皆さま新年あけましておめでとうございます。遅くなりましたが。

今年もよろしくお願いします。


Crazy in Kyrgyzstan

新年パーティー”

2011年はただただ駆け抜けました。

Crazy in Kyrgyzstan

”駆け抜ける馬のそばで歌う歌手”


公私共に喜怒哀楽がほんっとにめまぐるしく襲ってきて、

泣いたり笑ったり悩んだり感動したり、

飽きることのない1年でした。

そんな中で学んだことは、人って素晴らしいってこと。

私はたくさんの人に囲まれ支えられ、そしてその人たちに頼りながら生きているのだと実感しました。

本当に感謝です。

ということで、2012年の目標。


「駆け抜けるだけではなく少しは振り返ろう」です。

Crazy in Kyrgyzstan

”村の夕暮れ”


風に吹かれるままに漂ってるんじゃなくて、

少し時間をとって立ち止まって、気付き、学び、

それをちゃんと吸収していこうと思っています。

そうすることによって、

今まで与えてもらってばっかりだった人から、

周りの人に還元していける人になっていきたいと思います。

自分の気付きや学びをブログを通して皆さんと共有できたら理想的ですね。

努力します。


と、ここまでは前置きです。

今日どうしてもブログを書きたかったんです。

その理由はこれ。

Crazy in Kyrgyzstan
”今日たたいたドラム”


そう、ドラムです!!!!

ここ1年3カ月ずっと念願だったドラム、

思いっきりたたいてきました!!!

やっと見つけました!!!


このスタジオ、音すごくよかったんです。

オーナーさんはロシア人。


Crazy in Kyrgyzstan
“オーナーと私”


ギターも弾くし、イベントなどでは音響もやるらしいです。

練習後の私への第一声は、

「音まわりどうやった?」でした。

感動でした。

この国でこんな言葉を聞けるとは思っていませんでした。


スタジオは、ずらーっと並んだ倉庫の一個。

オーナーさんと近くのバス停で待ち合わせしてスタジオに向かったのですが、

この倉庫置き場につれてこられた時は一瞬身の危険を感じました。

Crazy in Kyrgyzstan Crazy in Kyrgyzstan
”倉庫街”                             “スタジオ外”


考えてみれば来年の今頃はもう帰国。

本当、後一年しか残っていません。

一皮むけて帰られるよう、日々精進、がんばります。


このたび、私が一緒に働いているキルギスの生産グループ(ジャーマット)の商品が、無印良品で販売されることになりました。これは、無印とJICAの連携プロジェクトで、フェアトレード商品として販売されます。商品は、フェルト商品で、めがね入れ、携帯入れ、クリスマスツリーに飾ったり鞄に付けたりと様々な用途で使える地球と木星です。
MUJIHP
http://ryohin-keikaku.jp/news/2011_1012.html
JICAHPhttp://www.jica.go.jp/press/2011/20111012_01.html

Crazy in Kyrgyzstan-商品


以前、私は、キルギス イシククリ州の一村一品プロジェクトの一員として働いているということを書きました。そのプロジェクトで、今年4月に、イシククル州全域のポテンシャルジャーマットをメンバーとした一村一品アソシエーションを発足させました。このアソシエーションの目的は、継続可能な生産活動です。たとえば、アソシエーションの資金を使って、セミナーを開催したり、生産に必要な機械を購入したり、共同購買で資材費の削減をしたり、お互いの情報共有をしたり、そして今回のような大型注文への対応も可能と様々なメリットが考えられ、よーしこれからと意気込んでいるところでした。
Crazy in Kyrgyzstan-アソシエーション

そんな最中、今回の大型注文を手にすることができ、皆ドンちゃん騒ぎでしたが、アソシエーションとしてこのような大型注文は始めての経験であり、挑戦でした。ジャーマットのレベルはバラバラ、そして州の各地に散らばっているという状況で、品質を均一にする事、期限に間に合わせる事、かなり難しいものでした。

