今思えば、確かに毒々しい外見……(赤城自然園のアサギマダラ) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

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雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

群馬県渋川市の赤城自然園

プライベートで足を運んだのは初めてです。

ようやく土日祝日限定で渋川駅からの送迎バスが出るようになったため、

車のない私でも普通に行けるようになりました。

 

ここはアサギマダラが秋に飛来することで有名です。かなり多数飛来し、

それこそ、この時期足を運んで「会えないということは絶対ありえない」くらいです。

秋の赤城自然においては最大の見所となっているようで、webサイトでもトップに表示されます。

 

 

 

 

 

アサギマダラといえばフジバカマに飛来することで有名ですが、

結構他の花にもやってきます。あまり選り好みはしないみたいです。

 

 

 

 

 

 中途半端にご開帳した個体。アザミの花にて。

……ん?翅に文字が書いてありますね。

 

 

 

 

 

 この紙に書かれている文字は、赤城自然園でマーキングされたものを意味します。

この後もいくつか翅に文字の書かれた個体を見かけましたが、全てここで書かれたものでした。

遠方から旅してきた奴とかいたら面白かったんですけどね。ちと残念……。

 

 

 

 

 

クローズアップ。

アサギというのは翅の色のことですが、後半の「マダラ(斑)」はボディの柄を意味します。

 

 

 

 

 止まったままなかなか動かなかったので、ちょいと捕獲してみました。もちろん素手で。

こうして手に持ってみるとよくわかります。コイツ、かなりデカいです。

アゲハ蝶と比べてもひけをとらないほど。

 

何?もっと間近で拝みたいと?

 

 

 

 

 

 

顔を思い切り接写してみましたが……後悔してます(汗)。

意外とキモかった……。

このアサギマダラは幼虫時の食草が毒を持っているため、成虫もまた体内に強いを持っています。

この派手な模様は、鳥などの天敵に対するある種の危険信号なわけですね。

まあ、食ったりでもしない限り(多分)人間に害はないので、安心して撮影を楽しみましょう。(爆)