1昨日2月8日、元FOXニュースの政治トーク番組『タッカー・カールソン・トゥナイト』で司会を務めたタッカー・カールソンがモスクワでPutin大統領にインタビューしたことが欧米で話題になっています。
日本では彼のことを知っている人は殆どいませんが、この番組はアメリカで彼の歯に衣着せぬ体制批判発言によって高視聴率を上げていましたが昨年4月彼はFOXテレビを突然解雇されました。
彼がロシアを訪問した時からすでに欧米はPutinとのインタビューを異常なほどに警戒し、裏切り者だの帰国させるなとか逮捕すれなどと主張する米国議員も出る始末。
特にモスクワに暮らす欧米マスコミ特派員連中は、カールソンのインタビューを嘲笑し彼の信用を失墜させようと躍起になっています。
彼はインタビューの内容をすべてSNSで公開すると宣言しており、ロシア側からはすでにそのインタビューの様子がストリーミングで配信されています。
タッカー・カールソンがウラジーミル・プーチン大統領とのインタビューをストリーミング配信:ライブ最新情報
欧米側がなぜこんなに敵意むき出しにして大騒ぎしているかと言えば、これまでマスコミが一方的に垂れ流してきた無数の嘘について、疑問を感じ、真実を知りたがっている人たちが少なからずいるということなのでしょう。
今まで欧米のマスゴミはロシアは専制主義国家で、ロシアがヨーロッパを侵略しようとしているという恐怖感を煽り、ロシアが何故ウクライナに侵攻したかについては全く説明してきませんでした。
それがこのインタビューによって明らかにされるのではないか、これを見た人がウクライナ戦争の意味を知ってしまうのではないかということを恐れているからです。
私もこのRTが発するストリーミングを見てみましたがPutinの発言は今まで欧米側のケイトリン・ジョンストンやシーモア・ハーシュ、エマニュエル・トッド、ミア・シャイマーなどのジャーナリストや学者たちが発信してきた内容を上書きしたようなもので特に新しい意外性のあることは述べていません。
ただ、彼らの発言は敢えて知ろうとする以外の人たちには全く伝えられることはなく大多数の人たちは知る由もありません。
いずれにしても、アメリカ国内での大手マスゴミはいつものように無視するか、Putinの発言はロシア側のプロバガンダであり、それを広報するカールソンはロシアに協力していると批判するだけでしょう。
そうして、カールソンをアサンジやスノーデン、オリバー・ストーンと同じように反米非国民扱いするのは目に見えています。
一方日本ではどのように伝えられているかと言えば、今朝の東京新聞を見ても昨夜のNHK国際報道を見てもカールソンのインタビューの話は全く伝えられていません。
昨夜のTBS 報道1930で辛うじて前半で伝えていましたが、ゲストのパックンはじめ上智大前嶋教授たちは予想通りカールソンを陰謀論者でありトランプの使者として説明しています。
「裁判が重荷」のトランプ氏に追い風か バイデン大統領の「記憶力」に問題が?【2月9日(金) #報道1930 】 (youtube.com)
パックンはカールソンはジャーナリストではなくエンターテナーであり彼とPutinは陰謀論者で話が通じているだけだと述べています。
いかにも民主党支持者でトランプ嫌いの彼が言いそうなことではありますがインタビューの内容の肝心な点についてはコメントしていません。伸輔
ニュース解説者の堤伸輔に至っては元々ロシア嫌いのPutin性悪説論者ですから何があってもロシアPutinのことをよく言うわけはありません。
結局皆さんカールソンのインタビューはトランプをヨイショするためだろうというところに意見一致しているようです。
タッカー・カールソンはトランプ政権で国務長官や副大統領を狙っているという陰謀論も一部でささやかれています。
結局Putin性悪説に立てば誰が何と言おうが、ノルドストリームを爆破したのも、マレーシア機を撃墜したのも、ケルチ橋を破壊したのも、カホフカ水力発電所のダムを破壊したのも全てロシアの陰謀で自作自演だというjことになるのでしょう。
今回のカールソンの取材も逆にトランプを貶めるネタとして利用されるだけに終わってしまう可能性無きにしも非ずです。
その一方でバイデンの認知症は深刻さを増すばかりのようです。
Putinが言うように結局実際にアメリカを動かしている連中が変わらない限りアメリカの大統領が誰になっても大して変わらないというのは正鵠を射ているでしょう。
パックンに言わせると陰謀論だということになりますが、まさに認知症のバイデンが大統領として存在していること自体がそれを証明しています。
しかも驚くべきことに次期大統領にもなろうとしています。
要するに、米国にとっては〇〇のほうがむしろいいということなのでしょう。
Putinはインタビューの中で
(ウクライナに武器を供給することは)アメリカに必要なことでしょうか?
何千マイルも離れた領土の事なのに他にすることは無いのでしょうか?
国境問題、移民問題、33兆ドル以上の国家債務問題。
他にやることがないからウクライナで戦うんですか?
と述べています。
バイデンはこの発言に対して何と答えるのでしょうか?
「余計なお世話だ」とでも言うのでしょうか?
「ウクライナの為ではなくアメリカの軍需産業の為だ」ってうっかり本当のことを言ってしまうかもしれませんね。