婚活中の34歳、A子といいますにっこり

20代をアルコール依存症患者として過ごし

現在は断酒5年目です

こんな私ですが、家庭を持ちたい!

婚活をがんばる日々の記録です飛び出すハート





交際がはじまって

1年近くが経って


だんだんと変化していく和田さん



機嫌が悪いらしいときは

怒られることもありました

(すぐ謝ってくれるのですが怖かった)






ただ…

最初に約束した1年が近付いて来て


頭の中に

「結婚」

がこびりついていた私は




和田さんのお嫁さんになれるニコニコ

大変そうだけどがんばろっニコニコ




能天気にプロポ待ちをしていたのです












はい

そこの

善良な読者さま物申す



おわかりですね、

お気付きですね



A子がアルコール依存症を告白していないことを









忘れてたわけじゃないんです



色んな意味で

怖くて言えなかった

それだけ………







ひどい話です真顔


最初から話しておけばいいのに


1年が近付いて来てそろそろって時期まで

伸ばし伸ばしにするなんて





プロポ待ちを心ではしつつ

さすがに

もう隠しておくのは

無理だと思った私






あるデートの日、

車で家まで送ってくれる途中

コンビニの駐車場で


「話があるから聞いてほしい」



恐る恐る伝えました









20代からお酒を浴びるように飲むようになり


止められてもやめたくても結局飲んでしまって


アルコール依存症になったこと




家族にばれないよう

隠してお酒を飲んでいたこと


仕事に行けなくなり退職したこと


入院したこと


今はお酒をやめられていること



でも、またいつなるか分からないこと


治癒するものではなくて

お酒を飲まない一日一日を

重ねていくしかないこと







今まで言えなかったことも謝りながら

思いの丈を一生懸命伝えました


声も震えていたし


話もまとまっていないけど


和田さんは黙って聞いてくれていました







話し終えてすこし沈黙がありました



「そうなんだ」

和田さんが溜息まじりに言って


A子「うん………」



和田さん「うん?」


A子「…?」



和田さん「はい だろ」

 


A子「(敬語で話せってこと!?)えっ、はい」




和田「あーもういい。降りて




えっ驚き


和田さん「降りて🙁」






私が焦りつつ

鞄を持ってペットボトルのお茶を片付けていると



無表情でハンドルを握りながら


和田さん

早くして!を連発





A子「ごめんなさい、今日はありがとう」


和田「じゃあね」





ドアをしめると

和田さん車はすぐ猛烈なスピードで

走り去って行きました





コンビニ駐車場に残された私






そして

和田さんとは

それきりです