Aloha
最近私のブログを見てNordstromアラモアナ店に来てくれる方が増えてうれしいです
お気軽にお話し掛けくださいね
今回は前回のブログの番外編になります
女の戦い?美容部員あるある★アメリカVS日本
私がグリーンカード(アメリカ永住権)を取った時はまだ学生でした。
↑KCC時代の写真
米国での初めての就職は日本企業でした。
当時は英語も不安でしたし、とてもアメリカの企業に就ける自信がありませんでした
半年ほどその日本の企業で働いていたんですが、なんとアメリカ撤退するとかで、閉店することになってしまったのです
場所はハワイといえど、日本企業のほとんどは雇用体系も日本式のところが多いです。
有休取れない、とか残業、とか…
そして同僚も日本人だったので、自分の英語力が下がっていくのを感じていました。
これはいい機会だ、と思い、勇気を出してアメリカの企業に就職することを決めました
まずは職探し
大体の企業はHPにCareerとかJobsとかあるので概要を確認して、エントリーできます。
http://about.nordstrom.com/careers/#/home/
↑Nordstromの募集ページ
https://www.alamoanacenter.com/en/jobs.html
↑アラモアナセンターの募集ページ
見るだけでも楽しいですね
色んな企業が色んな条件で募集しています。
気になる仕事を見つけたら、エントリーします。
Resumeと呼ばれる履歴書ももちろん英語です。
日本の履歴書のように写真はなし(人種で採用に差別が出ない為)、
生年月日もなし(年齢による差別を無くす為)、
性別も記載しなくてよし(性別による差別を無くす為、でも名前で大体わかるよね)、
もちろん日本のように「趣味、特技欄」もなし
しかしこの履歴書、自分を売り込むための重要な書類なので、ちょっと強気に作ったほうがいいです。
嘘はもちろんダメだけど、自分の長所を前面に出していきましょう
https://ten-navi.com/hacks/resume-20-4813
↑履歴書の作り方を日本語で詳しく説明しています
私の履歴書を見たら、スーパーウーマンのようになんでもできる素晴らしい女性、って感じです笑
日本人は「謙遜」の文化が強いですが、仕事を得るのに謙遜なんてしてられないです。
謙遜より自信のある人材が求められているのです
企業によってはHPからエントリーしたり、メールや電話で問い合わたり、色々な方法がありますが、まずは履歴書を見てもらうところから始まります。
そして相手から連絡が来ます。
私の場合は「〇日●時に電話します」とEメールが来ました。
その時間は緊張しながら正座で待っていましたよ
この電話、すでに面接が始まっていると言っても過言ではありません。
この最初の電話の対応で面接するかどうかを見極めています
電話で聞かれることは簡単なことです。
簡単な自己紹介だとか、自己アピールなどかできれば大丈夫です。
かしこまるよりは、明るく、元気な印象を与えるといいと思います。
もちろん電話中は静かな場所で
面接は企業によっては4~5回する場合もあります
最初は人事部の方と面接する場合が多いですね。
グループ面接も最初に行われる場合が多いです。
(グループ面接が一番緊張します。他の立候補者と明らかに英語力に差がありますから…)
その後はマネージャーや、地区マネージャーとかとにかくいろんな人と面接した覚えがありますが、聞かれることは大体同じです。
全ての質問に明白な答えはないでしょう。
覚えてる限りでは以下のことをよく聞かれました
(私は接客業が好きなので接客業の面談です)
- 自己アピール
- なぜこの企業に?
- 自分の長所と短所
- 今までで経験した中で印象深かった接客
- 今まで経験した中で一番手こずった接客
- ↑とうやって解決したか
- もし「一筋罠ではいかないお客様」がいたらどう接客するか
- コミッション制をどう思うか
- 5年後どうなっているか
日本の企業面接時と大きく異なるところは和やかに進むこと。
高圧的な態度をとる面接官もそりゃアメリカにもいますが、大体はニコニコ世間話を含めながら進みますので、リラックスして挑みましょう
無言の時間ができないよう、喋り過ぎない程度に。
笑顔を忘れずに
5年後どうしてるか、の質問はいつも聞かれますが毎回悩みますね
希望しているポジションの上のポジション(マネージャーとか)になってたらいいなぁ、くらいにいつも話していますが正解はなんなんだろう??
やる気を見せるのはもちろんですが、
自信のある人は魅力的ですよね
私を雇ったらこんないいこと(ベネフィット)があるよ、と自己アピールができる人が面接を通過しやすいと思います
私は美容部員になる面接をしましたので、お化粧も自分に合い、尚且つスキルが必要、そしてその時のトレンドにあったメイクにしました。
いくら美容部員希望でも、日本では考えられないくらい濃いお化粧でしたよ笑
髪も前日に金髪に染めましたから笑←しかもクルクルに巻いたし
でもここでは目立ってなんぼ
清潔感さえ保っていれば、お化粧も自己アピールの一環です。
地毛が黒髪で、髪を染める事が良く思われていない日本ではもちろん黒髪で夜会巻きなどが主流ですね。
面接時の服装ですが、やっぱりスーツがいいと思います。
他の立候補者を見ましたが、男性はほぼスーツでした。
ハワイなのでアロハでもOKかな?
