Covid-19により学校が休校になり、
学校関係者も前代未聞の事態にてんやわんやだと思います。
でも、その中でアメリカっぽいなーと感じたことがいくつか。
Wifiの貸し出し
18歳以下の子供への朝、昼食の無料提供
息子の学校は今でもオンラインでリアルタイムの授業というのは行ってませんが、
それでもIT環境を整えて、Google Classroomなどを活用しての課題配布は、割とすぐ始まりました。
それに伴い、アクセスするためののデバイスの貸し出し(ipadやノートパソコン)に加え、
Wifi(Hotspot)の貸し出しもすぐに呼びかけが始まりました。
子供が複数人いる家庭では、一人に1台持っているわけでもないですし、
スマートフォンが普及している今、Wifiが無くてもやっていけますもんね。
朝、昼食の無料提供は察するに、貧困層の子供たちが学校給食がなくなると、
充分な食事ができなくなる可能性があるためだと思います。
日本の学校給食とは違い、昼食はカフェテリアで必要な子が都度購入します。
通常はカードやアカウントにお金を入れておいて、購入するたびにお金が引かれます。
低所得のご家庭用のプログラムがあり、無料もしくはディスカウントした金額で食事を購入できます。
今まで無料もしくは低コストで1食を賄えていた子供たちが、
学校に行かなくなることで、3人子供がいれば3食分の金銭的な負担が増えることになります。
(もちろん、金銭だけではないですが、、)
そこで、各学区内でいくつかの指定場所に特定の時間を設け、食事の配布が行われています。
受け取り方は、ドライブスルー。
車で指定場所に行き、係の方に人数を伝えると、その分の食事をトランクに入れてくれます。
濃厚接触回避のための、このシステマチックな感じも、アメリカっぽい。
内容はおそらく場所によって違うでしょうが、
マメのブリトー、グリルチーズサンドイッチ、チキンナゲット、チーズバーガースライダーなどがランチのメイン。
朝食用には、シリアル、マフィン、グラノーラバー等。
その他、牛乳とチョコレート牛乳、フルーツ(オレンジ、りんご)、クラッカーなどの小さなスナック、ニンジン(生)など。
内容もそうですが、長く住んでいてもこういった対応の速さというのは、
さすがアメリカ、、、と思うところです。
無料配布は、必要な方に十分いきわたるようにと控えていましたが、
余ってしまったらただ捨てるだけだということなので、指定場所が家からとても近い事もあり、
どうしても仕事が詰まっているときにだけ、ありがたく子供の分をいただきました。
今は大分緩和されましたが、一時牛乳が品薄だった際には助かりました。