~「言語化」が学びを変える瞬間 ~
最近、塾で大きな変化を見せてくれた生徒がいます。
それは、「自分からノートをまとめだした」という、とてもシンプルだけれど本質的な成長です。
多くの子どもたちは、講習で配られたプリントをそのまま使ったり、先生の言ったことを写すだけで終わってしまいがちです。
※下手をすると、メモも何も取らずに聞き流してしまうメンバーも少なからずいます。汗
しかし、この塾生は違いました。
問題を解く中で「自分がどこでつまずいたのか」「どう考えれば解けるのか」を、自分の言葉でノートに整理し始めたのです。
実は、ここに学習の核心があります。
「書くことは、考えること」だからです。
塾をやりたい理由は、一つはここにあります。
教えられた解き方を写す!
確かに点数を上げるには、まずこの方法が一番です。
でもその先を考えると、写すというだけでは足りないのです。

ノートをまとめる行為は、単なる記録ではありません。
自分が理解した内容を 「言語化」 しながら再構築する作業です。
板書をするときは、その形でも良いかもしれませんが、1対1で話をしている時、私がメモ書きを使って話をしたり、板書でも思いつきのサンプル問題で説明する時、その話の内容を覚えておかねばなりません。
そしてその内容を、正確にすぐに自分の言葉でノートを起こすことが一番の勉強になります。
その書いたノートを、今日、初めて見せに来た塾生がいました。
自分で後から見てわかるような言葉で(笑)、でも図や式も書いて持ってきました。
結構手順が多かったのですが、しっかりとその子らしい書き方で書いてありました。(笑)
ノートはそれで良いのです。
2カ所ほど違っていたので、修正をしながら説明を再度しました。
これで完璧でしょう!
この行動を、凄く褒めてあげました!
理解していなければ、自分で書くことができませんから、言語化という意味では大きな進歩かと思います。
まだ持ってきていないメンバーが数名いますが、これらが出来るようになれば、確実に点数は伸びます。
是非続けて欲しいと思います。
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