自分売り出し力プロデューサー
宮脇小百合です。
私は、二人の息子を育てながら起業していますが、
私の周りにも子育て中のママ起業家が
本当に多くなってきています。
健康であれば思いっきり仕事ができるでしょうが、
私のところみたいに息子が病気で
向き合いながら頑張っている人たちもいるでしょう。
さて、3年前に息子が高熱が続き中学校に
行けなくなった時、私たち親子はしばらく
明るい未来を見れないくらいの状態でした。
学校に行けなくても、生きていてくれたらいい！
そんな気持ちで必死に病院を探して、
新宿の大学病院にたどり着きました。
先日、その3年間通った大学病院の先生から
「オーストラリア留学の後も高校にいけるなんて
すごいよ！ さあ、これからはどうしようか？」
と、診察が一通り終わったところで言われました。
長男は、
「そうですね、もう病院に来なくても大丈夫だと
思い始めました！」と答える。
そうすると先生が
「その言葉を聞けて嬉しいよ！ 病院は卒業だね！」
2人は握手をして、これから大学へ行くとき
社会人になるときの報告は、先生にお手紙を
書くという約束をして別れたんです。
3年前に長男を連れて先生に診察をしてもらった時、
こんな幸せな病院卒業ができるなんて、
全く想像もしていませんでした。
病院の先生は、私にこんな話をしてくれたんです。
「長く病院に通っていると、どちらかといえば
医師の方が患者に依存してしまう傾向があって
なかなか通院をしなくてもいいですよと
言えなくなってしまうんですよ」と。
私も、先生に
「実は、息子と私も、病気はもう治ってきているけど
先生に会いに行きたくなるから受診を続けたいと
話をしていたくらいなんです。」と。
この長男の病院卒業を通じて
私は、仕事におけるクライアントとの関わり方も
同じであると思いました。
私も、6ヶ月コースや養成講座を開催していると
受講する方々のサポートをしているうちに
皆さんとの距離が近くなりすぎて
会えなくなることが寂しくなってしまいます。
最後は心を鬼にして「今日が最後ですね！」と
笑顔で話をしていますが、
私が一番悲しい気持ちなのかも・・・と
思うこともあるくらいです。
しかし、息子の担当医の先生みたいに
明るく「卒業だね！」と言ってあげられる
そんな人になりたいと心から思いました。
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