Analysis of football data_サッカーデータ・スコア解析ブログ -24ページ目

Analysis of football data_サッカーデータ・スコア解析ブログ

ヨーロッパ7大リーグ出場全選手のデータを使って選手やクラブの解析をしています。

ついでに英語の練習中
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どうも、Schusseです。

今日は前回書いた通り、唯一ランキングを発表していないポジション、ウィングバックを見ていこう。

今まではこのポジションは可視化していなかったが、アモリムになったことで俄然重要性が増してきた。

通常であればWBにはサイドと同じ足を利き足とする選手(右WBなら右利き)を置くのがセオリーだったが、アモリムは片方は逆足にしたがる傾向がある。

そうなると、両サイドとも左利き、もしくは両サイドとも右利き、というかなりトリッキーな状態が生ずる。さらに、その中でも、片方は攻撃的だけど守備もしっかり出来る選手、もう片方は守備的(つまりSB的)だけど攻撃でも武器を持つ選手、のペアが好まれる。

じゃあ、利き足側のサイドを攻撃的にすべきか、それとも逆足側のサイドを攻撃的にすべきか、という問題もあるが、傾向としては逆足側に攻撃的な選手を使う割合が高いように感じる。

 

まず現有戦力を見ると、攻撃的な選手としてはディアロ、アントニー、ガルナチョ(左、左、右)。

SB的な選手としてはダロト、マズラウィ、ショー、マラシア(右、右、左、左)だ。

ただ、ガルナチョは守備力不足。ショーは常に不在。マラシアは実力不足。となると、使えるのは、ディアロ・アントニーの攻撃的左利きペアと、ダロト、マズラウィのSB的右利きペア、となる。

すると、どう組み合わせても、「両サイドとも逆足」になってしまう。ただ、現状はこれがベストだろう。

そうなると、必然的に補強対象は「守備も出来る右利きウィング」or 「攻撃も出来る左利きSB」となる。

ただ、ガルナチョとマラシアだと圧倒的にガルナチョの方が使えることを考えると、「攻撃も出来る左利きSB」の方が優先順位は高いように感じる。守備も出来る右利きウィングも欲しいが、攻撃的な選手を取るなら、WBよりシャドーの方が優先順位は高い。なんせ、マウントが再離脱して、適任者が(WBと被る)ディアロしかいなくなってしまったからだ(ブルーノはCHの方が良いし、ザークズィーもここであんまりハマっている感が無いし、エリクセンはそこまで走れないし(自分は好きなんだけど)、ラッシュはゴミだし。ガルナチョには期待しているが今のところシャドーではハマらなさそうだし)。

 

まぁ前提はこんなところにして、候補となる選手のラダーを見に行ってみよう。ちなみに、WBとしての偏差値は、ウィングとしての偏差値と、サイドバックとしての偏差値の平均値とした。

左利きから見よう。現有戦力はこちら。

 

 

ショーは昨年はほとんどセンターでの出場だったので参考記録。レギロンは前半だけで出場時間がさらに短いので参考記録。マラシアとディアロはほとんど出場が無かったので有用なデータすらない、という状況で、まともに解析出来たのはアントニーだけだ。

断然決定力(npG-npxG)が低いし、アシスト期待値(xA)もウィングにしては低いし、クロスはレギロンやショーより低い有様。だが、やたらとTkl+Int(成功タックル+インターセプト)とShot creation diffencive actionが高く、Pass blockも偏差値70超えだ。

これ、どう見てもウィングじゃなくてウィングバックだろ。

結構使えるんじゃないか、と個人的には期待している。

 

では、トップレベルと比較しよう。

 

 

噂にも出ているラウムはプロファイルとしてはほぼ完ぺきだ。出来ればWBには溜めの時間も作って欲しいので、キャリーはもう少し欲しいところだが、左利きWBはどちらかと言うと守備的な選手を欲するのでOK。

それにしてもアントニーはラウムより守備は良いね…。

ルイス・エンリケはより攻撃的だが、タックルやパスブロックは悪くない。ただ、出場時間が短すぎるので参考記録。

 

