6月20日（日）に開催します講座「首都圏生きものめぐり」の下見で、
酒匂川河口域と照ヶ崎海岸の両方を視察してまいりました。
講座の「プレ」としまして、こちらで紹介させていただきます。
中洲にはウミネコ（左）の集団のみでなく
アオサギ（右）も複数で固まっていました。
ツバメが河川敷に着陸（？）していましたが
どうやら泥浴びをしていたようです。
電線か巣にとまることがほとんどのツバメですが
先日のキバネryを撮影しにに行った時見かけたように
こういうシーンは割と公園・広場で見る機会があります。
（特に雨上がりは多い気がする）
ネジバナ（左）が開花し始めていました。
最も目にする機会の多い、在来の野生ランですね。
この日は天気が良かったこともあり
ベニシジミ（右）などの昆虫もそれなりに見かけました。
地味ではありますが、新顔の昆虫です。
オオウンモンクチバといいます。
遭遇率・・・３ （珍しくないらしい）
インパクト・・・２ （地味）
美しさ・・・２ （汚くはないですが……）
俊敏性・・・３
知名度・・・２ （一応図鑑には載っています）
……次会った時まで覚えている自信がまるでない。
ガチの河口。
この写真で向かって右側の方に海があります。
なんか工事中ですが、あちら側は渡ったことがないし
コアジサシがあの辺に営巣しているという話は聞かないので
特に問題はないでしょう。
この日はまだ時期が早かったのか、
なかなかコアジサシが見つかりませんでしたが
無事、中州に来ているのを見かけました。
6月中～下旬ともなればもう少し数も増えるはず。
ツアー当日に期待したいところです。
大磯へ移動。ここから照ヶ崎海岸に向かいます。
駅舎の中には今年もツバメが営巣していました。
本当に糞が落ちてくることがありますので要注意。
唐突に駅のホームに出てきたコクワガタのメス。
随分前倒しに出てきたなという印象と
それ以上に「なぜここに？」という感が。
夜中に光に釣られて飛んできたのが
たまたま私の所に落っこちてきたのでしょうか？
津波が来た時のため、こうした防波堤も設けられています。
所々階段があったり開閉式のゲートがあったりして
海岸線の街らしい津波対策が確認できます。
照ヶ崎海岸に到着後、10分ほど待機すると
アオバトが集団でやってきました。
見た限り、この日は12羽。
もちろんこの数については毎度決まっておらず
多い時には30羽近くで現れることもあります。
岩礁に降り立ったアオバトたち。
波が打ち付けると驚いて逃げてしまうので
撮影チャンスは長くて約40秒。酷いと数秒なんてことも……。
静止したアオバトを手早く撮影。
悠長にベストポジションを探っている余裕などなく
運にも左右されます。着地する位置をある程度予測し
そこに予め焦点を合わせて待機するのがベターかと。
これは若い個体……なのかな？
まだちょっと色が薄いです。
光条件が悪いとうまく撮れないことも多いですが
今回はそれなりに良い写りだったかもしれません。
20日の本番はこれよりも数が減るということは
まずないと思いますので、期待したいところですね。
【6/8 酒匂川河口域＆照ヶ崎海岸で撮影した生きもの】
鳥類・・・アオサギ、アオバト、イソヒヨドリ、ウミネコ、キジバト、コアジサシ、コサギ、ツバメ、トビ、ハクセキレイ、ムクドリ
昆虫類・・・オオウンモンクチバ、コクワガタ、ササグモ、ショウリョウバッタ、セイヨウミツバチ、テングチョウ、ベニシジミ
その他・・・ミミズ
★次回、生きもの探索ツアー「首都圏生きものめぐり」は
2021年6月20日（日）に開催いたします。
（19日はお休みとさせていただきます。ご了承ください）
行先は「酒匂川河口＆大磯 照ヶ崎海岸」でございます。
現在お申込を受付中です。ご興味のある方はこちらをご覧ください。
【小学校6年生までのお子さんのご参加につきまして】
小学校6年生までの方は、初回500円でご参加いただけます。
ただし、御父兄の同行をお願いいたします。
