「第九の里」という道の駅がある
第九はあの年末に盛んに行われる
ベートーベンの交響曲第九番の事です
鳴門市ドイツ館
この道の駅には鳴門市ドイツ館という立派な建物があります
一階は売店、二階は博物館、会議室やホールもあります
100年前、ベートーベンの第九交響曲全楽章がアジアで初演されたのがこの鳴門市なのです
こんな今でもサルも出るような田舎で???
(事情通談)
わざわざドイツから楽団が来たの???
それも東京や大阪に先駆けて❗️
指揮者の顔出し
十分楽しめます
100年前第九を演奏した楽団は
ヘルマン・ハウゼン指揮の
徳島オーケストラです
第一次世界大戦中、中国のドイツ領青島で
捕虜になった人達のうち
1000名のドイツ人捕虜が
鳴門市板東町の板東俘虜収容所に収容されました
板東俘虜収容所の解説板
この俘虜収容所の所長が松江豊寿陸軍中佐でした
松江所長の父親は会津武士で戊辰戦争の敗戦後
薩長官軍が会津藩士に苛烈な境遇に置きました
「薩長官軍がせめて武士の情けがあれば・・・」
と言う大人たちの話を聞いて
子供時代に過ごした松江所長は
敗戦ドイツ人兵士たちに「武士の情け」で
対応する事にしました
第九シアター
人形が当時の板東俘虜収容所の事を語ります
ドイツ人捕虜達を犯罪者として扱わないように
したのです
捕虜収容所内にはパン工場や農場が作られ
各種スポーツや芸術活動も許され
それで第九の演奏がアジアで始めて出来た訳です
第九アジア初演の演奏再現
当時捕虜に女性がいないので
第九の合唱の女性パートのところは楽譜を書き換えて男性でも出来るようにしたそうです
これが
ヘルマン・ハウゼン指揮の徳島オーケストラだったのです
来館記念撮影場
鳴門市はリューネブルク市と姉妹都市提携をしています
リューネブルク市から送られた豚
なんともシュールなデザイン
もらった方もなんともいいがたいかもです
売店
売店にはドイツのビールがしこたまあります
ドイツビールの種類では日本一でしょう‼️
敷地内にはベートーベンの指揮者像があります
ベートーベン指揮者像
第九を作った頃にはベートーベンは指揮が出来なかったのではと思ったが、正指揮者が別にいて指揮台にはベートーベンも立ったらしい
道の駅の案内
鳴門の普通の物産はここの物産館にあります
第九の里物産館
この木造の建物は板東俘虜収容所の建物で牛小屋になっていたものをこちらに改築したらしいです
こちらはワカメとか干しタコとかタコ飯、鳴門金時芋とか地元産農作物が満載です
歯科治療、インプラント、ホワイトニング、矯正、親知らず抜歯など歯科治療が満載なのは
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鳴門市ドイツ館