 

こちらは、攻撃力の高いサイドバック(or WB)の二人。ホイルンドがヘディング強ければうってつけだが、そもそも彼らは取れないだろう。

 

 

メンディもやたらとクロスは多いが、アシスト期待値はそこまで高くない(アントニーよりは上だが)。ただ、Long key passも多いのも魅力。しかし、守備がざる過ぎる。Iling-Juniorは正直見たこと無いんだよな。成績的には興味深いが、こちらもxAが低いのは気になる。しかし、アントニーと同等程度の守備力を加味すれば考慮の余地はあるだろう。

 

 

カイオ・エンリケはいつでも候補。問題は他のリーグでもこの成績が残せるか、ってところ。Yangwaはより守備的だが、クロスの一芸はマラシアよりありそうだ。

 

 

ミッチェルスタットは攻撃面で飛びぬけた点は無いが、守備は抜群。安定感もあるし、ビルドアップという点でも落ち着いてみていられる。

コスティッチは移籍してから良さが無くなってしまった。年齢考えても難しい。

 

 

この二人はどう考えても攻撃的な選手。守備力的には不安大。ゼグロバはアントニーの代わりとして使うならアリかもだが、攻撃的なWBは右利きが欲しい気がする。

 

 

スソは、何だかんだ言って悪く無いんだよなぁ。xAも高い。まぁ当然、守備が穴なのでWBとしては厳しいが。Pedrosaは正直見たことが無いの何とも言えない。クロスブロック出来る選手は貴重なので使い出はありそう。

 

 

アフォンソはバリバリのウィングだった選手だし、バイエルンなので攻撃のスタッツに秀でるかと思いきや、攻撃面は大したことがない(xAはアントニーより低い)。一方守備面は総じてソツなく出来る。WBに向いていそうな印象はあるがどうなのだろう。スタッツ見ると分からなくなる。どちらにしろ、高額過ぎてちょっと二の足を踏むだろう。

グリマルドは超絶優秀だが薬屋に長く留まって欲しい。

 

 

エンクンクはバランス型としては魅力的なスタッツだ。全てを高いレベルでこなすことが出来る。ギャロは見たこと無かったがクロスは良さそうだ。

 

 

エストゥピニャンとビラーギはどちらもかなりバランスの取れたタイプ。SBに置いて安定化を図りたいなら良いが、WBに置いて攻撃面も求めると(特にエストゥピニャンは9ちょっと厳しいかもしれない。ビラーギは冬の移籍の可能性がかなり高まっている(ゴセンスに出場機会を奪われ、2ndチョイスもパリージとなってしまっている。個人的にはパリージが好きなんだけど)のでワンチャンあるかもしれないが、年齢考えると頭数増やす程度の効果になるだろう。

 

 

サカは非常に良い選手でWBも出来るが、それだと良さを殺すだけだろう。当然、獲得も不可能だ。Besteはベンフィカでそれほど出場機会を得られていないが、WBは彼にとってベストポジションに感じる。可能性あるのではないか。プレースキッカーも出来るのもポイント高い。

 

 

ツミカスはいっつも良い選手、あんまり使わないなら下さい。Operiという選手は見たことが無いが、クロスのキーパスが多いのは印象が良い。またクロスブロックも多い。これが出来る選手はありがたい。

 

 

レギロンは結構良かった。WBとして考える場合には攻撃力不足な感は否めないが、SBで考えるならマラシアより断然良かった。

 

 

噂に上がるロビンソン。インターセプトは鬼のようだが、それ以外にはこれと言った特色も無い。xAも低い。サブSBなら良いが、メインWB貼らせようと思うと、値段考えてもちょっと候補にしづらい。

Chavarriaは見たこと無いがこちらもWBにするならもう一声欲しい。xAはロビンソンより低い。

 

 