品質にかんしては、エリアごとにリーダーを決め、そのリーダーがセミナーを開催しモニタリングをすることで、責任をもって品質管理を行いました。検品作業にもかなり時間をかけました。

期限に関しては、正直かなりつらかったです。今回の商品は、石鹸や水を使っての作業ですし、1つ作るのに相当な時間がかかり、心身ともにかなり負担が大きいこともあり、ペースが遅めでした。
Crazy in Kyrgyzstan-作るところ2 Crazy in Kyrgyzstan-作るところ

また、作業をしたのが夏。そして、私達のイシククリ州には美しいイシククル湖があり、他国からもかなり多くの観光客が訪れにぎわいます。

Crazy in Kyrgyzstan-イシククル湖

おばちゃんたちのところにも、各地から親戚や友達が来て、その対応で毎日疲れきってる人も少なくありませんでした。
Crazy in Kyrgyzstan-疲れた

でも、そんな中でも、ジャーマットのおばちゃんやおっちゃん達は、「私達は物づくりが好きだし慣れてるから大丈夫よ。私達が作らなきゃ誰が作るの。」と、またあるおばちゃんは、「私は毎日神様に仕事をくださいとお祈りしていた。こうやって大きな仕事をいただけたんだからやり遂げるわ」といって最後まで1つ1つ丁寧に作り上げてくれました。ある時は明け方まで一緒に作業をしたこともありましたが、いつもおしゃべりなおばちゃんもそのときはさすがに無口に(笑)。時には、スイッチが入ったかのように踊り出すおばちゃんもいました(笑)。そして時には、横で寝ているだんなさんや息子に「ちょっとぐらい手伝え!」って怒りを爆発させるおばちゃんもいました。
Crazy in Kyrgyzstan-怒りの

正直、こんなにたくさんの注文を品質を保って期限内に生産するなんてできるのかと不安になることもありましたが、最後までやり切れたのはいうまでもなく、キルギスのおばちゃんとおっちゃん達の底力でしたね。

今回、日本の企業とのビジネスを経験したことで、品質レベルをあげないといけない、均一にしないといけない、とか、期限は守らなければならないといったことを学べたようですし、何より、皆で協力すれば大きなこともやり遂げられるということを学べて自信につながったようです。今回の件で、無印良品の方がキルギスに品質チェックの為視察にこられ、またジャーマットのおばちゃん達にセミナーも開いてくださり、とても勉強になったという声をたくさんききました。今後もジャーマットの人たちにこういった経験を通じて働くことの楽しさを学んでもらい、更に生産活動を盛り上げるべく共に切磋琢磨していきたいと思っています。

と、ここまでたらたら書きましたが、おばちゃんやおっちゃん達が、このひと夏をかけて、本当に1つ1つ手作りで一生懸命作った商品です。昨日から先行販売しているので、もし店頭で見かけて気に入ったら、買ってくださいね。



Crazy in Kyrgyzstan-検品

Crazy in Kyrgyzstan-せみなー2 Crazy in Kyrgyzstan-セミナー

ずいぶん長い間ご無沙汰していました。めっちゃめちゃ忙しかったのと、インターネット環境にめぐまれず、インターネットが使える限られた時間の中での作業となると仕事関係のメールが優先的に処理されるので、ブログは後回しになってしまい、更新がなかなかできないでいました。今日から、休暇をとってウズベキスタンにいくので、首都に上がってきたので、それを機にブログを更新しています!この数ヶ月の私の活動については追って詳しく報告しますが、今とりあえず皆さんに報告したいことはやっぱり音楽関係のこと!ということで、この数ヶ月の私の音楽活動を報告します。

