アラジン3回目です。
この週末、日本のアラジンのDVDを借りて、日本語(英語字幕)・英語(日本語字幕)で鑑賞しました。
まず日本語で見て思ったのは、私が日本語で味わえる世界観を英語で得るのはまだ相当厳しいということ。
例えば、敵役のジャファーが冒頭で「遅かったではないか」というところ、
英語だと“You are late.”なのですが、
私が”You are late.”を聴いても「遅いぞ」くらいにしか受け取れない。
ちなみに日本語字幕だと「遅かったな」になってますが、このシーンは断然「遅かったではないか」が合ってると思います。
これは語学レベルが上がれば、”You are late.”から「遅かったではないか」並の解釈ができるようになるものだろうか。
あと日本語のジーニーの山寺さん、天才だと思うんですけど。英語でも何となくニュアンスはわかるけど、所詮何となくしかわかんないんだ・・・
自分の日本語と英語の間に越えがたい深い隔たりがあることを思い知ってかるく絶望した。
まあ、私がまず必要としているものは仕事で使える語学力だから、そういうところにいつまでも囚われてることに意味はないので、いんですけど。
あと、"Aladdin"って英語だと「アラジン」って感じの発音じゃないんだな。
「アルアーディン」って聞こえる。
さて、前回、英語版の主題歌”A Whole New World”の仏語版”Ce Rêve Bleu”を取り上げた記事で、直訳したら”Un Nouveau Monde”かな?、と書いたのですが、
実はアラジンのカナダ版では”Un Nouveau Monde”ってなってるらしいです。
その動画。
うわあ。。だめっすね。好きじゃないわ・・・。声?歌詞?なんかすごいもったりしてる???
Youtubeコメントも酷評の嵐。
ケベックの人、ごめんけどフランス版の方がええわ>_<
殺す気か!
フランス語については、ケベック版はだめ。歌詞は英語に近いけど、歌はひどい。まじ。
→同意。。。。
正直、フランス版のアラジンの声とケベック版のジャスミンの声がいい。
→これも同意。ジャスミンの声はこっちの方が大人っぽくていいなと思う。歌はフランス語版の方が上手だと思うけど。
生まれてから見た中で一番見る価値ないビデオだった。
→vfってla version françaiseってことかな?
17歳にしては声が渋い
→アラジンたちって17歳なんだっけ。まあ、昔の結婚適齢期なんだからそんなもんか・・・(・・・衝撃)
普段はケベックのアクセントに文句はつけないんだけど、コレは・・・声がひどいし合ってなさすぎ
ケベックのフランス語については私はほとんど全く触れたことがないのでなんとも言えません。
でも多分これは、ケベック語の問題じゃなくて、この映画のケベック語版の制作陣の問題なのではないかと思う。
というか、フランス語版があるのに、ケベック版を別に作っちゃうんだ?
もしかして英語もアメリカ版とイギリス版とか、カナダ版とかあるのか??
市場はそんなに大きくないだろうに、ケベコワの人たちのアイデンティティの強さが作らせたんだろうか。
セリーヌディオンとかいるし、彼女はアラジンの前の美女と野獣歌ってるくらいだから、人材はいるしディズニー業界のネットワークの中にも入っていると考えていいと思うんだけど、採算見込みがなくて制作費かけられなかったとか??
とにかく英語版の歌最高。それもエンディングじゃなくて、劇中歌の方ほうね。
あるものについて良いという感想を抱くのか、悪印象になるのかって、ちょっとした要素で大きく変わるんですね。
同じ映像、同じストーリーなのに、こんなにも変わるか。
「中身で勝負」とだけ言っててもだめなんだという話がよくわかりました。