ご無沙汰しております。
花組『アルカンシェル』も観ました。
なこちゃんのミュサロも観ました。
映画『ハイキュー』に『鬼滅の刃』の柱稽古編に・・・と、いっぱい感想を書きたいのですが・・・
今日は!
『BIG FISH』について書かせてくださいィィィイイイ!!!
いやぁ~、
映画を観てから挑んだんですけど。
めっっっちゃ良かったです(号泣!
※ここから先は盛大にネタバレいたします。
閲覧にはご注意くださいませ・・・!
宝塚歌劇団星組
シアターオーブ公演
『BIG FISH』
映画の良さは残しつつも、
舞台ならではの設定や演出もありました。
1幕ラストは映画で見た世界がブワッと目の前に広がり、エドワードとサンドラの歌声のハーモニーが美しくて、目頭が熱くなりました。
2幕は途中から、ずっと泣きっぱなしでした(涙。
では、ここから先は
キャストの皆さまごとに感想を書いていきます。
◆エドワード・ブルーム(礼真琴さん)
自分の過去をおとぎ話のように語る・・・とプログラムには書かれていましたが、要は話を盛って話すタイプの人です。
一歩間違えば嘘つきなんですけも、コミュ力おばけ過ぎて、周囲を魅了してしまうんですよね~!
エドワード、ENFPかな?
※最近再びMBTIブームの人w
琴さんエドワードは、若かりし頃~老年までご自身で演じられていて。
その違和感の無さ&どのエドワードも魅力的で、琴さんの凄さを思い知らされました!
巨人を皆が倒そうとする中、話し合いを選択したり。
狼男に「ありのままの自分で良い」と言ったり。
そりゃ皆に好かれるよね!
というお人柄。
(どこまでが真実かは分かりませんがw)
そんなエドワードですが、
息子ウィルからは煙たがられてしまうんですよ〜。
そんな中で迎えるクライマックス、
爆泣きでしたよねェェエエエ!?
病室からの、
あの場面(伝われ。
息子ウィルが話す、エドワードの最期。
物語の登場人物たちが出てくる場面。
そして、そんな話をするウィルが嬉しくてたまらなくなり、下を向いて目頭を押さえるエドワード。
私の涙腺という名のダムが決壊いたしました(号泣。
※ダムに沈んだ町アシュトンにかけて上手い事言ったと思ってる←
◆サンドラ・ブルーム(小桜ほのかさん)
エドワードの妻。
美しくて優しい、愛にあふれた人。
ほのかちゃん、
ぴったり・・・ッ!!!
サンドラの何が凄いって、
老け役メイクとか一切してないんですよ。
なのに声色や話し方、立ち居振る舞いで伝わってくる年齢・・・
お衣装も、ぜんぶ可愛いくて!
年齢を重ねても可愛らしいお洋服を着こなせる点も、サンドラらしいなぁ〜と思いました。
そして、
なんと言っても2幕!
体調が悪化し、悪夢にうなされるエドワードを包み込むように歌うサンドラの場面。
歌声の素晴らしさは勿論なんですけど、
包・容・力!
エドワードと一緒に、
客席もサンドラに包みこまれました。
小桜ほのかさんと書いて、
包容力と読むレベルよ(真顔。
◆若かりし頃のサンドラ(詩ちづるさん)
ねえ、今回のうたち!
個人的に過去イチ好みなんですがっ!?
『赤と黒』のマチルドが今までのうたちで好きな役だったんですけど、今回のサンドラの可愛いさ、やばい・・・!
エドワードと出会うサーカスの場面から可愛いんですけど、黄色いスイレンの場面が素晴らしかった。
見た目の可愛いさだけじゃなくて、
琴さんとの歌声のハーモニー・・・
映画で見た大好きな場面が
ブワァアアッと目の前に広がって・・・
泣きました。
そうそう。
黄色いスイセンの場面、
舞台でどうやるんだろ~と思っていたら。
ニコライ・バーグマンだった件www
◆ウィル・ブルーム(極美慎さん)
エドワードの息子。
幼い頃は父の話を熱心に聞いていたが、大人になるにつれて現実的な性格に。
今では父の話を嫌だと感じている。
まさか!
まさかですよ!
こんなにも極美くんに泣かされる日が来るとは・・・ッ!
