大阪市住吉区 庭井というところにある
依羅氏(よさみうじ)ゆかりの神社が
大依羅神社(おおよさみじんじゃ)です
大依羅神社(北側)
石の立派な鳥居が有ります
神門
本当に古い手水がありますね
人が少なく猫がのんびりしています
この辺りは「庭井」と呼ばれる所で
綺麗な水の出る泉があったのです
綺麗な水が出るのは弥生時代なら
最高の土地でした
庭井の趾碑
近くに
依網池(よさみいけ)という1平方キロメートル
の大きな灌漑用の池がありました
池は造成されて作られました
古代からある池で米作が充分できた土地で
これが依羅一族の収入の源泉なんでしょうね
大和朝廷以前に『吾彦(あびこ)』という
称号を貰っていた豪族でした
地名に我孫子(あびこ)が残っています
あびこ観音寺という依羅氏のお寺もあります
仁徳天皇・皇極天皇時代には屯倉(みやけ)
といって王朝直轄地となって各地からの
税金の蔵があったらしい
管理していたのが依羅氏です
手水舎
今でも井戸の水は豊富なようですね
拝殿本殿
祭神
建豊波豆羅和気王(たけとよはずらわけおう)
第9代開化天皇の皇子で依羅一族のご先祖
という事になっています
住吉三神
住吉三神
底筒男命(そこつつおのみこと)
中筒男命(なかつつおのみこと)
表筒男命(うわつつおのみこと)
その他 明治の神社合祀でここに集められた
神々です
大きな楠木
これも見事な巨木ですね!
日本の巨木の2割は森にありますが
8割はこのように人里にあのです
南門
石の神橋があり
こちらの南門も立派です
実はこちらが本来の門かもしれません
西側は名門大阪府立阪南高校
たぶんこの高校の敷地は昔は池だったかも
しれません
依羅神社の南側に
依網池址碑
1キロ平方キロメートルの大きな池があった
江戸時代の宝永元年(1704年)の大和川の
付け替えで池の真ん中を川が通る事になり
池は消滅しました
そのため
かえって水不足になるジレンマに
陥ったそうです
JR阪和貨物線 廃線跡
大和川に沿って廃線の跡です
阪和貨物線は八尾駅から杉本町駅まで
の貨物線で2009年に廃止されました
池だけでなく鉄道線路の廃墟もあります
大和川
流れています
大和川の付け替えで中河内は洪水がなくなり
この川をまたいでいた依網池は無くなり
ここは水不足という不測の事態に!
歯が無くなって不測の事態になった人は
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あびこ観音寺 ブログ
大依羅神社