サネカズラ。見た目は美味しそうなのですが……(国営昭和記念公園) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

突然ですが、逆立ち(爆)

身軽なのはもちろんのことですが

足の指の力もそれなりに強いのでしょう。

 

まあ、でもサルスベリとかでは

さすがにできない……かもしれない。

(ちなみに後ろ姿ですがエナガです)

 

 

 

 

 

この日は昭和記念公園へ。

晴天でなおかつあまり風もなかったので

ほとんど寒さを感じませんでした。

マガモなどを中心とした池のカモも

割と活発に動き回っていたような気がします。

 

ちなみに私事ですが、先日ワークマンで新しく買ったダウンが

2900円と安価だった割に非常に暖かく、気に入っております。

(日照の強さなどによっては冬場でも汗をかきそうになるほど)

夕方辺りになるとさすがにマフラーを併用したくなりますが

日中はアレ1枚羽織っているだけで

真冬でもほぼ問題なく散策できるようになりました。

 

 

 

 

 

 

少し早めの昼食として武蔵野うどん(左)を食しつつ

夏にひまわり畑だった場所を訪問(右)。

見ての通り、現在は閑散としています。

 

 

 

 

 

サネカズラの種らしきものを啄むジョウビタキ♂

少々枝かぶりになってしまったのは残念ですが

あれを食べる鳥というのは初めて見ました。

 

ちなみに人間でも食べられるそうですが

味はほとんどしないとのこと。

ただ、果実種には利用されることもあるそうです。

(あまりそういう用途で栽培する人はいないようですが)

 

 

 

 

 

 

シロハラ(左)やシメ(右)など

冬の小鳥が随所で確認できました。

ただ、全体的な野鳥の数は多かったものの

大半はエナガ、メジロ、シジュウカラ、カワラヒワなどの

いつものメンツであり(特にカワラヒワが多かった)

そこは少々残念だったかもしれません。

 

 

 

 

 

日本庭園へ。池は広いのですが

食事となるものがあまりないのか

カモの類は見られませんでした。

 

この池って例年、いたとしても

カイツブリくらいしか見ないんですよね……。

 

 

 

 

 

そんな日本庭園では、盆栽の展示がされています。

盆栽の人気は依然として結構高いそうですが

それだけに最近は「変化」も進んでおり

海外の植物を用いたものもよく見られます。

 

無論、マツとか国産の植物でないと

いけないなどというルールはありませんので

写真のように、見た目は和のテイストながら

植物の品種を見て「え?」と思わされることも。

また、木ではなく野草を用いて小型の盆栽を

作ることもあるようです。生け花とはまた違った形で

バリエーションが広がりつつあるようですね。

インバウンドからの人気も非常に高いと聞いております。

 

 

 

 

 

日本庭園の上空を一瞬舞ったノスリ

この日見られた猛禽はこの1羽だけでしたが

他の方曰く、オオタカなんかも飛んだとのこと。

まあ、これだけの広い公園ですから

「いない」ということはないでしょうしね。

 

 

 

 

 

和菓子と抹茶をいただきました。

この和菓子は「松」をイメージしたもの。

日照の関係で写りがイマイチですが

とりあえず緑色であることはわかりますでしょうか?

マツの木をバックに撮影したかったのですが

なかなか上手くはいかないものです……。

 

 

 

 

 

 

その日本庭園の門の前にある蹲(つくばい)。

本来は茶室に入る前に手を清めるために使われますが

あくまでモニュメントとして設置されたものなので

専ら鳥の水飲み場・水浴び場として利用されています。

この日はシジュウカラ(左)やヤマガラ(右)が

何度か訪れていましたが、さすがに周囲の自然度の関係もあり

権現山のような成果はあまり期待できません。

(ただし、間近で観察できるというメリットはあります)

 

 

 

 

 

 

水の流れていない水路らしきものがあり

アオジ(右)なんかはこうした藪の中に多く

待っていると頻繁に姿を見せてくれます。

 

 

 

 

 

アトリも出てきました。

この日は2羽だけと少々寂しかったですが

色々なバーダーの方から話を聞く限りですと

今年は全体的に「アタリ年」らしいです。

 

ニレノキの種を食べていました。

アトリを待つなら、この木でスタンバイするのが

一番得策なようです。

 

 

 

 

 

おっと、アオゲラが現れました。

下からのアングルなのでイマイチな写りですが

クリーンな写りではある……かな?

 

この鳥、個体数自体は鎌倉などを中心に

増加傾向にあるように窺えますが

すぐに林の中に隠れて枝被りになってしまい

撮影チャンスはなかなか訪れません。

それだけに撮れた時の嬉しさもひとしおです。

 

 

 

 

 

真冬なのに

ユリが咲いている?

 

もちろんこれは異常事態というわけではなく

ウインターリリーといって、スカシユリの球根に

開花調整を施して冬場に咲くようにしたものです。

よく街中でチューリップが12月~1月に

開花しているのを見て驚いた方もいると思いますが

あれと同じですね。それほど難しいことではありません。

 

 

 

 

 

黄昏時のジョウビタキ♀

 

 

 

 

 

ジョウビタキ♀のいる風景

 

夕方バージョンです。

個人的にはこの日一番お気に入りの1枚。

 

 

 

 

 

公園を出てから少々時間があったので

夏の時と同様にGREEN SPRINGSへ。

冬らしく「枯れ」のある風景になっていましたが

まだ所々にツワブキなどが咲いていました。

 

 

 

 

 

万人に開かれたオープンスペースなので

こうして机を利用して作業などもできます。

コロナ禍では密閉を嫌って

こうして屋外で仕事する人も多かったかもしれません。

 

ちなみにこのパソコンは私物。諸事情あって、

実はこの日ずっと背負って公園を散策していました。

要はコインロッカー代をケチったわけですが(爆)

道中ずっと肩が痛かったのは言うまでもなく……orz

なによりパソコンによろしくないので

次回から素直にロッカーのお世話になります、ハイ。

 

 

 

 

 

【1/6 国営昭和記念公園で撮影した生きもの】

アオゲラ、アオサギ、アオジ、アトリ、エナガ、オナガガモ、カルガモ、カワラヒワ、キジバト、コゲラ、シジュウカラ、シメ、ジョウビタキ、シロハラ、セグロセキレイ、ツグミ、ノスリ、ハクセキレイ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、ヒヨドリ、マガモ、メジロ、モズ、ヤマガラ

 

 

 

 

★次回、生きもの探索ツアー「首都圏生きものめぐり」は

 2024年1月28日(日)に開催いたします。

 (21日が雨天につき1週間延期いたしました)

 行先は「横浜市 いたち川の川沿い散策」でございます。

 現在お申込を受付中です。ご興味のある方はこちらよりお申込ください。

 (講座の概要につきましてはこちらをご参照ください)

 

 

【小学校6年生までのお子さんのご参加につきまして】

小学校6年生までの方は、初回500円でご参加いただけます。

ただし、御父兄の同行をお願いいたします。