ハビ・ガランは悪い選手じゃないけどね、やはりWBには攻撃力不足。あと去年ペリストリにやられていた印象が強い。ヴィテクはkey pass多いのが好印象。もう少しキャリーが出来ると良いんだけど。キャリーが多い選手はボールを持てる選手であることが多いので、ビルドアップ時にためを作れる。これがアントニーをWBに置いた時のメリットの一つでもある。その後突っかけてボールロストすると、後ろにSBがいない分ヤバくなるけど。

 

 

OuattaraはSBとしてなら良い。WBとしては攻撃力不足。マヌ・サンチェスはクロスブロックだけやたら秀でているな…。こちらもSB寄り。

 

 

この辺りになって来ると、アントニーで良いよね、となる。特に、リーグアンならもう一回り高い偏差値が欲しい。

 

 

マートセンは高すぎ。バランスはとれているがxAも低い。Buenoはまだ見たこと無い。

 

 

ガヤは普段はもっと偏差値上位に出るが、去年はかなり低かった。衰えに依る物なのか、チーム状況による物かは分からないが、ちょっと選択肢には入れづらくなってきている。

ゴセンズの長所は相変わらずゴールだ。守備の強度もそこそこ高い。ただ、オンザボールでの仕事には期待出来ないので、チームによって要不要は大きく分かれる。今のユナイテッドなら多少はハマりそうな気はするが、フィオレンティーナに移籍したばかりだし、出場機会は掴めているので無いだろう。

 

 

個人的に推したいマクニール。ある程度の守備強度と、高いドリブル技術・キック性能はかなりプロファイルには合致している(去年はドリブルがメッキリ減っているが)し、何よりユナイテッドユースだ。実は、延々と続いているユナイテッドのユース主審選手連続出場記録(何十年と続いている)はそろそろ終わりかと思っていて、ラッシュは退団(むしろして欲しい)、ガルナチョは戦術に合わないのでレンタルさせるべき、メイヌーも個人的には成長のためにレンタルさせるべきと思っていて、そうなるとエヴァンスを毎試合出場させないと記録が途切れる状態になる。そういう面でも、マクニールはターゲットとして程よい。他には、夏でフリーになるアンヘル・ゴメスを戻す手もあるが。あ(あとはワンチャン、ポグバ狙いに行くって手もあるけど…)。

フラン・ガルシアは成績はそんなに良くは無いが参考として置いてみた。クロスブロックは優秀だが他は改善の余地アリだ。

 

 

テオは攻撃全般は良いが守備が低い。アントニーにも及ばない。ただ、WBと考えればアリだ。一方ククレジャは攻撃的な選手のイメージが強いが、スタッツは完全守備寄りで、これだと攻撃面ではほとんど期待できない。

 

 

ベテラン二人。一時期プレミアでは無双を誇ったディーニュも、かなり大人しくなった。とは言え、マートセンにスタメンの座は譲っていないから立派ではある。ゲレーロは色んなポジションで働いているので、スタッツにすると特徴が見えなくなってしまう。その点では損していると思える。

 

 

アンヘリーニョも移籍を繰り返してかなり大人しくなってしまった。バルデはまだまだこれからだろう。今のところ特に何もしていない。

 

 

ルイス・ホールもまだこれから。守備は良いので後は攻撃面でどれだけ貢献できるか。特に最終局面で。チルウェルは怪我を繰り返すうちに随分と落ち着いた選手になってしまった。

 

 

カンビアッソは個人的には結構お気に入りなのだが、スタッツにすると全く良さが見えてこない。金額考えても、これだとステイだろう。それよりさらに高いアイント・ヌーリだが、こちらもスタッツではさらに良さが見えてこない。こちらもステイだろう。

 

 

ウドジーはもっと大暴れすると思ったんだけどなぁ。まぁまだ若いからこれからか。

 

 

他に最近話題に出ているのがケーレズだが、こちらもスタッツ的にはまだまだまだまだだ。特にWBで考えると攻撃力が足りない。ディアロは去年はほとんど出場時間無かったの完全に参考記録。

 

 

攻撃的な選手だと、Del Castilloは割と優秀。だが、攻撃的な選手が欲しいとは言え守備はもう一声欲しい。

 

