昔のこと。③
給食の時間、当番の子達は給食を各班に配る。
私にだけ、給食は配られない。
仕方なく、自分でひとつひとつ取りに行った。
給食の時、班は机をくっつけて、みんなで食べる。
女の子達は、自分の机を私の机とくっつけるのを嫌がった。
私は、机を動かさず、そのまま一人で食べた。
お皿を下げるのも、私の分だけ残された。
昔のこと。②
それからは、毎日毎日一人で過ごした。
休み時間も一人だった。
女の子達は、休み時間になると集まって、私に聞こえるくらいの声で悪口を言っていた。
私は、聞こえないふりをして、ただただじっと休み時間が終わるのを待った。
昔のこと。
小さい頃は、すごく活発で天真爛漫な子供だった。
勉強よりスポーツが得意で、毎年運動会が楽しみだった。
友達と毎日たくさん遊んだ。
そんな楽しい毎日が、小学5年生の時、壊れた。
朝いつものように登校して、クラスに入ると、女の子達が私を見て逃げた。
気のせい?って思ったけど、時間とともにそうじゃないことを確信した。
話しかけても、無視される。他のコも同じだった。
私の方を見ては、みんな集まってヒソヒソ話している。
…私、何かしたかな?
自問自答を繰り返しても、答えは一向に見つからない。
気づかずに何か悪い事したなら誤りたい。
でも、それすら教えてもらえない。
私は、クラスでひとりぼっちになった。