女性は色々見ましたが(中にはGパンもいたんですが、その後見かけなかったので落ちた模様)、黒を基調とした服装が多かったように思います
黒のスカートに黒のチュニック、とか。
百貨店は黒のユニフォームが多いので、それでかな?
私はグレーのスーツで行きました
上記でも書きましたが、髪はクルクル巻いて、お化粧もバッチリ、
ジュエリーも綺麗に磨いて着けて行きました
グレーのスーツって華やかに見せるのが難しい
CHANELの面接時は、もちろんCHANELの香水をつけて行きました。
爪は短く、でもマニキュアは塗ってあったほうが華やかに見えます。
お化粧も自分の魅力を最大限に生かした、華やかなメイクがいいでしょう。
CHANELは女性が設立した女性のためのブランドです
CHANELの面接は
「おしゃべりな人」が好まれるらしいです(噂ですよ)
ただうるさい人、おしゃべり好きな人ではなくて、話術がある人のことなのかな?
もちろんCHANELの歴史などは事前に勉強してきました。
「CHANELで知ってる事を教えてください」とか、
「CHANELのイメージ」とかこういう質問は必ず面接で出てきます。
そこで勉強したCHANELの歴史や知識と自分の考えや、どういうところに惹かれたとか自分自身と重ねた、とか伝えられたらいいでしょう。
特に自分の経験の話を織り交ぜると感情が入って印象がよくなります
面接の最後には必ず
「何か質問はありますか?」
と聞かれますが、ここで「ないです
」と言うよりかは
何か質問をしたほうがいいでしょう。
私は毎回
「なぜこの素晴らしいポジションが空いてるのですか?」
と聞いています。
あとは、「合否はいつわかりますか?」なども
さて、時給やお給料のお話ですが、大体は求人情報に載っています。
もし記載がない場合は面接時に聞きましょう
大事なことですからね
合否は後日、メールか電話で知らせてきます。
採用の場合は電話が多いですね
合否の電話がかかってくる瞬間は心臓バクバクです
合格の場合はそのまま次のステップに入ります。
新人研修や、登録に必要な書類など具体的な話になるのでメモの準備です
エントリーして大体一カ月はかかりました
時系列まとめ↓
- 企業エントリー
- (次の日)企業から返信(エントリー内容の確認メール)
- (約3日後)第一次面接の予約の電話(電話面接)
- (約一週間後)第一次面接(グループ×人事)
- (約3日後)第二次面接の電話orメール
- (約一週間後)第二次面接(with部署マネージャー)
- (約3日後)第三次面接の電話orメール
- (約一週間後)第三次面接(with担当マネージャー、ベンダー)
- (約一週間後)合否
↑大体こんな感じだと思います
一回の面接は大体15分くらいなのであっちゅーまに終わります
何回も面接するので最後らへんはヘトヘトです
さて、
「美容部員」になる方法ですが、日本だと美容学校卒業が条件のところが多いですが、ここアメリカでは学校に行ってたとか、なにか
資格が必要だとかそういうのはありません
もちろん経験があったほうが採用されやすいです。
未経験だけど美容部員になりたい方はSEPHORAや免税店などで経験を積んでから百貨店に移る人が多いですね。(未経験でも入りやすい)
百貨店勤務の美容部員は売り上げ目標も高く、ただお化粧がうまい人、じゃ雇ってもらえません。
接客がうまい人、売れる人が好まれます。
顧客様を持てる人は強いです。
イベントがある時は顧客様に
電話して営業もします
(もちろん英語ですよ)
もちろん責任感の強い人でないと務まりません
そしてコミッションありきの仕事です。
自分で売り上げないとコミッションが入ってこないので給料が減ります
前回のブログでも触れましたが、コミッション制だからなのか美容部員の世界は人間関係が難しいところが多いです。
百貨店の美容部員は他の部署のより若干時給が高めのようです
技術料、かな?
顧客様と連絡とるのも美容部員の方が頻繁でしょうし、人にメイクをする、というのは難しいものですしね。
無事受かったらこっちのもん
…と言いたいところですが、受かってようやくスタート地点ですからね。
英語に自信のある人はいいですが、私みたく半端もんには最初は厳しいです
英語で講習
英語で接客
書類もなにもかも英語
同僚の名前、覚えられない
当たり前ですけどね。
私は夢だった仕事なので頑張れましたが、最初の2週間は知らないことだらけで心身ともに疲労しますのでストレスでした。
そーゆーときの猫なのです。
私はこの子達を食わせてやらねばならんのです
今日も頑張って仕事しますよー
ハワイは狭いので、仕事を探したりするときも友達に色々相談していました。
あそこの企業はいい、とか悪いとか口コミもバカになりません
しかもハワイの美容部員のコミュニティも狭いので、
「おお!今ここで働いてるのか!」
など意外な再会もよくあります
日本語喋れる人は特にハワイでは重宝されます
なーんか色々書いたらやっぱり長くなってしましました
この記事を書くのに3週間かかりました。
まぁ私がのんびり屋ってこともあるんですけどね
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Mahalo