新国バレエ『シンデレラ』感想。 | ヅカヲタNのブログ。

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ブログ再開しました。
好きなものが沢山ある人のブログです。

ブエノスアイレスの風に吹かれまくっているんですけど、記憶が鮮明なうちにバレエの感想も書かせて下さい(土下座!




新国の『シンデレラ』
木村優里さん×渡邊峻郁さん回を観劇しました。



※以下、盛大にネタバレいたします。
閲覧にはご注意くださいませ・・・!


 

 

https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/cinderella/ 

 

 

 

 

 

新国立劇場バレエ団
『シンデレラ』感想。






【あらすじ】について

ほぼほぼ誰もが知っている通りなのですが、
アシュトン版は、家族構成が少し違います。
義母は亡くなっており、父・義姉2人・シンデレラの4人家族

プログラムによると、
“義姉2人が怖いので、父はシンデレラに優しくできません”
※ニュアンス

 


・・・・・。

 

 

いや、

父・・・
頑張れよw


というツッコミは抱きつつも、
物語が進むためには仕方ないですよね(爆。


また、このアシュトン版では、
義姉2人を男性ダンサーが演じているのも面白いところ。
私が観た回では、小柴富久修さん高橋一輝さんがされていました。

 

もうね、この姉たちがめちゃくちゃ面白いんですよ!
常にケンカし合ってるし、シンデレラを小間使いにしてるけど、どこか憎めない。

観ていると、そんなに悪い人たちには見えなくて、

 

 

いや、シンデレラと3人上手くやれるのd(ry

 

 

みたいな考えがよぎる程(爆。

 

 

だからこそ、


父、

もっと頑張れよw
※リプライズ


と、父役の中家正博さんに客席がらツッコミたくなります(えw。





【1幕】について

1幕の見どころは何と言っても、
舞踏会に憧れるシンデレラが、

ホウキを相手に見立てて1人踊る場面!
(今回のポスターにもなっていますね!)


もう、本当にあの場面大好きです!
義姉たちのダンスの真似をしてみたり、
シンデレラが健気で健気で・・・。


木村優里さまデレラ

まじでスタイルおばけだから。
ボロをまとっていても、

顔は可愛いわスタイルはいいわで・・・

 


「ワンチャン舞踏会行けるんじゃね?」みたいな(伝われ。



そして、物語は進みシンデレラが優しくした物乞いの老婆が登場。
・・・と思ったら、その老婆は美しい仙女だったのです(安定!という流れに。


仙女から四季の贈り物をされるシンデレラ。
また四季の精たちの踊りもお衣装も本当に綺麗で・・・
観ながら私も夢心地に。


そして、1幕ラスト。


カボチャの馬車に乗った

シンデレラが登場するのですが・・・


もうその美しい

ことったら!!!

美し過ぎて、胸がいっぱいになって、

目頭が熱くなりました・・・。
 

 

 




【2幕】について

お城の舞踏会の場面。
道化や来賓の方々が踊る中、

超目立つ義姉2人(爆。

音楽がガラッと変わると、

美しいシンデレラの登場です。
このシーンも1幕のホウキとのダンス同様、有名ですよね。


王子様にエスコートされながら、
シンデレラがポワントで階段を降りる。


 

ポワントで階段を降りるなんて、本当に怖いんですけど。
(私ぜったい無理www)



“ポワントのまま降りる”という振付が、


まじでアシュトン

天才だなって!!!
※アシュトン様に向かって謎の立ち位置w


シンデレラが魔法にかかって

フワフワしているのが伝わるというか・・・


あそこのお衣装のマント?ヴェールも美しくて・・・
あの場面だけでもシンデレラを観に来て良かったと思う。まじで。


木村デレラ渡邊王子のパドドゥも素晴らしくて・・・


うっとりしていると、12時を告げる鐘の音が。


ここの演出も凄いですよね!
 

 

時計の幕が下りてきて、

その下で必死で帰ろうとするシンデレラ。
それを阻む人々。

 


「間に合わない!」と思ったら、魔法が解けて。

シンデレラはボロをまとった姿のまま王宮から出ていくんです・・・(切ない。




【3幕】について

目が覚めると、シンデレラは1人お家に居ます。
「舞踏会は夢だったのかな」と思うと、ポケットにはガラスの靴が・・・。


そこからは物語の通り、
王子様がガラスの靴を頼りにシンデレラを探しに来るんですよね。


またそこでも、義姉たちが面白い面白い!
サイズの合ってないガラスの靴(ポワント)を無理やり履いて踊ったりw


ワタクシが個人的に大好きなのが、ラスト。


シンデレラがガラスの靴を履くとピッタリで、
誰もが「この人こそが、王子のお妃になる人だ」って思う場面。


義姉2人が、シンデレラに敬意を表して跪くんですよ。
 

 

もう・・・

何たる胸アツ(号泣!!!
そこに駆け寄るシンデレラも心が美しい!


やっぱ義姉2人とも、

エエ子やんっ!

ってなりましたよね。


フィナーレは華やかで大団円。
あっという間の3幕でした。



まるで私自身もカボチャの馬車に乗って、
おとぎ話の世界に行ったような・・・
そんな素敵な観劇となりました。




お客様もGWという事で、
いつも以上にお子様連れも多い印象を受けました。


お話も分かりやすいし、
バレエ初観劇には分かりやすくて

楽しい演目だと思います。


新国の『シンデレラ』

昨日最終日を迎えてしまいましたが、
もしも観る機会がありましたら是非・・・!
おススメの演目です♡