最近見ていないのですが
「世界の車窓から」は今も健在だとか。
それはさておき……。
かれこれ15年近く、埼京線で戸田から
首都圏に通う暮らしを続けていますが、その中で
「いつも車窓から見えているけれど行ったことのない公園」が
一ヶ所ありましたため、仕事の合間に散歩がてら
ちょっと行ってみることにしました。
最寄り駅は十条駅。ここから商店街を抜けて
赤羽方面へと向かいます。
時間がちょうど昼時だったので
商店街の海鮮丼屋(左写真)で昼食をいただきました。
この量でネタも質が良く味噌汁と総菜付きという割には
値段は800円しなかったのが驚き。
(いくらの専門店だからなのかサーモンも美味い)
案外、探せばこういうお得な店は
まだまだあるような気がしますね。
(近くに焼鳥屋もあり、そちらも非常に安価でした)
その他、園芸店や雑貨屋なども多数。
平日昼間ながらもかなり活気がありました。
ちなみに「十条銀座商店街」という名称があり
検索をかけるとホームページが出てきます。
もし出かけられる際には予めチェックしておくといいかも?
さて、こちらがトップでお話しました
埼京線の車窓から見える公園 清水坂公園です。
赤羽から十条に向かう際、進行方向右手を見ていると
目の前に見えるので見落とすことはないと思います。
前々日に降った雪がまだ残っていますね。
昨日(3/7)も降りましたが、
そちらも多少積もっているのでしょうか?
雪だるまの名残みたいなものがちらほら。
まだ大分下が濡れていたものの
親子連れなどが遊びに来ていました。
芝生広場にハクセキレイのペア(写真)や
ツグミの姿などを見かけました。
ほか、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロなど
都市公園に現れるコモン枠の小鳥は
それなりの頻度で観察できました。
ここだけを目的に「生きものめぐり」するには
少々物足りないかもしれませんが
貴重な憩いの場となっていることは間違いないです。
続いて、以前にも紹介しました
赤羽自然観察公園に向かいます。
距離は近いので、徒歩で移動しました。↓
久々の赤羽自然観察公園です。
ここは清水坂や浮間公園と違って
埼京線からは見えませんし、
最寄りの赤羽駅からも微妙に離れているので
実は私もあまり多くは訪問していません。
ただ、自然観察公園を謳うだけのことはあり
清水坂と比べると生きものの観察に向いています。
昆虫や、森林環境を好む小鳥であれば
恐らく浮間公園よりも生息数が多いのではないでしょうか。
池の対岸に鳥の姿を確認。
これはアカハラに見えますが……。↓
運よく、近くのフェンスにとまってくれました。
この配色ですとオオアカハラではなく
無印のアカハラではないかと思われます。
ちなみに、近くにシロハラもいました。
公園そのものの面積は決して広くないですが
森林、池、湿地、広場と色々な環境があるため
季節ごとに訪問して生きものを探す価値は
十分にあるのではないかと思われます。
この日は見られませんでしたが、池にはカワセミも出るので
それ目当てでバーダーが張り込みすることもあるようです。
久々に見た気がする「かまくら」。
大人でも入れるくらいの大きさがあり
なかなかよくできた作品でした。
放置されていたので試しに入ってみようかとも
一瞬思いましたが、うっかり崩すと悲しいのでやめときました。
なお、実際に作ってみるとわかりますが
このサイズとフォルムの「かまくら」を作るのは
結構時間と手間がかかります。
実際子供の頃に挑戦したことがありましたが
大抵中に空洞を作る際に天井が崩れます(爆)
シジュウカラが何かを突いています。↓
ハラビロカマキリの卵のうでした。
カマキリの幼虫っぽいものを咥えているのがとても印象深い
他のカマキリと比べると固い卵のうなのですが
さすがに鳥のくちばし相手では防ぎ切れないようです。
以前にコゲラが同じことをしているのを撮りましたが
シジュウカラについてはこれが初めてですね。
植物の種から昆虫まで、実に色々なものを食べるので
都市部で生息域を広げてきたのもわかる気がします。
