モニカは二刀流 | ケニアのマトマイニ(希望)を育てる

ケニアのマトマイニ(希望)を育てる

1987年から30年続いたマトマイ二・チルドレンズ・ホーム。その卒園生達と共に、貧しさ故に子どもを困窮状態に追いやっているスラムのシングルマザーの自立援助に力を注いでいます。マトマイニ第2章の始まりです。

フェルト工房の10月の様子をお伝えしましょう。工房のママの中,マトマイニの卒園生でフェルトボールのキーホルダーやアクセサリーでは誰にも負けない腕を持つモニカが戻って来たのです。とはいえ、教会が運営する小学校の先生として正式な雇用契約を結んでいる今、直ぐに仕事を辞めるわけにはいきません。学校側がドンドン仕事を任せるため、休む間もなく働き詰めでプレッシャーに押しつぶされそうだと愚痴っていましたが、正規の教職の身分を保持しながらも、何とか「毎週土曜日と学校の休みにフェルト工房で作品作りに取り組む」ことは可能になったようです。ですから、当面、「学校の先生」と「フェルトボール工芸の作り手」の二刀流です

 

原毛が入手できなくて、一時期、羊毛加工部門の2名のママは自宅待機でもと思ったりしましたが、30キロの原毛を買い付けることが出来ました。この原毛をユニスとマグダリンが洗ったり染めたりし、ポリーンとラハブがキリンとシマウマを作成し、モニカがフェルトボールやビーズを用いてアクセサリーを作る、という5人の体制で進んでいます。写真左がモニカです。

 

10月末、久し振りに会った友人がベージュのセーターにモニカ作成のベージュのネックレスを付けておいでで、嬉しくなり、写真を送ったところ同じデザインのものを作ったようです。頑張れモニカ!