関ヶ原を超えて滋賀県に入るとすぐあるのが
中山道柏原宿です
宿場の外れにあるのが旅人が休んだところ
柏原一里塚です
柏原一里塚
その真向いに有るのが北畠具行卿墓の看板
北畠具行卿墓
（きたばたけともゆききょうのはか）の看板
左手の綺麗な道はよその御宅
右側のトレッキング道が墓への道
＊青矢印のトレッキング道を行くとすぐケモノ道に
ドンドン登ると森林の中
ケモノ道のような所を抜けると
ステンレスの網扉に『注意』と書いてある
「害獣防止のため扉は必ず締めて下さい。
御協力お願いします」
どうも本当にイノシシやシカなどの
ケモノ道らしい
扉はなんとボルトで閉まってる‼️
モンキーレンチ持ってきたら良かった！
と思った瞬間
横に動かすと空きました！
↓
扉は奇妙に重くなかなか開きません
下に泥が溜まって結構大変です
ケモノは来ても人間は来ない
すぐ石段があるので登ると
↓
ただの立派なお地蔵様でした
ケモノ道をさらに進むと
セメントの石段が見えてきました
これを登ると
↓
大きな広場に出て
かなり整備されていますね！！
滋賀県が頑張ってる
お墓に石碑が左右に有ります
↑
休憩用の椅子まであります
ここが
北畠具行(きたばたけともゆき)卿の墓です
北畠具行(きたばたけともゆき)卿の墓 
結局、京極高氏の嘆願は却下され
北畠具行(1290〜1332年)は
鎌倉時代末期の公卿（くぎょう）まで
出世した公家です
後醍醐天皇がまだ皇太子の頃から
側近として仕えています
30歳で少納言、34歳で蔵人頭、36歳で参議
40歳で権中納言で従二位になり
参議（さんぎ）とか権中納言というのは
今の大臣クラスで
公家の超エリート！
そして
後醍醐天皇と一緒に元弘元年（1331年）
制度疲労を起した鎌倉幕府の討幕を画策して
兵をあげるこれを元弘の役といいます
しかし、鎌倉幕府軍に捕まり護送される
護送役についたのが京極高氏
（きょうごくたかうじ）
別名 京極道誉（きょうごくどうよ）
この人、婆娑羅大名（ばさらだいみょう）
と呼ばれるほど権威が大嫌いで派手好きな
実力主義者
公卿なんて大嫌い！！
ところが、ところがである！
北畠具行を護送しているうちに
その人となりと才能に驚き
すっかり北畠具行に心酔！
京極家の菩提寺の清瀧寺に１ヶ月留め置き
鎌倉幕府に助命嘆願するのである
ありえないでしょう！！
結局、京極高氏の嘆願は却下され
この柏原の地で斬首されることに
しかし
北畠具行は処刑する前に京極高氏に
感謝したらしい
そして、幕府方だった京極高氏は後に
足利尊氏と共に鎌倉幕府を討幕し
室町幕府を作る柱石になるのです
そして
若狭・近江・出雲・上総・飛騨・摂津の
守護大名となったのです
討幕のやり方を北畠具行に一緒に
話したのでしょうか？
首を切った奴が自分の夢を実現してくれた
天皇親政じゃないけれど
休憩用の椅子
柏原中学校生徒会が作ったらいですね
地元の子供はこの話を知っているわけです
歯周病菌、虫歯菌を討伐するのはこちら
子供たちも知っている
↓
たかぼん
北畠具行卿墓 しがNAVI
北畠具行卿の墓 マップ