心身共にジタバタ走っておりまして、また放置ブログになってしまいました。
その上に何故かブログに写真がアップ出来なくなりまして。
色々といじってみたけどダメです。
なので、色気のないブログです。
前回にお薬止めます宣言で皆を焦らせたクライアントのことを書きましたが、別に彼女だけの事ではない。薬にトラウマの人は多いもんです。
アメリカの医療も薬をせっせと出すパターンが多いです。正直言って、薬で治ってるんか抑え込んでるだけなんか、よー分からん状態も見ます。
持病が糖尿病に高血圧に高コレステロールに云々とリストが増えると当然、お薬の種類も増えますわな。
中には10種類近く出されてる強者もいて、そりゃメンタル疾患のある人には超ストレスになってるのも無理はない。
糖尿病等の持病持ちは多いんです。
だってね、問題は生活習慣、食習慣。
これは投薬では治らんです。
殆どのグループホームで出る食事は冷凍揚げモン、安モンのホットドッグに缶詰コーンにポテトフライてな、不健康を後押しするような悲惨なもんです。グリーンの野菜は無いに等しいか、あっても塩分の濃い缶詰野菜が出るだけ。安くあがるからね。
大抵のクライアントの血液検査でプロテインやビタミンDなど多種の必須栄養素の数値が低いのは当たり前ですわな。そりゃ糖尿病にも高コレステロールにでも何でもなりやすくなるでしょう。
最近、あるクライアントに精神科医が抗精神病薬使用でよく出る副作用のジスキネジア(手の震え等の意思に反した身体の動き)の為にビタミンEを処方しましてん。
このクライアントは持病で既にお薬が幾種類もあって、それ以上増やすのを嫌がったんです。それで医者が通常出される抗ジスキネジア薬の代わりにビタミンEを提案したんです。
クライアントはビタミンと聞いてOkを出したです。
これが効いて、飲み出すとジスキネジアがピタリと止まったのは魔法やった。
長年この仕事して来て、精神科医がこういう目的でビタミンを処方したのを見るのは初めて。
いささか前からクライアント達の栄養貧困生活の心身へのインパクトが気になっていた私には考えさせられる例でした。
アメリカではオーソモレキュラーと呼ばれる療法で身体の病気だけでなく、統合失調症の症状も改善された事例とかもあるけど、巷のクリニックではむろんそういう目的でのビタミン、ミネラルの使用は見かけませんな。せいぜいマルチビタミンの処方くらいです。
薬漬けで薬トラウマで結局、薬も飲まなくなる、食事は栄養価ゼロに近いものを日夜食べている人達にビタミン等で身体と頭に栄養補給したら回復の早道になるんと違うんかいな、と私は思うんです。
ビタミンやったら飲むのに抵抗感無いでしょ。このジスキネジアのあったクライアントみたいにね。
ちょっとづつ、その辺の知識を増やしていきたいと思ってます。
自分が医者だったらなぁ、とこういう時は思います。