因みに、ホイールをインターネットで検索しますと当然自動車のサイトが
見つかります。そしてそのページの説明をみると
「ホイールメーカーラインアップ」とか「愛車のホイール装着・・・」とか
出てきます。このカタカナに当たる英語は Wheel ですが、ご存じの方
も多いと思いますのでこれに関する解説は余りしませんが、この英単語
の会話での使われ方を説明しましょう。まず、発音ですが、カタカナ表記
のホイールとは全く日本語発音で通じるわけは有りません。最初の wh
の発音が何故 ホ と表記されるのでしょうか? 私にとっては相当抵抗が
或るところです。願わくば英語発音通りに表記して欲しいです。そこで
発音どおりにカタカナ表記すると ウィール となり、この方がよっぽど
通じます。だから、ホイール は ウィール と覚えなおしてください。
さて、発音が矯正されたところで、今度は英会話らしい表現法に移りま
しょう。 まず wheel という単語を辞書で調べて見ます。
【名】
1. 車輪、輪
2. 〔自動車の〕ハンドル
3. 紡ぎ車、糸車
4.〔陶芸の〕ろくろ
1番目の車輪は日本語でいうところの ホイール の意味ですよね。
ホイールキャップ、これいは車輪をカバーするためのキャップです。
英語でも wheel cap と書きます。当然発音は ウィール・キャップ
です。 そして2番目の意味、ハンドル。 まぁ~ なんとハンドルの意味
でも、この wheel が使われるのですね。日常会話ではどちらかという
とこの2番目の意味のハンドルという意味で結構会話に使います。よって
ウィールはウィールキャップと言わない限り、ハンドルの意味に使いますか
ら、ご注意を! 例えばこんな使い方です。
”When the accident happened, the mother was behind the wheel.”
これは最近起こった事故でこんなニュースが流れました。この文章の意味
分かりますか? 事故が起こった時、お母さんが・・・・?なんて訳します?
wheel ホイール 車輪じゃないですよ。車輪と訳したら、どんな訳になる?
お母さんが車輪の後ろに居ました? うーん、なんか意味 明確じゃないよ
ね!? そこで、ちょっとズルをして、wheel の単語を辞書で更に調べて
みました。すると、有ったじゃないですか! ズバリ その意味が・・・
"behind the wheel"
「ハンドルを握って、車の運転をして、支配権を握って」
これで 車の運転をして となるんだって! まぁ、これがねぇ~。なんで?
そんな愚問は辞めましょう。英会話は理屈じゃないですから。とにかく、
日常英会話ではこのような使い方をするのですから、これを覚えるしか
仕方が有りません。というか、回数を重ねれば自然に頭に入りますから
そう心配はしないでください。 私も辛苦を嫌というほど舐めていますから。
そうすると、先ほどのニュースで流れた英語ですが、意味が分かったでしょ?
”When the accident happened, the mother was behind the wheel.”
そう、この事故が起きた時、お母さんが運転していたのです。この事故とは
ワザワザ、お母さんと明示していますが、その理由は、彼女の子供を不注意
にも自分が引いちゃったのです。なんと痛たましい事故が起きたものです。
「ハンドルを右・左に切る」 この英語も次のようになります。
”Turn the wheel right/left.”
だからカタカナのハンドルというのは、全く日本語的なカタカナ英語ですから
ご注意を! 私も、未だに時々ですが、慌ててる時に Turn the handle...
なんて口を衝いて出てきますから、その時相手はキョトンとしてしまいます。
これも致し方ないこと、中身は日本人なんですから。
他に、ウィールに関する英単語として覚えておくと便利なのが ウィールチェア
wheel chair = 車輪・椅子 つまり 「車いす」 のことです。それじゃ
これも日本語的に ホイール・チェア と呼んでも好いのでは?なーんて勝手
にホザイテます。ほんと、カタカナ英語はだれが決めるのでしょうか?マスコミ
なんですかね? アラサー、アラフォー とかになると、もう気が狂いそう・・・。
日本語英語もいいところですよ。いい加減に辞めてよぉー!!!
その他思いつくところでは、
wheelbarrow = ウィール・バロウ 手押し車
日本で道路工事の時なんか使ってますよね。アメリカでは庭仕事が家庭の
仕事の一部ですから、結構これを持っている家庭が多いです。我が家も
その例外ではありません。庭仕事は週末の大事な行事(?)。
さて、今日はホイールの話題でした。車に関するカタカナは一杯ありますが
日本で使っている車関連のカタカナは殆どアメリカでは通じませんので、
ご注意を! これに関してはまた折をみて取り上げたいと思っています。
それじゃ、今日はこれくらいで・・・