あまりにも雨天続きでフラストレーションがたまりがちな今日この頃。
先日のサラサウミウシとの遭遇始め、それなりに収穫はありますが、
昆虫との遭遇率が格段に落ちているため、
早く梅雨明けしないかと首を長くしている今日この頃です。
でも、干潟のカニ辺りなら雨でもそれなりに出てくるかと期待し
この日は午後から小網代の森に出かけました。
先に三崎口の駅前で昼食を済ませます。
ねぎとろユッケ丼定食。漬物等諸々込みで1000円でした。
この時期になると、それまで小川沿いにいたカワトンボは姿を消してしまいます。
……いや、先日の鎌倉湖と同じで、上から雨滴がぽたぽた垂れていたので
どこかに姿を隠して雨宿りしていたのかもしれません。
ヤマユリ(左)とヤブミョウガ(右)がちょうどシーズンを迎えました。
でも雨と曇天のせいか、ヤマユリがちょっと元気ないですね……。
このほか、ハンゲショウも見頃を迎えています。
小網代の森では至ってポピュラーで、川の上流から下流まで全域で見られます。
手すりを歩いていたハラビロカマキリの子供。
この時期のカマキリで識別できるのは、
私のスキルではぶっちゃけ本種だけです(汗)。
雨に濡れてジッとしているヤブキリ♀。
気温もあまり上がらないので、昆虫にとってはしんどい環境でしょう。
河口の干潟まで降りてきました。
いい感じに潮が引いていて干潟観察にはうってつけなのですが
如何せん雨が邪魔で、悠長に撮影している余裕がありません……。
傘なんか差していたらマトモにカメラ構えていられませんし。
一応、想定通りカニ自体はそこそこ姿を見せてくれました。
チゴガニが踊っていましたし、コメツキガニの姿も確認しています。
ヤマトオサガニ。ここでは非常にポピュラーなカニです。
地味な色で砂と同化しがちですが、サイズが大きいのですぐ見つかります。
岩の下に隠れていた、(多分)ケフサイソガニ。
こういう小さくておとなしい奴なら手で捕獲して観察できますが……↓
毎度見るたびに思うのですが、
これだけは絶対に無理。
クロベンケイガニは、サイズだけならショウジンガニよりも小型なのですが
その中途半端な小ささとずんぐりとした持ちにくい身体つき、
そしてこの手のカニ共通の俊敏性ゆえ、とても手を出す気にはなれません(汗)。
背中から持とうとしても、身体が小さい分ハサミが背中に届いてしまうので
迂闊に手をだすと返り討ちに合います。
最後に、小網代のシンボルであるアカテガニ。
本種はクロベンケイガニよりも小さく、身体がやや平べったいので
コツさえつかめば素手でも簡単に捕獲できてしまいます。
とは言え、穴暮らしの彼らを強引に引きずりだすのはマナー違反というもの。
そんなことしなくてもここにはわんさかと暮らしていますので
時季を外さなければ撮影するのも簡単です。
もういっちょアカテガニ。こちら向きです。
カラーバリエーションが豊富なカニなので
識別には毎度苦労させられます。
帰りにリビエラ方面へ。自販機に記載されていることからもわかるとおり
地元企業も小網代の環境保全に一役買っています。
そしてこういう時、シンボルとなるのはやはりアカテガニなのです。
ここのアカテガニは、
毎年必ず撮影するように自分の中でルール付けている生きものの一種。
本当は夜の産卵シーンを今一度撮りに行ってみたいのですが、
費用のかかる観察会に参加しないといけないんですよね……。
とりあえず今年も元気そうで何よりでした。
【7/7 小網代の森で撮影した生きもの】
鳥類・・・カワウ、ツバメ、トビ
昆虫類・・・アオクサカメムシ、ジャコウアゲハ、タンザワフキバッタ、ハエトリグモの一種、ハナグモ、ハラビロカマキリ、ヒカゲチョウ、ベニシジミ、ヤブキリ、ルリシジミ
その他・・・アカテガニ、クロベンケイガニ、ケフサイソガニ、コメツキガニ、ダイダイイソカイメン、チゴガニ、ヤマトオサガニ
※雨天につき、さすがにポケGOの記録はありません。