先月の出費地獄が走馬灯のよう、、、病み上がりの満身創痍、かりんとですこんばんは



早いもので、4月です。
なんと・・・!
あの弟が、小学校を卒業しています





そして、中学校へ入学しました



もれなく、中学校生活が始まっています。
当たり前だけど、当たり前じゃない。
なにせ、あの弟が小学校を卒業…。
そして、あの弟が中学校へ入学…。
実に、感慨深いです。
あの、にしおかまきお もびっくりでしょうね。
(出た、にしおかまきお
)

そのにしおかまきおも、弟の成長を見て、校庭の木陰で声を震わせ泣いていたかもしれません。
そんなにしおかまきおもこれまたびっくり、引っ越してきてから二年間を過ごした小学校ですが、無の感情で清々しく立ち去る弟が潔いです(笑)
兄に関しては、赤ちゃんの頃から力の限り駆け抜け、大変ではありましたが、そこはなんというか、当前のように紆余曲折を経てきた感があります。
兄もわたしも必死でしたし。わたしはかなりアグレッシブでしたしね
シャーッ‼!


振り返れば、あっという間に過ぎ去りましたが、かなり濃密な積み重ねがありました。
愛しい思い出がいっぱいです。
それで、弟はというと、
正直、兄よりかなり大変だったカモ



厳密に言うと、今も大変(笑)
なんというか、
平たく言えば、聡いんでしょうね。そこへ独自のこだわりや繊細さが加わり、本人は苦悩し、生きづらく感じることが多かったと思う。
周りからは、何でもそつなくこなしているように見えるでしょうし、外面もいいので(←)人望も集め、何の問題も無いように思われがちですが、
それは、弟が自分なりに努力をしているという一言に尽きます。
しなくていい努力や苦労もしていますけど、如何せんわたしが親なので遺伝かな、、すまぬ息子

元々片鱗はあったように思いますが、小3頃から顕著にあらわれたと記憶しているのですが、
少し前に二人で語り合った時に、本人的には小学校に上がった頃には既にプレッシャーを感じ始め、徐々に自分の立ち位置や在り方をコントロールするようになったらしい。
それには驚き、さぞやしんどかっただろうと、どさくさ紛れに強くハグをした。
(ヲイ
)

とにかく、妬みや嫉み、女子からの執拗な言動もしんどくてたまらない。
元々、同年代の子達に幼さを感じてついていけず、年上や大人との関わりの方が楽な様子だった。
特に、転校してきてからの二年間は、前にいた所とは異なり、田舎特有の独特な閉鎖的で湿っぽい雰囲気と人に揉まれ、苦悩する日々。
転校生というだけでも目立つのに、フィギュアスケートをしていることで、色々と大変な思いをしたようです。
己の矜持に救われ、己の矜持に苛まれるという悪循環。
そういった中でも、もちろん気の合う友達はいるし、勉強や学校行事をこなし、コミュニケーションもはかる人気者、毎日当たり前のように登校する。
だけど、その当たり前が、只々しんどい。
一度だけでしたが、学校を休ませ、電車に乗って二人で遠出をしました。
いつも通り、朝練を済ませリンクから帰宅する弟。
いつも通り、学校へ行く準備を始めようとする弟に、「今日は学校お休みだから。」とだけ伝え、出掛ける準備をするよう促した。
本人は、学校を休むこと自体ビックリなのに、何処へ行くのかさえ分からず、道中も困惑気味。
日頃ケンカが絶えず、疲弊して口もきいてくれない母親に何処かへ連れて行かれるって、、、
さぞや怖かったでしょうね(笑)
・・・いい気味です
フフン ←


そんな不安気な面持ちの超絶反抗期ボーイでしたが、何度か電車を乗り換え、窓から見える景色が、全く知らない景色に移り変わった頃には、すっかりリラックスして鼻歌が出ていました。
辿り着いた駅は、阪急《宝塚南口駅》。
ここでもまだ目的地は知らせていなかったのですが、歩き始めて数歩でバレてしまいました。
〘手塚治虫記念館へはこちら⬆〙的な道案内の看板が目に入ってしまったんです
…アハハ。

弟は目を輝かせ、「やっぱりねー!兵庫県へ向かってるって分かった時、ひょっとしてそうかなあって思ったんだよねー!
」と、はしゃぎ出した。


その後、宝塚大橋を渡り始めた時、「景色が綺麗っ!凄ぉーーーい!!
」を連呼し、


♪すみれのは〜な〜
宝塚音楽学校です



わたしが、「後ろ見てみて」と、指差す方を振り向くと、、、凛と聳える六甲山。
「・・・・っ!(゜□゜;)」と、無言で圧倒される超絶反抗期ボーイ(笑)
続・いい気味です
フフフン


わくわくしながら前進すると、手塚治虫記念館が見えてきました。
そして、記念館の前では、あのお方が待ち受けておられました。
既にエレベーターから萌えます

この時は、
弟は、デビルマンを読んだこともなければ、全くと言っていい程知らない。
それでも、これを機に興味を持ったようでした。
食い入るように展示物をガン見する弟。
・・・そうでしょうよ、そうでしょうよ



この業と狂気の曲線美!ドヤドヤ
その昔、デビルマン全巻を読み終えた時、手にしていた筈の最終巻が、知らぬ間に床に落ちていましたからね…。
そう、脱力感です 

(なんやねん
)

正義とは?悪とは?
愛とは?
人間とは?
その何たるかを考えさせられる作品。
たった一度しかくらっていないというのに、重みのあるクリアな打撃で脳震盪を起こしそうな、
棍棒で殴られたような衝撃を受けましたね

(ほんとなんやねん
)

まあ、そんなこんなで、館内を舐めるように徘徊する親子在りけり(笑)
『アニメ工房』では、アニメ制作体験をしました。
簡素ではありますが、自分が描いたイラストが動きます



