ンジャア~ニュアリ | ケニアのマトマイニ(希望)を育てる

ケニアのマトマイニ(希望)を育てる

1987年から30年続いたマトマイ二・チルドレンズ・ホーム。その卒園生達と共に、貧しさ故に子どもを困窮状態に追いやっているスラムのシングルマザーの自立援助に力を注いでいます。マトマイニ第2章の始まりです。

今も豪雨とカンカン照りの繰り返し。異常気象が続いています。

 

ケニアではクリスマスから年末にかけて親類や友人が集い合いますが、「おめでとう」の挨拶は元旦のみです。

 

1月、それは庶民にとって一年で最も過酷な月なのです。

 

年末年始、人が集まるので、食料品などの出費が嵩みます。その上、電気水道代、携帯電話、家賃、車持ちは車両保険等々、支払いに追われます。

 

極め付は「授業料」。新年度が始まるので、高い学費を用意し、制服、教科書、文具、寮生活に必要なシーツや毛布、バケツ,石鹸他、一切を補充あるいは新調して子どもを送り出します。

 

マトマイニの大きい子3人は6日にセカンダリー校に帰って行きました。学費は大きな出費でした。

 

テロ騒ぎと大雨被害のため、観光客の来ないケニア。国内のホテル等からの注文がゼロで収入がないのに支出が嵩み、マトマイニの生活は逼迫状態です。

 

工房のママ達もお金のやり繰りで大変なようです。

 

追い打ちをかけるように、昨日ケニアの農相が発表した「ソマリアで大発生した今世紀最大規模のDesert Locust(砂漠トビバッタ)の大群がケニアにも襲来し食糧安全に深刻な脅威となっている」のニュース。マトマイニにも飛んで来るのかしら?

 

世界で、アフリカの国々で、ケニアで、そしてマトマイニで、今のところ一つも良いニュースがみつかりません。

 

1月、苦しい月です。

 

人々はJanuaryを文字ってNjaanuaryと呼んでいます。Njaaとはスワヒリ語「空腹」を意味します。

 

テロにも負けずバッタにも負けず、Njaanuaryを乗り切って行きたいものです!