来年どうするユナイテッド5:ショーのバックアップを考える | Analysis of football data_サッカーデータ・スコア解析ブログ

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どうも、Schusseです。

どうしようもないユナイテッドをそれでもある程度何とかしよう企画。今回は、レフトバックの補強について考えてみよう。

 

もちろん、スタメンはショーで安泰だ。レベル的にも不満は無い。ただ、欠場が多すぎる。そうなると、ダロトの負担が増えすぎる。

そして、マラシアはバックアップのレベルに達していない(おまけにほとんど今年は不在)。

 

ということで、レフトバックは「絶対的なレギュラーがいるのでお金はかけられないが、出場機会は多くなるのできちんとした実力者が必要」という非常に困ったポジションになっている。

ゲレーロ取れていたらなぁ。

 

では本題。偏差値と市場価値の比較がこちら。

 

 

トリッピア、マリオ・ルイ、ソサ、テルジッチがトップ4だ。この中で狙えるとしたら後者の二人だろう。

狙え無さそうな選手や年の選手、出場時間が短い選手を除くと、次がビラーギとアクーニャ、ガヤ、ハビ・ガラン。その下にはショーとダロトが来る。

それ以外に偏差値54を超えるのはミランダ、キリヤコプロス、レギロンくらいだ。こう見るとレギロンは(少なくともマラシアよりは)よっぽど良かったのではないか。

また、そのちょっと下にはテレスもいる。テレス残して置いたら良かったのになぁ、と今でも思う。

 

 

ということでラダーも見てみよう。

 

 

ショーは3年前が最強だった。去年は攻撃的なスタッツがかなり低下したが、センター的な役割に移ったことが原因だ。一方守備は一昨年低下したが、昨年は3年前の水準に戻った。ただ、肝心のクロスブロックは一昨年以外は低い。

 

 

マラシアは1年分しかデータが無いが、特に攻撃面で何もやっていないことが分かる。

 

 

テレスはそれよりも、圧倒的に万遍なく良い。

 

 

ダロトは守備も攻撃もどちらもある程度ソツなくこなせるようになった。ただ、去年のショーとかなり似ている。ドリブルが伸びてきているので、もう少しクロス・キーパスを増やしてほしい。

 

 

テルジッチは2年分しかデータが無いし、一昨年は出場時間が短いのでちょっと信頼性に欠けるが、攻撃力は文句なしだ。ただ、守備面がかなり気になるところ。

 

 

一方ソサはデータは十分だが、すべてブンデスなのでちょっと下駄を履いている可能性はある。また、テルジッチと同じで攻撃力に大きくステータスを割いたような選手なので、やはり守備力は4バックで使うには心許ない。

 

 

その点、アクーニャは攻撃、守備両面で安定した貢献が期待できる。信頼性も完璧だ。課題は年齢くらいか。ただ、将来的にはカレーラスにこのpositionを譲ることを考えると、そこまで大きな問題にはならないかも(どうでも良いけど、ここ2-3試合くらいカレーラスはベンフィカで良い仕事をしている。完全に攻撃全振りタイプなので守備には相当不安が残るが)。

 

 

テルジッチを抑えてフィオレンティーナでスタメンを確保していたビラーギも、どちらかというと攻撃的なレフトバックだ。安定感も魅力だが、やはり年齢はちょっと問題になるか? このスタッツの選手が欲しいなら、テルジッチやソサでも良い訳だからね。

 

 

ハビ・ガランも安定感という点では可能性アリ。もう移籍先が決まっていそうな気はするが。それと、もう少し彼の場合は攻撃面での目に見える貢献が欲しいのと、この前ウチのペリストリに結構良いようにやられていたので個人的な印象はあんまり良くない。

 

 

キリヤコプロスも悪くないと思うんだけどね、なかなか大成しないどころか、サッスオーロでも出番があまり回ってこなくなっちゃったね(そして移籍)。ツミカスみたいな活躍が出来そうな気もするんだけど。

 

 

ミランダはまだ若いし今後が楽しみな選手。だが、あと一歩な印象は否めない。攻撃面で、俺はコレ!というような武器が欲しい。あと、控えに回る公算が高い以上、若い選手の芽を摘みたくない、というのもある。

 

 

エストゥピニャンは3年前素晴らしかったが出場時間は短め。ブライトンでも印象的な活躍は見せてくれているので候補としては興味深いが、ちょっと高額になりそうな気がする。

 

 

レギロンもまぁ悪くは無い。ただ、去年は出場時間が短すぎ。そして、そのせいでクロスブロックがとてつもなく多い計算になっており、これが偏差値を押し上げている。とは言え、マラシアよりは使えるだろう。

 

 

ここからは、最初には言及しなかった選手達。

 

 

フランクフルトのLenzはこう見ると安定して特に攻撃面で持ち味を出せていそうに見える(2年連続で高い)が、どちらの年も出場時間はかなり短い。試合終盤で主に出場するので、その辺りの下駄を履かされている可能性は否定し切れない。また、ウィングバックとしての出場も多いだろう。それにしては守備も悪くは無いが。

 

 

ロビンソンはプレミアに既に馴染んでいるという点で興味深いが、もう少し攻撃における武器が欲しい。また、フルハムとの交渉はタフだろう。

 

 

パリージは個人的にはかなり好きな選手。ラダー的にはまだ改善点は多いが、同世代の中では抜けている。最近かなりドリブル技術が向上して来たので、今年のスタッツが楽しみだ。彼も今年はフィオレンティーナである。

まぁでももう少し様子見かな。

 

 

最後にガヤ。まぁ彼を実際に獲得することは無いかな。

 

こう見ると、攻撃的に行きたいならテルジッチかソサだ。二人とも5大リーグを離れているので交渉もある程度可能だろう。

総合力を求めるならアクーニャだ。こちらは値札が付いているところを見たことがないのでどのくらいタフな交渉になるかは分からないが、市場価値、年齢的に十分可能だろう。

 

次善策としては今回挙げた選手はどれも該当して来ると思う。誰でもマラシアよりは計算出来る。

 

 

ついでなので、ライトバックも上げておくが、こちらは左より補強の優先順位は低い。補強するならGustoが欲しかった。もしくはReeceが安価でリリースされるようなら獲得してダロトを左右のバックアップとして考える、という選択肢はありだろう。リースもケガが多いので、出番は結局相当あると思われる(去年はReeceはほとんどお休みだったのでデータ無し)。

それ以外には特にこれと言った候補は無い。Ainaはもう1シーズンみたい。

 

 

それでは次回は最終回、CBを見てみよう(ここが一番課題なんだけど)。