【小記事】ご近所でツミの観察日記(6月3日、5日、20日、21日、22日、23日、28日) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

 

以前に本ブログでも書きましたが

うちの近くの公園に営巣したツミにつきまして

その後の様子をお届けします。

 

まず、これは6月3日時点でのオス(左)メス(右)

今更ながら、これほどの区別が簡単な猛禽は

他にないかもしれません。

 

 

 

 

 

公園内の最も高い位置に陣取っています。

カラスなどが来たら逸早く追っ払っていました。

 

 

 

 

 

巣の中に入っているメス。

現在(6/28)のヒナの成長状況からすると

この時点で巣の中には卵があったのでしょう。

いや、もう孵化していたのかも?

 

 

 

 

 

6月5日。巣から身を起こすメス。

まだヒナの姿は見えません。

 

 

 

 

 

別角度から見てみましたが

やはり見えるのは母親だけですね。

 

 

 

 

 

その後、大分時間を置いて見に行きましたら

巣の中に大分大きくなったヒナの姿が。

この写真だと2羽姿が見えますが

後日確認したところ3羽いたようです。

(ちなみに撮影日は6/20になります)

 

 

 

 

 

6/21。前日よりも身を起こして

産毛に覆われた姿を見せてくれたヒナ。

やはり左の方にもう1羽いるのですが

恥ずかしがり屋なのか(違)やはり隠れています。

 

 

 

 

 

6/22の様子。初めて3羽同時に確認できました。

わかりにくいですが巣の中に1羽、

左側の枝の上に2羽います。

(相変わらず顔見せしているのが1羽なのはご愛敬)

 

前日までと比べて明らかに羽の色が

変わっているように見えますが……。↓

 

 

 

 

 

同じく6/22の様子。

こうして正面下方からのアングルだと

「まだ子供」というのがよくわかりますね。

 

 

 

 

 

6/23の様子。また2羽が巣の外に出ています。

 

 

 

 

 

クローズアップしてみると……

おお、今度は明確に羽の色が

変化しているように見えます。

 

ツミは大体、孵化後1ヶ月くらいで

巣立ちすると聞いております。

無事、繁殖に成功したと見てよさそうですね。

 

 

 

 

 

そしてこれが6/28の様子。

顔周りに白い羽毛がちょっと残っているのを除けば

ほとんど親と変わらないフォルムに。

 

 

 

 

 

まだ、母親から餌をもらっていました。

写真には写っていませんが

近くにもう1羽別のヒナもいました。

すぐ目の前が車道で、しかも公園は普通に親子連れで

賑わっているというのに、まるで気にした様子はナシ。

 

いや、もしかしたらカラス対策として

敢えてそういう場所を選んだのかも?

(人が多ければカラスは近づかないので)

 

いずれにせよ、僅か1ヶ月での成長ぶりを

実際間近で観察でき、良い経験となりました。

今はただ、親子に感謝するばかりです。

 

 

 

 

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