TICAD Ⅵの前夜 | ケニアのマトマイニ(希望)を育てる

ケニアのマトマイニ(希望)を育てる

1987年から30年続いたマトマイ二・チルドレンズ・ホーム。その卒園生達と共に、貧しさ故に子どもを困窮状態に追いやっているスラムのシングルマザーの自立援助に力を注いでいます。マトマイニ第2章の始まりです。

        レッドカーペットが敷かれたホテルの入口で

 

8月ももう終わり。ケニアでは一般犯罪は普通に(?)増加して邦人の被害もあるらしいが、とにもかくにも危惧されていたテロ事件もなく無事に8月が過ぎて行くのにホッとしている向きも多いと思う。

 

マトマイニと私個人にとっても、大小の事件続きの中、やっと月末になって例の如くママ達の給料計算をする運びとなって安堵している。

 

さて、TICAD Ⅵ(第6回アフリカ開発会議)が27、28日の2日間開催され、日本から安倍総理ご夫妻はじめ政府役人や企業、民間団体、学術関係者、マスコミなど多くの方がおいでになった。私はケニア在住の女性の方々と一緒に呼ばれ安倍昭恵夫人にお目にかかった。

 

「ハイエナが居るから畑に行くな」と言われつつもこっそり畑で大根を抜き、モンペをドレッシーなスカートに着替えて髪をちょっと梳いてホテルの夕食会に駆けつけた。

 

ケニア事情をお話したり、赤い絨毯が敷かれた階段で記念写真を撮った。昭恵夫人は「田んぼに出て稲刈りすることもある」「畑で夏野菜を作っている」とおっしゃっていた。田舎の田んぼの畦道で麦わら帽とゴム長靴のアキエさんがニコニコ農家のおばさん達と話す姿をつい想像してしまった。そんな首相夫人との一会であった。