はじめての起業コンサルタント
宮脇小百合です。
サービスを提供するときは、
『誰に』販売するのかを決めておくことは
とても大切です。
マーケティングを学んでいる人は、
『ターゲット』を決めましょう! とか、
『ペルソナ』を決めましょう!
ということを聞いたことがあると思います。
ですが、
自分のサービスを必要としているのは
いったいどんな人なのか・・・
と、それがわからずに
悩んでいる方もたくさんいらっしゃいます。
今回は、そんな時に役立つ、
『ターゲット』の見つけ方をご紹介しますね。
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3つの事例からターゲットを考える!
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私が10年以上前にプロデュースした
収納家のKさんは、プロデュースした時、
たったの1年で、数多くのメディア出演や
雑誌の掲載を実現することができました。
そんな風にできたのは、
Kさんの収納が、
『一度片付けたら散らからない!』
ということを強くアピールすることが
できたからでした。
また、そんな特徴がありましたから、
一般的な収納コンサルの価格と比べて
思っきり値段を上げる事にも成功しました。
つまり、
『高くても収納の依頼をしたい人』
をターゲットにしたのです。
実際に、Kさんににご依頼される方は、
富裕層の方が中心になりました。
◇◆
さて、実はわたしはこれまでに、
Kさん以外にも収納家を何名か
プロデュースさせていただいております。
ここでは、
おなじ収納家でも違うターゲット層で
サービスを提供している例をご紹介しましょう。
【収納家 Nさんの場合】
Nんは、元々はコーディネーターとして
会社で働いていました。
収納グッズを見つけるのがとても上手で
工夫して使いやすくするのが得意だったので、
それを紹介するようになりました。
1日1つ収納グッズを紹介していたら、
そこからクライアントが見つかるようになりました。
そんなNさんのターゲットは、
『収納グッズを使いたい子育て主婦』
となりました。
【収納家 Mさんの場合】
Mさんは、クローゼット収納が得意な収納家です。
お洋服のコーディネートも合わせて
サービスを提供しています。
クローゼットを整えるだけでなく、
仕事とプライベートのファッションを
簡単に選べる収納を提案しています。
Mさんのターゲットは、
『働く女性』です。
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自分の得意なところからターゲットを決める!
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Kさん、Nさん、Mさん、
3人の収納家は、それぞれに得意なことが
違っていました。
美して、一度片づけたら乱れない、値段高い
→ 富裕層、体調が悪い方
手頃な収納グッズを使った収納術
→ 子育て中の主婦
お洋服が選びやすく、クローゼットが整う
→ 働く女性
こうやって、三者三様の
ターゲットを見つけることができました。
でも、実はどの方も最初はターゲットが
明確ではなかったんです。
では、どのようにみつけるかというと・・・
収納という仕事の中でも、
・自分が得意なことは何か?
・何が他と違っているのか?
こんなことを、
じっくりシッカリ考えていくんです。
さらに、そこで思い浮かんだことを
・どんなお客さんが喜んでくれるのか?
をイメージしていきます。
こんな人が喜んでくれるんじゃないかな?
というのが出てきたら、
対象となる人を探します。
そして、
実際にサービスを提供して試してみます。
はじめて起業する方は、
「モニターになってください(^^)」と
素直にお願いするのもいいですね。
それで、
反応が良いか悪いかを判断します。
反応が良ければターゲットになり、
反応が悪ければ、もう一度考えなおしです。
こんな風に、
想定 → 検証 → 改善
を繰り返してターゲットを決めていきます。
見つかるまで繰り返す、
というのが大切です。
ぜひ、あなたも
自分にぴったりなターゲットを
見つけてくださいね。