神奈川県公立高校入試分析・対策セミナーに行ってみた | 横浜市東戸塚にある個別指導塾教室長のブログ

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神奈川県の公立高校入試の受験情報や小・中学生の学習指導について綴っていきます。

昨日は午前中から、毎年恒例の『神奈川県公立高校入試分析・対策セミナー』に参加してきました。新中問で有名な教育開発出版が主催しており、私も毎年参加させていただいているセミナーです。

 

セミナーはざっと見ても100名を超える塾関係者の方がおられたと思います。私はいつも通り後ろにいて、セミナーが始まるまで業界の先輩方を色々見ていました。また、前の塾の教室長たちに会えるかと期待しましたが、あの会社で自主的にセミナーに参加するような教室長がそもそも少ないと後で気付きました(苦笑)

 

私がこのセミナーに参加する目的は、参加者に配布される資料を入手することです。この資料は中々有用で、11月からの冬期面談で中2・3生の保護者様に受験内容を説明する際などに活躍します。

 

またセミナーの内容については、私の場合、受験当日の夕方から時間を計って、実際に入試問題を解いているので、出題傾向やその変化はある程度理解しており、「やっぱりそう思いますよね」と答え合わせに来ている感じです。

 

その上で、このセミナーの白井先生もおっしゃっていましたが、受験の傾向は「思考力を問う」問題に完全にシフトしています。それは全国学力・学習状況調査でもB問題で顕著です。白井先生曰く、秋田県・長野県・滋賀県・福井県・広島県の入試問題はこの学調を意識した問題が出題されているそうです。

 

もっとも神奈川県の場合は、昨年マークシートが導入されたせいで思考力にシフトする流れが緩やかになったと思います。ただ、過渡期でもあるため30年度の数学の難易度が上がっていても不思議ではありません。

 

私としては、公立高校入試で思考力偏重の入試問題にしなくてもいいのではと常々思います。それは、中学生になってしまうと思考力を問う問題を十分に演習するだけの時間が中学校の授業時間では取れないため、いわゆる『成績の良い子』ですら自力で解くことが難しいからです。

 

しかし、お上が決めた以上、思考力偏重の流れは止められません。ではどうすれば良いか。

それは、小学生の早い段階で思考力トレーニングをすることです。

 

私のブログでも以前取り上げました『算数ラボ』などの思考力トレーニングの教材を小学校低学年のうちから、家庭学習で解き進めた方が良いと思います。小学生は中学生ほど忙しくありませんし、各科目の単元の進み具合も中学生に比べれば遅いです。つまり、思考力を問う問題をしっかり考えて解く時間があるということです。

 

小学生のうちから難問を試行錯誤して解く経験をどれだけ積めたかが、これからの入試の新傾向問題に対応するカギだと思います。神奈川県では中受失敗組が高校受験でリベンジするケースがよく見られるそうですが、中受経験者にとって学調のB問題や公立入試の新傾向問題の出題の仕方はどっかで見たことがあるように感じるものばかりです。

 

お子さんが小学校低学年の場合、家庭学習で親御さんが子供の学習状況をしっかり管理して、自分で考えて解く習慣を身に付けさせることができれば、高校受験では公立難関校の受験も夢ではないと思います。

 

 

 

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