もうね、
本当に凄かった・・・
クライマックスの病院ですよ。
涙を堪えているのが声色から分かるんです。
その台詞が・・・もう(号泣。
からの、
エドワードの最期を話すウィル。
むり(大号泣。
もう、気持ちはエドワードです。
そして、私が1番好きなのがラスト。
ウィルにも息子が生まれ、冒頭と同じ会話に。
冒頭ではエドワードが「こんなに大きな魚を釣った」と言ったのに対して「せいぜいその半分だよ」とクールに返していたウィル。
ラストは息子に、「こぉぉぉんなに大きな魚を釣った(エディよりも大きいジェスチャー)」と話すんですよ〜(涙。
そして私の涙腺という名のダムが・・・ry
◆ジョセフィーン・ブルーム(星咲希さん)
ウィルの妻。
結婚式でエドワードに妊娠中であることを盛大にバラされる。
ジョセフィーン、
まじでイイ女(真顔。
私、安定期に入る前&義母にも妊娠を明かしてないのに結婚式でバラされたらめっちゃキレる自信あるんだが。
でもジョセフィーンはキレるどころか、「レッツブーケトス!」みたいに言いながら空気を変えてくれたし。
エドワードの話もキラキラした目で楽しそうに聞いてくれるという。
また星咲さん自身も、
お芝居がとっても好みで!
しんみりしたり、
クスッとさせてくれたりと、
全編通して癒しの存在でした!
こういう新しいジェンヌさんの魅力に気付かせてくれるのが、別箱作品の醍醐味ですよね!
大好きになってしまいました!
◆人魚(希沙薫さん)
映画でも印象的だった人魚。
舞台版では尾ヒレがつき、より人魚ビジュアルに描かれていました。
冒頭から、
その人魚の美しいこと・・・!
『RRR』のWATERRRでも、
その表現力に圧倒されましたが、
今回の人魚も
素晴らしかったです!
尾ヒレがあるので、
ほとんど上半身だけの表現なんですけど。
上半身だけでこんなにも表現が出来るのか・・・と、感動しました。
◆魔女(都優奈さん)
エドワードに人生の最期を見せた魔女。
映画ではジェニーヒルと合わせて、
ヘレナ・ボナム=カーターさんが演じていました。
今回、映画版とはチラホラ設定が違ったのですが・・・
ゆうなちゃんの魔女、
めっっちゃ良かったですよね!
(ナウオンでも皆さま言われてましたが)
歌も、お芝居も、ぜんぶ凄くて印象的でした!
◆ジェニー・ヒル(白妙なつさん)
◆若かりしジェニー(鳳花るりなさん)
エドワードのアシュトン時代の彼女。
こちらも魔女同様、
映画ではヘレナ様が演じられていたジェニー。
映画版では、もっとクセのある女性な気がしたのですが、白妙さんの持つ上品さがミックスされていい感じになってました(語彙力の欠如。
りるなさんの若かりしジェニーは、
ひたすら可愛かった!
エドワードをずっと待っていたけど結婚したのか、結婚が上手くいかなかったからエドワードを待っていたと言ったのか・・・そのあたりの想像力を掻き立てられるジェニーでした(良き!!!
◆エーモス・キャロウェイ(碧海さりおさん)
サーカス団の団長。
カフェブレを見て以来、
ちゃりおへの愛が止まらんとです。
ナウオンでも言っていた通り「ずっとダークサイド」だったちゃりおが、久しぶりに明るいお役で私も嬉しかったです!
そして何と言っても、
オオカミ男!
話しながら「ウォオオ~ン」って遠吠えしちゃうのとか可愛い過ぎて!
ボールを投げられて取りに行くのも面白かったなぁ。
◆カール(大希颯さん)
アシュトンに来たことでエドワードと出会う巨人。
配役が出た時から、
楽しみで仕方がなかった巨人・カール。
映画版でもとてもチャーミングな方でしたが、
舞台版でも可愛いかったッ!
お稽古場風景も見たのですが、
あいみちゃん凄すぎません?
アレで立ち続けてて、
しかも動いたり歌ったり・・・
新公『RRR』で、歌の上手さは分かっていたのですが。
あの地に足がついていない状態でも、あんなに歌が歌えるの凄すぎますって・・・
カールがひたすらカールで、
本当に凄かったです(語彙力乙。
◆ヤングウィル(茉莉那ふみさん)
この方を書かずして終われないので、追記しました!
小さい頃のウィル。
可愛くて無邪気で。
エドワードのお話が大好きだったのに、だんだんと現実を知っていって、話を信じなくなってしまう。
段々と「父エドワードに不信感を抱いていく」お芝居、上手でしたね〜!
お芝居の声も、
歌声も良かった〜!
お顔も可愛くて、これから更に注目したいと思いましたっ!
まだまだ書けていない方も居るのですが、
皆さま素晴らしかったです!
心の奥が温かくなって、
家族愛に涙が止まらなくなる・・・
本当に本当に素敵な作品でした。
素敵な時間を、
ありがとうございました!