キルギスの民族楽器-コムズ(3弦の楽器)を購入しました。キルギスで一番有名なイシククル湖に行き、6月に日本に帰ってしまった、大好きな先輩と一緒にとった1枚です。
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美術館の日というのがあり、その式典の際に、美術館のディレクトルに招いていただき、コムズ、キルギス語の歌、日本の歌の披露をしました。この日、テレビ局もきていて、いきなりインタビューされ、たどたどしいキルギス語でなんとか受け答え。放映をみていた村人達が時々よかったよって声をかけてくれました。でもお世辞だと思う。これを機に、心を入れ替えてキルギス語を勉強しようって思いました。
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今年、クルマンジャンダトカというキルギスの英雄的女性の200周年の年です。その式典が村役場で開かれ、そこでコムズの演奏とキルギスの歌を歌いました。今回は、村のコムズ弾きやアコーディオン弾きが一緒に演奏してくれたので心強かったです。キルギスの伝統服も着せてもらいました。この日は優秀賞に選ばれ、賞状をいただきました。久しぶりにうれしかったです。この日出会ったコムズ奏者でとっても上手なおじさんがいて、このおじさんにコムズの指導を頼みました。「よし!じゃぁ毎週火曜日レッスンにしよう。また連絡するよ」と言ったきり、まだ指導は一回だけ。電話もってないから連絡とれないし、道でたまにあっても酔っ払ってることが多い。9月以降、仕事が落ち着いたら家に押しかけて教えてもらおうとたくらみ中です。 Crazy in Kyrgyzstan-datka



他の隊員が活動している村での日本祭り。他の隊員と一緒に、テミルコムズとコムズの演奏、そして、盆踊りをしました。
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首都のビシュケクで、ストリートライブ。この日の演奏曲は、コブクロの轍。こっちでストリートライブってあまり見たことがないから、うちらが演奏してると人がものめずらしそうに見に来ました。私は、バザールで買ったおもちゃセットの太鼓とマラカスを演奏しています。何年振りかのストリートライブ。チョー気持ちよかった!!!
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その後、帰国されるJICA職員さんの家でもライブ!たいこを持ち合わせてなかったので、バケツで演奏。
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先輩の送別会で、コムズの演奏と、ストリートライブで演奏した曲の演奏と、ロシア語の歌を歌いました。ロシア語は私からしたら暗号みたいなもの。覚えるのチョー大変でした。今回帰国された3人の先輩方、それぞれ立派に活動され、笑顔で返っていかれました。彼らの言葉を聴いて、私も2年後、彼らのように「やりきったー」って言って帰れるといいなーって思いました。Crazy in Kyrgyzstan-farewell Crazy in Kyrgyzstan-farewell2


観光シーズンを迎え、私達もカラコルという町に新しく土産屋をひらきました。そのオープニングセレモニーで、他の隊員とよさこいソーランを披露しました。これ、めっちゃきついんですね。おどり終わったら足がイタイイタイ。
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Crazy in Kyrgyzstan-yosakoi2

ある隊員の村でのお祭りに参加。皆で山に行き、ボズウイの中でご馳走を食べ、草原で歌を歌いました。アメリカのボランティア、ピースコープもこの村にはいるようで、彼らと一緒にstand by me を合唱。私はまたまたおもちゃの太鼓で参戦です。
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夏の観光シーズン、私が一緒に働いている生産グループの1つのリーダーが、夏はキルギス版のユースホステルも経営しており、その仲間でイベントを開催するというのでお手伝いをすることになった。お手伝いすることになったといっても、お手伝いにいくとまったく準備できておらず、1週間ほど泊り込みで準備しました(その辺の大変だったエピソードはまたおって書きます)。このイベントでも、村の女の子とコムズを演奏、キルギスの歌を歌い、日本の歌を歌い、日本舞踊「さくら」を踊りました。9月から新学期が始まるので、学校でキルギスダンスを教えてもらうことになっています。その代わりに私も日本舞踊を教えることに。日本を出る前に即席で覚えて行った日本舞踊がとっても役に立っています。
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昨日、念願の初和太鼓でした!キルギスで和太鼓を指導しているボランティアがいて、キルギス人と一緒に演奏しているのを見て、和太鼓ってチョーかっこいいということに気づき、いつかたたかしてほしいと思っていたところ、昨日、稽古をつけてくれました!!!!2時間だけやったけどちょーきつい。豆もつぶれました。懐かしい痛さでした。
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村の凄腕コムズ奏者も(酔っ払いながら)言ってたけど、音楽って国、言葉を超えてつながれますよね。それをつくづく感じます。私が歌えば他の人も歌いだす、私がコムズを弾けば他の人が歌いだす。キルギス人は皆歌ったり踊ったりするのがとっても好きです。私もそんな陽気なキルギス人が大好きです。

