すぐ潰れるお店と長く生き残るお店 | 脱SNS!リアル集客で月商100万円を目指すひとり起業のバイブル

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こんにちは!
宮脇小百合です。



 

 


本当は私の実家宮崎で大好きだった
ミカエル堂というパン屋さんの
お話しをさせてください。


跡継ぎがいなくて
3月31日にお店を閉めてしまいました。


100年も続いたパン屋なので、
とても惜しいのですが、
跡継ぎがいないのは残念です。


実は、ミカエル堂のご主人には
13人も子どもがいて、
私の高校時代の同級生は九男でした。
 

今、ミカエル堂は後継者探しを
ネットで募集しているので、
息子たちにはパン屋を継がせない
選択をされたようです。


きっと、跡継ぎがいれば、
もっともっと長く続けられる
お店だったでしょう。


さて、
ミカエル堂はなぜ長く続けられたのか?


それは、「じゃりパン」という
宮崎の人だったらほぼ知っている
人気のパンがあったからです。



クリームが入ったパンをイメージしてもらうと
近いものになりますが、
バタークリームにグラニュー糖が入っているので
食べると「ジャリ」とするんです。


また、ミカエル堂は営業も上手で
学校給食や、高校の売店にも
かなり入っているので、
私も高校時代はよくお世話になっていました。


高校の売店って、人気のパンとか
争奪戦になってしまうんですよね。


そんな時、
私は、同級生の都成くんに
「私は、絶対の食べたいから確保してね」と
よく無理を聞いてもらっていました!
(かなり我儘な私で、今思うと恥ずかしいです)


もう一つ、惜しまれながら
閉店をしてしまった移動販売のお店があります。


ヤング食品というお店で
50年も名物の「ホットドック」を
販売されてきました。


 

このお店は、平和台公園という
宮崎のシンボル的な塔の
駐車場にお店を出していたんです。

 

このお店の近くに書道教室があり、
私は4歳から書道をはじめました。


母がスパルタだったこともあり、
半紙からはみ出た文字を書くと
「もう何度言えばいいの、文字は半紙の中に書いて」
と言われて、時には足をつねられてしまい、
いつも書道の時は恐怖でした(涙)


そんな、怖い母ですが、
書道が終わると平和台のヤング食品に
連れて行ってくれて
ホットドッグを買ってくれたので、
書道をずっと続けられたのは
ホットドッグのおかげかもしれません。


子どもだった私が、
今度は一人で通うようになり、
そして私の子どもを連れて
ホットドッグを食べに行くようになり、
50年間私もお世話になり続けました。


それだけお付き合いが長かったので
おばちゃんとは仲良しで
色んな話を聞いていました。


ホットドックは、おばちゃんのオリジナルで
すごく美味しかったのですが、
それ以上に、おばちゃんの人柄が
愛されてきた秘訣なのではないかと
私は思っています。


高校生の時、落ち込んでいた私に
話を聞いてくれた上に
もう一個ホットドッグを追加で
プレゼントしてくれたり


子どもが生まれて連れて行ったときは、
「子どもかわいいね~」と
子ども向けに野菜少なめの食べやすい
ホットドッグを作ってくれたり


毎日たくさんの人に作って、
提供しているのに
一人一人と向き合っているなぁ~と
思っていました。



さて、今日のタイトルにもある
潰れるお店と生き残るお店についてですが、
生き残ったお店の事例を先に紹介しましたが
気づきがありましたでしょうか。


1.商品に魅力があること
2.営業努力をしていること
3.お客様を大切にしていること


生き残るお店は、上記3つが
必ずできています。


ちなみに、ヤング食品のおばちゃんは
外国人にも親切だったので、
SNSでおばちゃんのホットドックは紹介され
外国からもすごい人気だったです。


潰れるお店にならないためには
どうしたらいいのか?


それは、1~3をもう一度見直すことです。


お店をはじめると、
自分の商品はすごくよいものだから
とにかくこの商品を買ってもらいたい・・・
という気持ちばかりが強くなってしまいます。


しかし、お客様の側にたって

どんな時にお客様は商品を購入したくなるのか?

どんな時に、喜んでもらえるのか?

どうしたら、気持ちよく買ってもらえるのか?

どうしたら、また来たいと思ってもらえるのか?


考えることを日々行うことではないかと
思うのです。


今日は、「お店」ということで
書かせていただきましたが、
「サービス」を提供される方も同じです。


私たちは、長く長く続くビジネスを目指して
いきたいものですね。