 

ディエゴ・リコは年ではあるが、クロスはかなり使えるし守備性能も高い。欲を言えば、これだけクロスを出しているならもう少しxAは高く会って欲しいところではあるが。シュテーガーは割と中での仕事も多いイメージではあるが、xAの高さはかなり魅力的だ。守備はアントニー以下だが、物凄く使えないというレベルではない。

どちらも30歳以上だが、お金がないユナイテッドとしては、短期の解決策になり得るベテランは一考の余地がある。将来的にはカレーラスを買い戻す、アマスの成長を待つ、とかって手段を取り得るからね。

 

 

ペドラザも、一時期よりはかなり市場価値を落としてはいるが良い選手だ。こちらはxAも高い。ドゥエはどうせ取れないから参考記録とするが、攻撃に持ち味がある選手にしては守備性能もまぁまぁだ。まぁ今からは取れないけどね。

 

 

Doughtyは中々良い仕事をする。Long Key passも使えるのが印象良いし、守備もアントニーと同じくらいの仕事は出来る。アンジェロはまだ若いので今後次第だが、面白そうではある。

 

 

Bakwaはスタッツ的には大きく秀でている部分は無いが、平均的に能力が高い。まだ若く伸びしろもあるので注目に値するだろう。

Baileyはスタッツ的にはどう見てももう少し前で使った方が良さそうだが、レバークーゼンではWB的に働いていたこともあるので、役割与えればその役割の中で輝くことも出来る選手だ。個人的に好きなので応援したい。もちろん来てくれても嬉しい。

 

 

ズーレは攻撃性能的にはアントニー以上、守備性能的にはアントニーを全体的に弱くした感じ。WBに使うならアントニーで良いが、オプションとしてはアリ。ローマであんまり上手く行っていない印象だし。Akhomachはビックリするほどアントニーとスタッツが似ているが、パスブロックは少ない。まだ20歳なので今後を楽しみにしたい。

 

 

一昨年は良かったパリージと、エンポリでその後釜になったカカーチェ。去年はどちらもパッとしない成績に終わった。特にパリージはポテンシャルあると思うので、もっと使って欲しい。

 

どうだっただろうか。

スタッツを見た限りでは、この中で候補として面白そうなのはまずラウムとマクニール。

次点はルイス・エンリケ、Iling-Junior(アストンビラに移籍しちゃったが)、カイオ・エンリケ、ミッチェルスタット、ペドロサ、エンクンク(フランクフルトの方)、ベステ、Del Castillo、ディエゴ・リコ、シュテーガー、ペドラザ、Doughty、と言ったところか。やはりある程度攻撃力重視したいので、ラウムやマクニールのようなファイナルサードでも仕事が出来る選手を選びたいところだ(左利きは守備も出来る選手が欲しいとは書いたが、それでも一定の攻撃性能は欲しい。5トップになるのだから。そして、ラウムとマクニールは、攻撃力は高いが守備もある程度出来る)。

それ以外では、今回の解析対象外(5大リーグ外)として、我らがアルバロ・エルナンデス・カレーラス(買戻しは2000万ユーロとか言われているけど)、アヤックスでうまく行っていないソサ、元フィオレンティーナのテルジッチなどはターゲットになり得る。

 

とは言え、当面はアントニー、ダロト、マズラウィ、ショーの4人で良いとは感じる。ダロトとマズラウィの両翼だと少し迫力に欠けるので、アントニーをもう少し使ってあげて欲しいのと、ちょっと待てばアマスが成長してくる。アントニー不在時の攻撃的オプション込みでラウムとマクニールはアリ、という感じだろう。カレーラスは買戻して欲しい。

ただ、攻撃的オプションが欲しいならディアロをこのポジションで使うことも可能なので、出来ればお金はやはりこのポジションではなくシャドー優先、次いで点の取れるストライカー、ウガルテのパートナー(ブルーノをパートナーにするなら優先度は低下する)、として欲しいところだ。WBはその次で良いだろう。

 

次回は右利きのWB候補を見ていきたい。