ブース前方の2階には、こちらに背を向け、机で原稿を描いている手塚先生のロボットが設置されており、わたしはてっきりオブジェかと思っていたんです。
しかし、実際には定期的に動き出す仕組みだったようで、全く知らなかったわたしは、いきなり視界の端で動き出す手塚先生を見てしまったものだからびっくりです
←二度見、三度見した(笑)


しかし、周りの人は誰も気にも留めていない…。
これには、幻覚を見たのかと、『あ…。わたし、遂にイカれたんだな(・_・)』本気でそう思って意識が遠退きそうになり、ふと隣に座る弟に目をやると、弟も同じ様な顔でロボット手塚をガン見していたんです
←

咄嗟に吹き出しそうになったわたしは、顔を背け、死ぬ気で舌を噛んで凌ぎました。
いやー、、、近年稀に見るヤバさでした、舌を噛むのが間に合わず、きっと笑ってた(笑)
なにせ、わたしたちは最前列の席でしたので、スタッフのお姉さんにバレていないかと、チラ見し過ぎて逆に不審者だと思われたかもしれません、怖すぎますよね

最後に、手塚作品が自由に読める読書コーナーへ。
弟とテーブルを挟んで向かい合って座り、各々読み耽った。
棚にある全ての本を読む勢いで・・・





暫くして、キリが無いことに気づき始めたわたしたちは、どちらからともなく、『これ、なんぼ時間あっても足りんや〜つ〜』と、切り上げました(笑)
帰り道、あの弟が珍しく、「・・・母さん。今日はありがとう…。」と、心の深い声を聞かせてくれました。
よかったです。
にしおかまきおも喜ぶ案件です

大嫌いな小学校の、卒業式後の楽しみ。

大好きなT先生と。
転校してきて初めてのクラスの担任でした。
この方のお陰で腐らずいられたと思っています。
本当にいい先生でした。
最後に、「お前には期待しかしてへんからな~。あー見えるわー、表彰台に乗ってる姿が〜
」と、仰っていましたね(笑)

ひよこスタンプの下の表情。
弟、もの凄い笑顔なんですよ。これが弟の本来の姿なんだよなあ。
それから、もう一方。

心優しき警備のおじさま、Kさんと。
毎朝、元気に声をかけてくださった。
子供たちや親御さんを、真によくみて捉えている方なんだと思います。
だから、ただの声掛けじゃなくって、心の内側をノックするような感覚。
計算とかじゃなく、元々持っている人柄なんでしょうね。
転校してきた時から、弟のことも気にかけてくださり、スポーツ好きということもあってか、いつも全力で応援してくれました。
ありがたいです。
友達や担任と撮らなくていいから、T先生とKさんと撮ってほしい!と言って、ほんとに写真を撮ったのはこのお二方だけ。
清々しい子です(笑)
そうそう。
卒業式で、名前を呼ばれて卒業証書を受け取ったあと、壇上で一言述べるのですが、弟は自分の将来の夢を堂々と宣言しました。
声変わりで低くはなりましたが、小さい頃と変わらないハキハキとした意志の強い通る声。
弟の名前が呼ばれる2〜3人くらい前かな?そのあたりからスマホの動画を撮っていたのですが、わたし、ずっとXPERIAなんですね。
歴代のスマホ、ほぼほぼXPERIAなんです。
スマホはSONYしか勝たん
ので。

好きなんですね。
でね、歴代のスマホは特段問題なく使えていたんですよ、しかも今使っているスマホは今年の1月下旬に購入しました。
それなのに、こんなタイミングで、、、XPERIA支持者達を悩ませてきた《XPERIA発熱問題》による不具合が起こってしまいました。
弟が壇上の端に上がり、前の生徒が宣言をしはじめた頃、《あ〜ちょっとごめん、スマホめっちゃ熱くなったから、動画一旦止めるで。てか、暫く撮られへんから。ちょっと冷ましてからリトライしてや〜》的なメッセージと共に、動画が強制的に止まり、動かなくなりました・・・



(どんなメッセージやねん
)

わたしは、一見涼しい顔。
でも、心はあたふた。やすし師匠顔負けの「メガネメガネ!」くらいの勢いで、スマホをいじくり倒すも、何ともならない…。
それで、どうしたかというと、、、
早い段階で諦めて、デビルマンを読み終えた時のように、いつの間にか手からするりとスマホを膝に落とし、弟の宣言に耳を傾けていました。
眼鏡なしの肉眼で、ボヤけた次男らしき物体を見つめながら…。
・・・・・
←ぴったりですよね、今、この絵文字。

酸い多めの甘いも拗らせ母と。
卒業おめでとう。
入学おめでとう。
いつかの、弟とのLINEのやりとり。
超絶反抗期ボーイがまたやらかした時のこと。
逆ギレするので、喝を入れました。
(※ひよこのスタンプが、弟です。)
こんな時に、手塚治虫記念館で撮った写真が役に立つなんて
アンビリーバボー


しかし、お気づきでしょうが、最後に「つかまえる気はない」と返されてる時点で、100%ナメられています。
しかも、この時点ではナメられていることに気づかず、単純に、『おもしろいなこの子』くらいにしか思っていませんでした。
・・・・・。
すみません、LINE見返していて急に腹が立ってきたので、今からスケート場へ行って、ドロップキック仕掛けきていいですか?
軽くラリアットだけでもいいので。
いや〜、ないわー…。
ちょっと、マジで腹立ってきましたねー

(時間差が過ぎる
)



〜卒業と入学を経て、今の気分を表す曲として〜
春は溶けて / indigo la End
ゲスを勧めた母より詳しくなった息子。
おめでとう。
それでは、また



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