ナワリヌイ氏死亡の闇 | 狭山与太郎のどですかでん

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ロシアの反体制指導者アレクセイ・ナワリヌイが死亡した余波はまだ続いているようです。

死因もはっきりしないし、一体彼に何が起きたのか我々にはさっぱりわからず謎に包まれたままです。

おそらく真相は永久に明かされることはないでしょう。

 

それにしても、最大の謎はこれがあまりにも絶妙なタイミングで発生したということです。

丁度この日はウクライナ東部ドネツク州アウディーイウカがロシア軍に制圧された日でもあり、この戦果はロシア国内でもナワリヌイ死亡のニュースでかき消された格好となっています。

逆にロシア政府はこの戦果の陰で密かに彼を殺害したとしたならば結果は裏目に出たということになります。

遺体を遺族に渡さないというのも疑惑を呼んでいます。

3月の大統領選挙を念頭に置いたプーチンによる政治的殺人だと主張する人もいますがナワリヌイがPutinの当選を脅かすほど人気があるわけでもなく、どう考えたって反Putin派を勢いづかせるだけで却って逆効果でしょう。

そして、くしくもこの日はドイツミュンヘンで開かれている安全保障会議の最中で、出席中の彼の妻ユリアが登壇しプーチン批判を述べる絶好の機会を提供しています。

しかも、米国の人気ジャーナリスト タッカー・カールソンのPutinとのインタビューが世界中で話題になった直後でもあります。

 

当然、米国をはじめとする西側ではロシアのプーチン大統領が背後にいると主張しています。

ナワリヌイ氏が服役中だったヤマロネネツ自治管区第3刑務所は16日、「ナワリヌイ氏が散歩の後に倒れ意識を失い死亡した」と発表しました。

ナワリヌイ氏が死亡する2日前にロシアの情報機関である連邦保安庁(FSB)当局者が、彼が服役する刑務所を訪ね一部監視カメラなどの接続を遮断したとナワリヌイの側近者は主張しています。

「ナワリヌイ氏死亡前に刑務所の監視カメラ遮断」…遺体も行方不明 | Joongang Ilbo | 中央日報 (joins.com)

彼らは本当にFSBだったのでしょうか?

監視カメラを遮断したというのは本当なのでしょうか?殺す現場を記録させないため?

FSBは暗殺のプロなんですから殺すだけならもっと他にも方法がありそうです。

一体何が起きたのか?

おそらくPutin自身も彼が死んだということ以外何も分からないのではないでしょうか。

何か事件が起きた時にそのことによって誰が一番利益を得るかという犯人捜しの基本中の基本からするとどう考えてもPutinが殺害を命令したとは考えにくいのではないでしょうか。

何しろノルドストリームの爆破もクリミアとロシアを結ぶケルチ橋の爆破もカホフカダムの破壊もロシアの自作自演だと喧伝するようなマスゴミですから全く信用はできません。

 

欧米のマスゴミはナワリヌイ氏をPutinに抵抗する反体制の正義の志士でもあるかのように喧伝していますが、彼の実像は民主主義者でもなんでもなくロシアの民族主義者でPutinに敵対するロシアの所謂極右翼です。

 

そして彼の周辺には英国のスパイ組織MI6との関係が噂される人たちもいます。

更にウィキリークスはCIAのNGO資金提供部門であるNED(国立民主主義研究所)がナワリヌイ組織に資金提供をしたという電報を暴露しています。

 

 

彼は2007年に人種差別的な反移民活動を開始し、国家ロシア解放運動(NAROD)を組織しました。

NAROD が 2008 年に発表されたとき、NARODには極右で国家主義的かつ人種差別的な組織である不法移民反対運動 ( DPNI ) が含まれていました。

DPNIは不法移民に反対することに加えて、民族的、宗教的、性的少数派の背景を持つロシア人をターゲットにし、外国人、性的少数派の代表者、反ファシスト、「非伝統的宗教」の信者に対する攻撃に関与したナチスのスキンヘッドに支援を提供しています。

更に、ナワリヌイ氏は少数民族をゴキブリに例えそのような昆虫に対処する場合私は拳銃をお勧めしますとYouTube述べています

 

彼は犯罪者であるということも欧米のマスゴミは報じていません。

彼は2008年、国有のロシア郵便局が顧客の配送センターからの小包の集荷をやめることを決定したとき、郵便局で高官の職に就いており計画を知っていた彼の弟オレグ・ナワリヌイ氏とインサイダー詐欺を行い、その後、フランスの化粧品会社イブ・ロシェ・ボストークとの取り分のことで訴えられ裁判所はアレクセイに執行猶予3年半の判決を言い渡し、弟には同期間の懲役刑を言い渡しました。

ナワリヌイ氏はその後航空機で移動中に毒を飲まされドイツの病院へ運ばれましたが健康状態が回復した後すぐにロシアに戻りませんでした。

結局有罪判決の仮釈放に違反したことが、2021年1月17日の逮捕の根拠となり、その後裁判所で懲役刑を宣告され拘留さることになったわけです。

ナワリヌイ氏はまた、2016年のアメリカの大統領選挙でのロシアゲート作戦の参加者にされています。

彼は 2018年、ロシアの実業家オレグ・デリパスカ氏がドナルド・トランプ大統領の元選挙対策本部長ポール・マナフォート氏とクレムリン外交政策高官との間のメッセンジャーを務めたと主張するビデオを公開しています。

トランプとロシアの関係は、今回も含めてすべて虚偽であることが証明されているにも関わらずナワリヌイ氏は自身の反トランプビデオを削除していません。

 

結論から言えばナワリヌイ氏はPutinと対抗しているという立場を何者かに利用されていたということなのでしょう。

彼自身が利用されていることに気が付いていたかどうかは知る由もありませんが、自分の意志を貫いたつもりでいて、結局最後は殺されてしまった。彼自身はロシアの愛国者でありながら結果的に反ロシア勢力に利用されピエロを演じさせられた末最後は始末されたということなのではないでしょうか。

利用したのはロシア内反Putinの組織なのか英国なのか米国なのかは私にはわかりません。

何れにしてもその目的のためには犯罪者だろうが極右の差別主義者だろうがネオナチだろうがイスラム原理主義者だろうがお構いなく利用しようとする組織の姿が浮かんできます。

私の独断と偏見によれば今回の彼を死に追いやったのはそうした人たちの仕業に違いないと思います。