小河もあれば田んぼもあり、古民家もある……
自然度という点では、今回訪れた4ヶ所の中で
この赤羽自然観察公園がトップのように見えます。
その後は赤羽駅まで歩き、埼京線で浮間公園へ。
浮間舟渡駅までは2駅あるため、
さすがに徒歩移動は避けました。↓
この日3ヶ所目の訪問先は
本ブログでは毎度おなじみの浮間公園。
埼京線の車窓から見える公園という点では
恐らく筆頭と言ってよい名所です。
何せ駅(浮間舟渡)から徒歩1分ですので。
あまりにアクセスしやすく
そのくせ結構な数・種類の鳥が見られるので
ブログではそこまで多く登場していないものの
実は3年前くらいから相当数訪問しています。
(恐らく一番多く足を運んでいる公園)
池にはホシハジロ、キンクロハジロ、ヒドリガモのほか
ユリカモメやオオバンなども複数確認できました。
まあ、例年通りといったところです。
アメリカヒドリも1羽だけ来ていました。
3/7の時点でもまだいましたので
今行けば高確率で観察できるかと思われます。
以前から何度か紹介している
浮間公園のニホンミツバチの巣。
真冬ながらそこそこ暖かくなったためか
なかなか活発に動き回っていました。
ただ、残念ながらこちらは3/7の時点で
ハチの姿をまったく見かけなくなっていました。
引っ越してしまったのかもしれません。
昨年から1年以上にわたり観察してきただけに
少々寂しい気持ちは拭えませんが
これもまた自然の流れというものです。
どこかでまた新しく巣を拡大してくれることを願います。
で、最後に戸田市のシンボルたる戸田公園へ。
依然としてヨシガモの集団が残っていました。
(3/3時点でも残っていました)
昨年の講座の時は対岸に避難していましたが
今冬の個体は相当警戒心が薄いらしく
近くを人が散歩していてもお構いなしに
芝生広場で食事することもしばしばあります。
さすがに不用意に近づくと池に逃げてしまいますが
近距離で撮影しやすいのはありがたいことです。
また、これは戸田市内ではありませんが
今冬は秋ヶ瀬公園近くの鴻沼排水路にも
かなり多くのヨシガモが飛来しています。
サクラが開花すると、運がよければ
花景色と一緒に観察を楽しめるはずです。
今回の訪問先は、いずれも決して大きくはない
都市公園ではありましたが、連続して訪問すると
それぞれの特徴や見られる生きものの差などを
知ることができ、なかなか良い経験になりました。
【おまけ 1】
最近夕食にアボカドを食べているのですが
たまに通常の3倍近い値段がつけられている
高級アボカドが陳列されていることもあります。
実際、味が濃厚でしかもサイズも大きいので
ラベルにもある通り「一度は食べてほしい」かも?
なお、昨今の値上げラッシュに伴い
これまで100円で売られていたアボカドが
128円まで値上げした……かと思いきや
ある日突然また100円に戻ったりと
どうにも安定していません。
また、お店によっても大分値段が異なります。
今のところマ●ーマートが一番安い……かな?
【おまけ 2】
浮間公園のホワイトボード。
来園者が自由に野鳥情報を書き込めるのですが
どうやら誰かが悪戯で消したみたいです。
それに対する怒りのコメントがこちら。
バカに対する憎悪と軽蔑がダイレクトに伝わる秀逸なキャッチコピーです
消したバカ方が一人なのかどうかは不明ですが
大切な情報ツールなので、二度とそう言った悪戯が
発生しないことを願うばかりです。
【2/7 埼京線沿線で撮影した生きもの】
鳥類・・・アオサギ、アカハラ、アメリカヒドリ、オオバン、カイツブリ、カルガモ、カワウ、キジバト、キンクロハジロ、ゴイサギ、コゲラ、コサギ、シジュウカラ、シロハラ、ツグミ、ハクセキレイ、バン、ヒドリガモ、ヒヨドリ、ホシハジロ、ムクドリ、メジロ、ユリカモメ、ヨシガモ
昆虫類・・・ニホンミツバチ
その他・・・アカミミガメ
★次回、生きもの探索ツアー「首都圏生きものめぐり」は
2024年3月17日(日)に開催いたします。
行先は「皇居周辺」でございます。
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