生きものとの遭遇って、案外こんなもんです | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。


今年初めて出合ったゼフィルス。種はアカシジミです。

私がこのチョウを初めて撮影したのは、一昨年の狭山丘陵でした。


で、上の写真はどこで撮ったのかといえば……

なんと西武ドームの中



「国際バラとガーデニングショウ」ってご存知でしょうか?

毎年5月に西武ドームで開催されている、日本最大級のバラとガーデンの祭典です。

仕事上、毎年取材に来ていますが、このイベント中はドーム内にコンテストガーデンという

小規模な創作ガーデンが数多く並び、ちょっとしたお花畑のようになります。

そして、野球中継などを見るとわかる通り、ここはドームといえど閉鎖空間ではなく

屋根がある屋外球場みたいなものですので、よく外から鳥や虫が入ってきてしまうのです。


チョウにしてみれば、あちらこちらに「ごちそう」があるようなものですからね。

ここは狭山丘陵からも近いですし、飛んできたとしても何ら不思議はありません。

生きものとの出合いは、時として突然、思いがけないところでやってくるものなのです。





これと同じ理論で、街中でばったりシカアナグマに出くわすとか……ないっスかねぇ……。





【まるで関係ない余談】

うちのマンション、なぜか私の部屋の前だけお化け電気になることが多い。