吉備真備は「きびのまきび」と読みます
苗字と名前が韻を踏んでいて面白く
調べてみると
大出世した奈良時代の貴族です
その出身地岡山県倉敷市真備町に潜入調査
しました
そう2018年に小田川の堤防が切れて
大洪水のあった町です
中国風の四隅が尖がった建物がまきび
記念館です
まきび記念館
吉備真備に関する記念館で吉備真備の
生い立ちが紹介されています
入場料は無料です
吉備真備木像
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かなりリアルな吉備真備の木彫がありますこんなおじさんいますよね〜！
吉備真備はこの辺りが下道郡(しもつみちの
こおり)と呼ばれていた地方の貴族出身で
子供の頃から神童と呼ばれていた
天才です
養老元年(717年)23才で第9次遣唐使で唐に
留学します
玄昉や阿部仲麻呂と同期唐留学生です
遣唐使
それから18年間唐で学びます
経書、史書の基本のほか天文学、音楽、兵学
などを研究し唐では知識人として安倍仲麻呂
と共に名を馳せます
天平7年（735年）唐から帰ってくると
聖武天皇に仕え
なんと従8位下から正6位下に10階級特進
する大出世をしました
その頃唐のような近代国家にしようと唐へ
行った留学生は優遇されました
中国式庭園 円窓
昭和61年（1986年）中国西安市の環状公園
内に吉備真備の記念碑と日本庭園が完成
したのを記念して
ここには中国式庭園がつくられたようです
吉備真備記念碑
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西安市の記念碑と同じ型らしいです
中国の西安市に行かなくてもここで
見れますね
石橋と八角亭
楷（かい：ウルシ科の木）、柳、梅など中国で
尊重される木々を植えています
龍頭
吉備真備は聖武天皇の重鎮となり
安倍内親王（後の孝謙天皇）の
教育係にもなります
左遷されて大宰府で新羅軍からの防衛
をまかされたりしました
天正勝宝3年（752年）57歳で再び第12次
遣唐使船で唐に行き
あの鑑真和尚を日本に連れて来ること
に成功します
玄宗皇帝より銀青光禄大夫(従三位)を授け
られ日本の冠位従四位上より遥かに高い
日本で待遇悪かったらこっちに来たら？かも
最終的には前右大臣正二位まで出世しました
皇族以外では最高位です
平安京を作った桓武天皇が延暦3年(784年)に
の勅(みことにり)で吉備真備の賛美した文章
が吉備真備公顕彰碑です
吉備真備公顕彰碑
故右大臣
故右大臣（吉備真備）は
往学盈帰
往きて学び盈（み）ちて帰る
播風弘道
風を播し道を弘め
遂登端揆
遂に端揆（大臣）に登り
式翼皇猷
式って皇猷（天皇の政治）を翼（たす）けたり
と大絶賛をしています
桓武天皇の父親の白壁皇子を光仁天皇
にしたからかも知れません
カタカナ碑
吉備真備はカタカナを発明したその
石碑です
他にも囲碁を日本に広めたらしい
伝説では唐の囲碁名人をコテンパンに
したという伝説もあります
吉備寺山門
まきび公園の北側には吉備真備公の
菩提寺吉備寺があります
寺伝によると天平年間（729‐749年）に
吉備真備による創建と伝えられています
本堂
御本尊
薬師如来像（秘仏）
以前紹介した奈良時代の行基菩薩の作と
言われ秘仏になっています
観音石像
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ユーモラスな観音像があり こじんまりした
小さなお寺です
石段
とても立派な玉垣に囲まれた祠があります
吉備さまの拝殿です
吉備さま拝殿
地元の人々には吉備さまと呼ばれています
裏には吉備真備公のお墓があります
吉備真備公墓
毎年正月第二日曜日に例大祭があり
吉備真備の頭脳にあやかろうと受験生
がわんさと来るそうです
吉備公墓碑
江戸時代このあたりを領有していた備中
岡田藩4代藩主伊東長貞（いとうながさだ）
が吉備真備公のものだと確認したらしい
大変すばらしい石碑です
歯の状態を確認したいのならこちら
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たかぼん
まきび公園ＨＰ
まきび公園 マップ