クライアントにたかる家族達 | ココロはかき卵

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良いも悪いも思い切りてんこ盛りの東海岸の街で日々、ホームレスやmental illness、薬物依存症と向き合う日々の徒然。

前回書いたクレジットカード問題。 


昨日、またクローズドしたそのカードを盗っ人が使用した報告のメールがカード会社から送られてきた。 


またしても東京のAmazonで今度もセコく$3.75の購入。まだお試しやな。 

ムロン、クローズドしてるので課金はされんけど。。。


Amazonのアカウントがハックされてると思う。 

閉じるのが難しいと聞いたけど、閉じるつもりです。(早よせい、って😅) 



さて、今日はクライアントのお引越しでした。 


居候していた姉の家からグループホームに移りました。 


結構広い自分の部屋とバスルームが持てる滅多にない環境のグループホームなので、クライアントは大喜び。 


姉はメンタル症状ゆえの行動の理解とかその対応の知識とか無いので、クライアントとの間でしょっちゅう問題が起こっていたので、その方がいい。 


この姉のようにクライアント達の家族がクライアントケアに関わることもあるけど、大抵は良くない理由が多いんです。 


それは、 


お か ね $$$ 


ですワ。 


クライアントの福祉受給金を当てにする悲しいケースがとっても多い。 


ホームレスになって欲しくないからウチに住まわせるの、とか家族は言うけど、実態はそれでクライアントに結構な生活費を要求するケースがほとんど。 


中にはクライアントの毎月受給額の80%くらいをクライアントに請求してる家族もあるんです。 

クライアントが大食らいだからそれくらい出してもらわんと、って言い訳した家族には笑った。アンタの高校生、大学生の息子二人の方がよっぽど食うやろー!


アメリカには貧困層へのフードスタンプ受給制度もあるのですが、そのフードスタンプもアンタ、ウチでご飯食べてるからって言って自分達で使う。 


クライアント達は彼らの家族のええカモですワ。


ホームヘルパー制度にも問題あり。 


アメリカのホームヘルパー制度は日本とかなり違います。こちらではホームエイドと言って、それ専門のエージェンシーがわんさとある。 


ハッキリ言って、エイドの質は信用出来んケースが多いです。エイドがクライアントの金や物を盗んだケースも多々有り。


州の福祉局が申請者にホームエイドサービスを承認すると、本人はエージェンシーを選んでエイドを得る手続きをします。ホームエイドサービス費用は州持ち。 


問題は家族が簡単にエージェンシーに登録して自らクライアントのホームエイドになれること。 


おうちで家族がケアしてあげられて、家族の時間や経済負担もこれで軽減出来るというコンセプトという訳やけど、これがtricky。 


大抵の家族はエイドとしてトレーニングもしないし、貰えるサラリー目当てでケアなんかしますかいな。

加えて福祉受給金やフードスタンプもクライアントから搾取して自分たちが潤うという悪質な例が山ほどですのん。 


 このクライアントの姉はクライアントが出ていくのが分かってるのにホームエイドサービスの手配をしたのが発覚。 

自分をエイドとして登録して、居ないクライアントのケアでサラリーを取る手はずというのが見え見えです。 


どういう神経やろ。プンプン


エージェンシーのほとんどはエイドがちゃんと仕事してるかのモニターもフォローもいい加減やから、こういう家族が美味しい思いをするというのはどうも許せん。

州福祉局はそういう事を把握出来ないからね。 


このようにクライアントの人生の色んな事柄に関わる羽目になるケースマネージャー職。 


国や州の福祉や保険、低所得層向けの住宅システムなどの穴あき部分や越せない壁に対立する度に、いったい自分はどれだけ役に立ってるのか、とジレンマに襲われます。


あまりメンタルにいい職ではありまっせんな。