皆さま、
やっと観てまいりました!
宙組公演!!!
いやぁ。
泣きました。
初演も観ているので、
内容は知っているんですけど。
Twitterの相互さんから「初演とは別物」と聞いていた通り、本当に良い意味で別モノでしたね・・・!
また現在の世界情勢も相まって
色々と考えさせられる、
そんな作品でした。
記憶が鮮明なうちに、
感想を書いていきたいと思います。
お付き合いいただける方は、
お付き合いいただけますと幸いです。
※以下、盛大にネタバレいたしますので、閲覧にはご注意くださいませ。
宝塚歌劇団宙組
東京宝塚劇場公演
『NEVER SAY GOODBYE』
感想
物語の舞台は、1936年。
冒頭は華やかなハリウッドの場面から始まり、
主人公ジョルジュと作家キャサリンは出会う。
その後、スペインで2人は再開し、恋におちる。
しかしスペインはファシストたち(政治的イデオロギー、ナチズム)と民衆軍、更には政治家が統率するプスクたちの内戦へと向かっていく。
という感じでしょうか。
(頭よわよわなのでWikiも見ながら書きましたw)
先月観劇したバレエ『緑のテーブル』といい、
今の世界情勢とマッチし過ぎていて・・・。
もう、色んな感情が溢れ出しております。
ここから先はキャストごとの感想を。
◆ジョルジュ・マルロー(真風涼帆さん)
世界的に有名な写真家。
生まれはポーランドだが、自らを“根無し草”と言っている。
ハリウッドで出会った劇作家のキャサリンとスペインで再会して惹かれ合う。
もうさ、
真風さんが
カッコ良すぎない?
なんか、若返ったというか・・・
更にキラキラしてましたよね?
あと、ジョルジュは“女性経験が豊富”で、
キャサリンは“恋愛経験が少ない”みたいな
やり取りあったじゃないですか。
あそこ!
ゆりかのコンビとリンクしてて、
好きぃぃぃ!ってなりました。
「自分の目で見たものを伝えたい」という言葉は、個人的に心に響きました。
今の時代もそうだし、自分の年齢的なものもあるんでしょうけど。
コロナにしても、戦争にしても、人間関係にしても。
簡単に沢山の情報は入るけど、それに踊らされることなく、私は自分自身が見たものや感じたことを大切にしたいです。
(前にTwitterを辞めた理由の一つです)
物語後半、
ジョルジュも銃を手に戦うんですよね。
プレイボーイで根無し草と言いながらも、
戦いに身を投じて命を懸ける。
外国人だらけの、仲間とともに。
キャサリンにフィルムを託す場面から、
涙が止まらないんですけど。
でも、ジョルジュはどこかで
“自分の居場所”を探していたのかもしれない。
だとしたら、彼はやっと自分の居場所を見つけたのか・・・と、ぼんやり思いました。
話すっ飛ぶんですけど。
フィナーレのデュエダン衣装が、
どちゃくそカッコ良かった。
神がかったカッコ良さだった・・・(余韻。
◆キャサリン・マクレガー(潤花さん)
映画の劇作家。
ハリウッドで唐突に写真を撮られた事をきっかけに、ジョルジュと出会う。
真風さんに続いて、
かのちゃんも美しいが
天元突破してませんか(真顔。
金髪で気の強い女性が似合いすぎてる。
衣装も全部似合っていたし、
歌もめっちゃくちゃ良かった!
オペラでかのちゃんの表情をじっくり見てると、
めちゃくちゃジョルジュに惹かれていくのが分かるんですよ。
トゥンク・・・って惹かれた瞬間がわかる。
だからなのかな。
大人っぽい2人なのに、
少女マンガのようなトキメキを感じるんです・・・
そして、
アギラールたちに薬を打たれた後のソロ。
泣きました。
キャサリンのジョルジュへの愛がヒシヒシと、
いや、ビシバシ伝わって来て。
そしてそして、
デュエダン!
滅茶苦茶良かった!!!
ドレスをさばきながらの、
スプリッツ(前後開脚)!
美しかった・・・
ゆりかのコンビ・・・
クセになりそうです。
◆ヴィセント・マルロー(芹香斗亜さん)
ハリウッド映画に出演予定のスペインの闘牛士。
後に民衆軍のリーダー的存在に。
キキちゃんに闘牛士とかさぁ~
最高に決まってるじゃないか(机バンッ!!!
もうね本当にカッコ良い。
ハリウッド映画に出るスペイン人なんて、チャラいと思うじゃない!
