花と、緑と、鳥と、光の大都会(横浜みなとみらい) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

新年あけましておめでとうございます。

本年も何卒よろしくお願いいたします。

 

2023年最初の記事は、2019年以来長らくご無沙汰だった

クリスマスシーズンの横浜みなとみらい訪問記。

(厳密には2021年12月の講座で訪れていますが)

高島水際線公園から新港中央広場を経由し

山下公園、港の見える丘公園を歩いて回りつつ

最後に夜のイルミネーションを撮る……という

いつも通りのルートで散策しました。

 

写真は、高島ryの運河で見かけたユリカモメの群れ。

2019年と比べるとそこそこ数が多かった気がします。

一時期明確に「減った」と感じたこともありましたが

どうやら心配することはなかったようです。

 

 

 

 

 

 

そういえば高島ry周辺でデッキ工事が進められていました。

完成すると、橋の上から公園東端の海の方まで

ダイレクトアクセスできるそうです(右写真)。

あと、K-Arenaという新しいスタジアムも建設中(左写真)。

2023年にオープン予定の音楽専用アリーナだそうです。

恐らくこの施設へのアクセスを良好にするための

デッキ工事という面もあるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

臨港パークへ。何やら漁をしている方もいました(左)。

碇のシンボル周辺などには、パンジーやストックなどの

冬らしい一年草が多数見られ、彩りを添えています(右)。

 

 

 

 

 

 

新港中央広場を訪れたのは12時半くらい。

クリスマスにしては妙に暖かい日だったためか

セイヨウミツバチ(右)が飛んでいました。

 

ミツバチは冬季の間も成虫個体が普通にいますし

暖かくなれば巣箱を飛び出して吸蜜するので

そんなに珍しいことではありません。

(確かに2022年は例年より温暖でしたが)

なお、以前にも書きましたが、ツワブキを始めとする

冬季に咲く黄色い花は、ハエやハチなどを呼びやすい傾向があります。

 

 

 

 

 

山下公園に移動し、大桟橋に目を向けます。

ちょうど大型遊覧船が停泊しており、圧巻でした。

 

手前の海にはスズガモが多数浮かんでおり、

これまた前述のユリカモメ同様に

2019年の訪問時より数が多かったように感じます。

 

 

 

 

 

素潜りから上がったばかりのスズガモ♂

カモらしく羽毛が水を弾いていますが

そのせいでダラダラと冷や汗をかく

漫画キャラみたいな顔になってしまいました。

(例:奥さんに浮気がバレて汗だくな旦那の顔)

 

 

 

 

 

氷川丸の前に飛来していたアオサギ

カモメやスズガモ、トビなどは多いですが

本種が飛来するのはちょっと珍しいことです。

 

 

 

 

 

 

左:アオサギと氷川丸

右:アオサギを観察・撮影する来園者の皆さん

 

バーダーからはあまり注目されないアオサギですが

インパクトの大きいフォルムをしているためか

都心部の観光客には結構注目されるものです。

 

 

 

 

 

サンクンガーデンには、昨年と比較して

プリムラが多く植栽されているように見えました。

パンジー、ビオラ、ストック、アリッサム、

キンギョソウなどと並び、冬の花壇を彩る貴重な植物です。

 

 

 

 

 

 

以前にも紹介しました、山下公園内の日陰の花壇。

宿根草が中心なのでこの時期は花が少ないですが

葉の組合せで良い雰囲気を作っています。

また、有茎種のクリスマスローズ(右)が

早くも花をつけ始めていました。

 

 

 

 

 

ミツバチに続き、ムラサキツバメも1頭出現。

ご開帳シーンまで見せてくれました。

 

 

 

 

 

港の見える丘公園へ。

山下公園でもそうでしたが、クリスマス時点でも

まだ結構な数のバラの花が残っていました。

無論、気候変動の影響もあるのでしょうが

近年は遅い時期まで開花させる管理手法が

確立されつつあったり、元々花期の長い品種が

増えつつあったりもするので、一概には言い難かったりします。

 

 

 

 

 

港の見える丘公園の展望台周辺に

カラスに追われるノスリが出現。

先日、千葉公園でも似たようなシーンを撮りましたが

オオタカやチョウゲンボウに続いて

最近ノスリも都会進出しつつあるのかもしれません。

(昨年1月の皇居周辺の講座でも、ノスリは出現しています)

 

 

 

 

 

リニューアルオープンしたマリンタワーに登り

展望台から山下公園方面を見てみました。

大桟橋やインターコンチネンタルホテルなどまで

望むことができます。

 

 

 

 

 

大桟橋、赤レンガ倉庫、インターコンチネンタルホテル、

そして臨港パーク。夕暮れ時なのでやや暗いですが

昼間や夜景とはまた違う趣があるかも?

 

 

 

 

 

ここから夜景です。まずは山下公園。

リニューアルされたマリンタワー共々

新しいライトアップが多数見られました。

 

 

 

 

 

赤レンガ倉庫を手前に据えて。

 

 

 

 

 

大さん橋ふ頭ビルのプロジェクションマッピング。

静止画なのでわかりにくいと思いますが

映し出される映像はどんどん変化していきます。

 

上の山下公園のライティングにも

やはり同様に「動き」があります。

ほんの10年くらい前までは

これほど変化のある電飾は見られませんでしたので

イルミネーション界隈の進化を実感させられます。

 

 

 

 

 

新港中央広場にて。

シンプルな「線」の光を組み合わせて

近未来的な雰囲気を醸し出していました。

当たり前のように家族連れとリア充ばかりですが

もう今更気になりません。

 

 

 

 

 

いわゆるワープゾーンを彷彿とさせる

ドーム(左奥)の入口です。入場規制していたこともあり

かなり並ぶ必要があったのでドーム内には入っていませんが

ここが一番多くのお客さんを集めていたように見えました。

 

女「わーキレイ」

男「君の方がきれいだよ」

↑今時こんなやりとりする奴はいない……はず

 

 

 

 

【12/25 横浜みなとみらいで撮影した生きもの】

鳥類・・・アオサギ、ウミネコ、オオバン、カワウ、キジバト、スズガモ、トビ、ノスリ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ、ユリカモメ

昆虫類・・・セイヨウミツバチ、ナミテントウ、ムラサキツバメ

 

 

 

★次回、生きもの探索ツアー「首都圏生きものめぐり」は

 2023年1月15日(日)に開催いたします。

 行先は「茅ケ崎里山公園」でございます。

 現在お申込を受付中です。ご興味のある方はこちらよりお申込ください。

 (講座の概要につきましてはこちらをご参照ください)

 

 

【小学校6年生までのお子さんのご参加につきまして】

小学校6年生までの方は、初回500円でご参加いただけます。

ただし、御父兄の同行をお願いいたします。