亡き王女のためのパヴァーヌ
第4話
第1話
毎週木曜夜10時からフジテレビで放送の
『純愛ディソナンス』が楽しみで見ている。
昔、東海テレビのドロドロの愛憎劇を描いた
昼メロがブームだった時期があったけれども
どこかそれに似た泥沼の愛が展開されそうな
予感がして、ついつい楽しみに見てしまう。
小説家を目指す泉が元女性教師から
出版社を紹介されて原稿を見てもらうと
「美しい話は売れないんだよね」という
シーンに妙に納得してしまった。
確かに、人間長くやっていると
純愛小説なんて物足りない。
人の心の奥にあるものは美しいばかりではない
人を傷つける人がいて、傷つく人がいる。
不協和音の中にある美しい音色というのが
どこにあるのかなと、そんなことを描いている
ドラマだと思うけれども、ますますこの先の
泥沼な展開が楽しみになってきた。