種類か来ていたと聞いておりますが

(費用・時間的な理由で)年に1~2回行くのが限度の私では

そこから先の領域はさすがについていけないかもしれません(汗)

 

 

 

 

 

最後に、帰りがけにまたヒメウが出てきてくれました。

 

昨年と違いシロカモメやワシカモメは見られませんでしたが

(他の方の撮影記録には挙がっているので、来てはいる模様)

一応は新顔登録もできましたし、十分に収穫ありと言えるでしょう。

 

 

 

 

 

【2/24 銚子漁港周辺で撮影した生きもの】

アオサギ、アカエリカイツブリ、イソシギ、イソヒヨドリ、ウミウ、ウミネコ、オオセグロカモメ、オオバン、カンムリカイツブリ、キンクロハジロ、スズガモ、セグロカモメ、タイミルセグロカモメ、ツグミ、トビ、ハクセキレイ、ハジロカイツブリ、ヒドリガモ、ヒメウ、ヒヨドリ、ホオジロ、ホシハジロ、ミツユビカモメ、メジロ、ムクドリ、モンゴルセグロカモメ、ユリカモメ

 

 

 

 

★次回、生きもの探索ツアー「首都圏生きものめぐり」は

 2024年4月21日(日)に開催いたします。

 行先は「里山ガーデン&四季の森公園(9:30~15:30)」でございます。

 現在お申込を受付中です。ご興味のある方はこちらよりお申込ください。

 (講座の概要につきましてはこちらをご参照ください)

 

 

【小学校6年生までのお子さんのご参加につきまして】

小学校6年生までの方は、初回500円でご参加いただけます。

ただし、御父兄の同行をお願いいたします。