薩摩国一宮は指宿の枚聞神社(ひらききじんじゃ)
と川内の新田神社(にったじんじゃ)の2つあり
まず枚聞神社に潜入調査しました
枚聞神社一ノ鳥居
広い駐車場があり地元の参拝者が多いです
鳥居の端が幾分跳ね上がっているのが薩摩風
です
手水舎
立派な手水舎があり、柄杓がちゃんと置いて
あるのはありがたい
ニノ鳥居
創建されたのは神代のとっても古い神社です
本殿の奥には開聞岳が見えます
開聞岳は今から3700年前の縄文時代に誕生
した標高942mの活火山で開聞神の祟りが
あると噴火すると言い伝えられています
祟りを鎮める為に神社があるんですね!
勅使殿
勅使殿の奥には白い玉砂利が敷いてあって
とっても美しい荘厳な社殿です
拝殿
御祭神
大日孁貴命(おおひるめむちのみこと)
但し、鎌倉時代から安土桃山時代までは
和田都美神社と号して主祭神が和田都美神
(わたつみのかみ)や塩土老翁(しおつちのおじ)
猿田彦神(さるたひこのかみ)でした
絵馬掛け
明治時代に御祭神が変わったのですが・・・
時代は変わっても一貫して開聞岳の開聞神が
信仰の中心なのでしょう祟りの噴火怖いし
とっても素晴らしい神馬を見つけたので
由来を見ると
天智天皇(626-672年)の御世にこの地元岩屋
仙宮で牝鹿が仏前の水を舐め懐妊して瑞照姫
(ずいしょうひめ)という子供が生まれたそうです
なんと
牝鹿の口から子供が出てきたようです
凄い奇跡なので奈良の都に知られたのでしょ
うか・・・瑞照姫は奈良の都に上り
神馬
瑞照姫(2歳)はあの有力貴族藤原鎌足に
育てられます
13歳になって美しく成長した姫は大宮姫
(おおみやひめ)と名を改め皇后を亡くされた
天智天皇の御寵愛を受けたそうです
しかし
大宮姫の美貌と出世を妬んだ女官たちの嫌が
らせで都に居れなくなって地元に帰ります
天智天皇は大宮姫を慕って白馬に乗って薩摩
に御下向しされ79歳で崩御されるまで姫の許
で余生を過ごされたそうです
その白馬は仙田地区の御場所(ごばぞん)で井上
と大山両家によって飼育され
その後両家は神社の神馬役を務めたそうです
あの天智天皇ゆかりの神社だったのか!!!
宝物殿
立派な宝物殿があるので入ってみると
とっても安い拝観料です
天智天皇が慕って白馬に跨がってまで来た
女性大宮姫ゆかりの大甕がありました
酒甕
大宮姫が都から帰る時に持ってきた甕が2つ
あり一つは割れたそうです
能面・能衣裳
能面と能衣装をみるとなかなか立派なもので
室町時代から残る面もあるそうです
島津家由来の武具も展示されています
武具
現在の社殿は薩摩の大名島津義弘が慶長15年
(1610年)に寄進したものらしい
結構立派なお宝満載の宝物殿です
琉球が薩摩国に属していたころ琉球国からの
使者も海上交通安全の祈願をするために来て
扁額を奉納したそうです
琉球国の扁額
そして
玉手箱と呼ばれる立派な漆塗の箱があります
あの浦島太郎の玉手箱???
松梅蒔絵櫛笥(まつうめまきえくしげ)
国の重要文化財になっている室町時代以前の
高貴な女性の化粧道具です
玉手箱ですね〜!煙は出ませんが!
神代の昔、海幸彦(兄:うみさちひこ)と山幸彦
(弟:やまさちひこ)の兄弟がいました
海幸彦は漁業を行い山幸彦は狩猟をして生活
していました
ある日お互いの仕事を交換してみたのですが
慣れない仕事で山幸彦が釣針を失くしてしま
って探しに行くことになりました
探しても探しても見つかりません!
兄の海幸彦は怒りまくり!
枚聞神社の案内板
途方に暮れていた山幸彦に塩土老翁(しおつちの
おきな)が海神の国(竜宮)に行けば見つかるかも
と教えてくれました
ここらは昔、海神の国(竜宮)と呼ばれていて
山幸彦がへとへとに疲れて竜宮に着いて
玉乃井という井戸のそばの大樹に登ると
玉乃井と大樹
水を汲みに来た綺麗な豊玉姫(とよたまひめ)に
一目惚れして婿入りします
玉乃井の向かいの自動販売機
枚聞神社から北へ600mに玉乃井があります
車で行く時はここらに車が駐車できます
玉乃井
豊玉姫と結婚してラブラブの3年後
そういえば、釣針を失くした事を思い出した
山幸彦は魚に刺さった釣針を見つけます
よくぞ3年も釣針が残っていたものだ
豊玉姫の父親豊玉彦(とよたまひこ)から
水を操る宝玉を貰います
玉乃井
元の海幸彦のいる浜辺に釣針を返しに行きま
すが兄の海幸彦は感謝もせずに戦いを挑んで
きたのです!
壮絶な兄弟喧嘩です!
山幸彦は豊玉彦から貰った宝玉を使って
海幸彦を懲らしめ道理を説いて改心させた
そうです
宝玉
潮涸玉(しおふるだま)と潮満玉(しおきつだま)
宝玉は潮の干満をコントロールするするお宝
だったようですね
浦島太郎像
この山幸彦と豊玉姫の物語が浦島太郎の話に
なったようです
この辺りの海岸は海亀がよく訪れる海岸だか
ら浦島太郎伝説発生の地かもわかりません
歯の痛みが訪れた時にはこちらに
たかぼん
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