昔のこと。⑨
いじめは、学年が変わるまで続いた。
地獄の一年だった。
私はこのいじめを機に、人の目を異常に気にするようになった。
天真爛漫だった私は、自分を隠すようになった。
今でも、他人にどう思われてるか怖くなる。
人に嫌われるのが怖い。
トラウマを克服して、本当の自分を取り戻すには、まだまだ時間が必要なのかもしれない。
昔のこと。⑧
朝学校に行くと、女の子達が私の元に駆け寄ってきた。
「○○さん!私達の事、先生にチクったでしょ!!最低なんだけど!」
一人ひとりから罵声を浴びせられた。
「…私、言ってないよ…。」
そう言い返すのが精一杯だっ た。
算数の時間の直前、リーダー格の子を含めた数人が私の所に来た。
鼓動が早くなった。
「○○さんの事なんて、みんな大っ嫌いだから。覚えといてね。」
ただそれを言うために来た。
私は、初めて泣いた。
泣くつもりなんてなかったのに、止められなかった。
算数の授業が始まっても、机に伏せたまま、泣いた。
先生は、授業を進めながら私のもとへ来て、頭をポンポンと軽く叩いた。
昔のこと。⑦
ある日の放課後、保護者の懇談会があった。
その夜、母が私に言った。
「学校で、いじめられてるの…?」
びっくりした。
何故母が知っているのだろう。
「なんで?」
私はしらをきるつもりだった。
「今日の懇談会で、先生がお母さん方の前で『○○さんは▲▲さんを中心とした女子全員からいじめを受けています。』って言ってたのよ…。」
先生、やっぱり分かってたんだ…。
でもそんなこと言ったら、仕返しが怖いよ…。
案の定、翌日はすごかった。