それがさ、国を愛していて、血の気が多くて、信念があって・・・
チャラニティーからのギャップは反則が過ぎるんじゃ~
でも、そんな熱い男ヴィセントも、
後半仲間割れしたりするんですよね。
先日旦那さんと、
今の世界情勢について討論したんですけど。
「戦争は自分がヤらなかったらヤられるんだよ。マトモな人ほど精神を病んでおかしくなるんだよ」
と言われまして。
※旦那さんは軍人でもなくただの三国志ヲタクですw
ヴィセントを見ながら、
旦那さんのその言葉を思い出し、
改めて戦争の恐ろしさを感じました・・・。
フィナーレの歌唱指導からは、
キラッキラなキキちゃんが堪能できて!
キキちゃん大好きマンとしては、
色んなキキちゃんが観れたのも最高でした・・・!
◆プランシスコ・アギラール
政治家。
野心に溢れ、スペインを自分のものにしたいと考えている。
ずんちゃんの黒いお役とか、
スライディング土下座しながら
「アアア!好きぃぃぃ!ありがとうございます」案件なんですけど。
でもアギラールは、
ビックリする位イヤな奴でしたね。
※超褒めてる
他のキャラ同様、何か信念があったり、
一見イヤな奴でも「国民のために」みたいなのがあるんかなって思うじゃないですか!?
ないからね(爆!!!
己の欲望のままに動いてるからね!!!
キャサリンを奪おうとする場面なんて、
ゲス過ぎてすごい顔でオペラ覗いてた自覚あるw
でも、それだけ憎らしく感じたという事は、ずんちゃんが上手だった訳で。
フィナーレでは
また違うカッコ良さ披露してくるし、
桜木みなとさん、
意味わからないです・・・(白目。
※超褒めてる
◆エレン・パーカー(天彩峰里さん)
ハリウッド女優。
ジョルジュとは恋仲であった。
初演では、当時次期娘役トップスターに内定していた、るいるい(紫城るいさん)がされたお役。
めちゃくちゃ大きなお役ですよね!!!
プライドの高い女優で、
ナンバーも多くて。
でもって、
みねりちゃんのエレンはジョルジュへの愛をめちゃくちゃ感じました。
女優特有のプライドもあるのかもしれないけど、
本当に好きだったんだろうな・・・
と感じるお芝居でした。
キャサリンとの対比で「世界情勢に興味なくて頭が空っぽ」みたいな描写をされますけど。
女優であることへのプライドを凄く感じる、
美しいエレンでした。
フィナーレでも大活躍!
エトワールも!
最近、娘2ポジション?が
明確に作られてきた気がして、
娘役さん大好き芸人としては嬉しい限りです!!!
◆ラ・パッショナリア(留依蒔世さん)
民衆軍に参加する女性。
初演では、今も数多のミュージカルで活躍されている和音美桜さんがされたお役。
今回“るいくんは女役”という、
だいぶフワっとした
情報だけで観に行きまして。
見た瞬間、頭をズガーン!と
殴られたような衝撃が走りました・・・。
いや、
もうさ・・・
素晴らしいが杉田。
あ、誤字すいません(汗。
杉田ダレwww
あの難曲を歌いこなす、
歌の上手さは勿論なんですけど。
民衆軍の女性陣の、
内に秘めた強さと情熱。
「男性と比べると非力~」みたいな歌詞ありましたけど、るいくんならイケるんじゃね・・・?と感じるほど。
力強さが、
熱が、
素晴らしかったです。
あと、フィナーレでも女役のままなんですね!!!
もう衝撃過ぎて・・・!
綺麗だし!!!
しかもワタクシの見間違いじゃなかったら、
キキちゃんにリフトされていた気が・・・
なんかもう、
全方位すごい。
宙組、
すごい・・・
あ、今3000字超えたらしいですw
もっと完結に文章を書けるようになりたい(切実。
相変わらずカッコイイしどりゅー(紫藤りゅうさん)とか、階段1人降りオメデトウなもえこちゃん(瑠風輝さん)とか、めっちゃ可愛いテレサな水音志保さんとか・・・沢山書きたい人いるのに。
あ、あと。
最後にこれだけ。
民衆軍の場面で、
子供たちが武器を取って戦いを決意する場面。
泣きました。
自分が親の世代になったこともあるんでしょうけど、
何か、色々考えてしまって。
昨今の世界情勢は、キャサリンじゃないけども、
日本人の私にとっては、どんなに辛い報道を見ても、
結局は「対岸の火事」なんですよね。
でも、子供たちの未来を奪ってはいけない。
本当に自分には何が出来るんだろうとか、
考え出すとキリがないんですけど。
どうか、1日でも早く・・・と
願わずにはいられないです。
本当に素晴らしい公演でした。
観劇できてよかったです。
宙組の皆さま、
本当に素晴らしい舞台を
ありがとうございました!!!