ロシアがウクライナに侵攻し、それまでウクライナ国内で41%だったゼレンスキー大統領の支持率が急遽91%にまで上がったとのことです。どこまで本当かわかりませんが・・・・
今や彼はウクライナの英雄?
支持率「41%」が「91%」に……ウクライナ大統領、驚異の上昇 SNSで「みんなここにいます」「守り続ける」団結促す(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース
彼のロシアに対する断固とした姿勢と悲壮感漂う彼の面持ちに国内だけではなく世界中から支持が集まっているようです。
彼が多くの屈強な取り巻き連中と映っている映像を見ると一人だけ体も小さくいかにもひ弱で自信のなさそうな姿が印象に残ります。
背は低いけれど堂々としてひたすらマッチョさを売り物にしていたプーチンとは対照的です。
映像だけを見ているとゼレンスキーは被害者でありPutinは加害者というイメージがどうしても付きまといますが果たしてそうなのでしょうか?
彼は元俳優であったことを忘れてはいけません。
彼の政権を構成する人たちはネオ・ナチと反露民族主義者やオリガルヒ達。そのバックにはバイデンやビクトリア・ヌーランド国務次官が控えています。
要するにゼレンスキーは彼らの操り人形で彼らの指図通りに動いているだけでしょう。
勿論、ロシアがウクライナに軍事進攻したことを決して正当化はできませんが、そもそもこのような事態を招いた全ての責任はゼレンスキー大統領及びその操縦者たちにあるということを世界中のマスゴミは決して伝えません。
2014年の「ミンスク議定書」、2015年の「第二ミンスク合意」によりウクライナ東部のドネツクとルガンスクの2州の自治権を認める合意がなされました。
ところが2019年ゼレンスキーが大統領になってこの合意を拒否。
この2州への攻撃は停止されることなく結果としてドンバス地域で約14、000名もの住民が犠牲になっていることを世界中のマスゴミは伝えようとしません。
フランスのマクロン大統領やドイツのショルツ首相が仲介に入ってミンスク合意による解決を図ろうとしPutinが同意したもののゼレンスキー大統領はこれを無視し回答すらしませんでした。
そうして昨年4月にはトルコから購入したドローンで分離独立派を攻撃したことがPutinを怒らせる引き金になったと言われています。
ロシア「ウクライナ侵攻」の原因、誤算、今後の焦点 | ウクライナ侵攻、危機の本質 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)
PutinがNATOの東方不拡大を求めても米国は約束を反故にして聞く耳を持ちません。
建国から続く先住民に対するアメリカ合衆国政府の約束不履行の姿勢は現在でも引き継がれています。
しかもバイデン政権の構成員の殆どは軍需産業とのつながりがあります。
現在日本も含め世界中がロシア批判の大合唱をしていて、ロシア側の立場で発言することが非常に困難な状況となっています。
まるでファイザーやモデルナなどのワクチンの危険性を訴えるのと同じような状況です。
例によってYouTubeやフェイスブックはロシア側からの情報はフェイクとして全てブロックしています。
戦争に反対することは正論であり、まさに世界中の人たちが反対すべきですが、何故米国がイラクに攻め込んだ時にはこのような戦争反対の声が上がらず、世界中がそれをまるで当然のことのように容認していたのか?
しかも、侵攻の理由はイラクが大量破壊兵器を持っているというデマ情報によるものでした。
アメリカ世論がイラク侵攻を支持したきっかけとなったイラク兵が乳児を銃剣で突き刺したという米国議会での証言も全くの作り話でした。
そもそも、911テロはアル・カイダによるものだと言いながらアル・カイダとはむしろ敵対関係にあるイラクに対して報復だと言って攻め込んだのですからもう滅茶苦茶。
米国のアフガニスタン侵攻にしても同じ。
要するに米国にとっては911も大量破壊兵器もそんなことはどうでもよく最初からイラクを侵攻する計画を実行しただけなのです。
そんなあらゆる点で不条理な米国のイラク侵攻に対して一体どれだけの人が反対したでしょうか?
マスゴミがどれだけ真実を伝えたでしょうか?
米軍の攻撃におびえるイラク国民の姿を伝えたでしょうか?
このような理不尽な攻撃によって何の罪もないイラク国民がおよそ100万人も犠牲になったのです。
リビアをNATO軍が攻撃した時も同じ。
戦争反対の声は全く上がりませんでした。
今回の成り行きを見ていて、1年?ほど前に中学生が同級生をナイフで刺した事件を思い出しました。
加害者は恒常的に被害者から虐められ、暴力を振るわれたり金品を要求されていたりしていました。
両親に訴えても弱いお前が悪いのだから自分で何とかしなさいと言って取り合ってもらえず、先生に訴えても子供同士の喧嘩として相手にされずその加害者はついに已むに已まれず反撃に及んだという事件です。
この加害者を責めることは簡単でしょう。
そのようなことをすることは法律で禁止され、人道上も許されることではありません。
しかしこの加害者を一方的に責めることが果たして正義と言えるのでしょうか?
ウクライナに侵攻したロシアを批判することは容易で確かに正論ではありますが、それまでの経緯を無視して一方的に批判することは 果たして正義と言えるのでしょうか?
マスゴミは誰のために何のためにニュースを伝えているのか?
もう一度冷静によく考えてみる必要があるのではないでしょうか。