そういや、もう一個報告しないといけないことが!半年の健康診断で7キロ太ってました!今、頑張ってダイエットに励んでいますが、なにせ、行く場所行く場所でおいしいお菓子を出してくれ、一日に5食ぐらい脂っこいご飯をたべるこの食生活のなかではやせられそうになさそうです。持ってきた服もきつくなってきてさすがに危機感を覚えてきました。




ブログを更新しなかった間に、すっかり春になりました。

そこで、春を感じる写真をお送りします。

1.山

冬は枯れ木や土で茶色だった山が、緑色になりました。しかも、タンポポや、綿帽子で黄色や白も混じり、とってもきれいです。休みの日には山に出かけ、山の上から湖を一望しています。人が少なくて、ゆーっくりできます。影がないのを除けば、最高の安らぎの場所です。

見てくださいこのタンポポ。日本では見たことがないぐらい、咲ききってますよね。そりかえってるんですよ。やっぱり太陽の光が強いからかな。

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2.湖

すでに泳いでる人もいます。水、すごく冷たいから、私は絶対無理です。世界で二番目の透明度を誇る湖なだけあって、水がとてもきれい!村人にあったら聞かれる質問No.1は「もう湖で泳いだ?」 見えにくいけど、奥の山はすごく高くて、雪が積もっています。夏も溶けずに残ってるみたいです。山に積もった雪を見ながら泳ぐって考えられないですよね。夏が待ち遠しいです!

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3.ジャガイモ

家の人が持ってる大きな畑でジャガイモを植えるのを手伝いました。もちろん手で植えます。朝9時から夜6時まで、ずーっと働きっぱなし。おかげさまで、しっかり焼けました

この時期は、畑仕事がたくさんです。倉庫に大量に残っていたジャガイモをすべてチェックし、販売用と種イモ用に分けました。今回私は。畑がすごく細長くて、1列全部植え付けるのにも一苦労。でも、皆でおしゃべりしながら作業してたからそんなにしんどくなかったです。

家の近くのジャガイモ畑はそこまで大きくないので、中学生が家に来て、畑を耕すのをお手伝いしてくれました。少しだけお駄賃がもらえるようです。



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4.まきわり

冬にたくさん使ったまきの補充のため、おじいちゃんと一緒に木を切りました。なかなかのハードな作業でした。おじいちゃん、毎日この作業をしてるんです。しかも、すごい力です。84歳とは思えない。

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5.首都

見てください。私が首都に住んでいる時、雪が積もってそりが使われていた場所が、今や緑だらけ!ビシュケクはまさにジャングルでした。

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そんな感じで春を感じる毎日。村の雰囲気もわいわいしてきて、とっても心地がいいです。

去年の4月7日、昨年キルギスで大きな革命がありました。日本でも放映されていたので多分知っている人もいると思います。私達の村の男性もなくなったようで、この日は私が働いている村役場が主催で、村中の男性達を招待し、皆でコーランを読み、伝統的な料理を食べて御冥福をお祈りしました。革命から一年という事で、また何か起こるのでは?と心配していましたが、何も起こらず、平穏に過ぎました。ほっ。


では、初体験談に移ります。


1.マルバザール

私達の隣の隣の村で日曜日にバザールがあり、そこで必要な物を買いこみます。

この間、マルバザールという、家畜のみが売買されているバザールに行き、家の羊2匹、牛2頭を売りました。

家畜って結構高値で売れるんです。お金に困った時は、こうやって家にいる家畜を売ってなんとか生計を立てているみたいです。本当に家畜しかいなくて、すごい光景でした。

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2.伝統料理

お祭り3月には2つお祭りがありました。女性の日のお祭りと新年祭です。どちらも結構大きいお祭りのようで、村ではたくさんの人が集まって伝統的なダンスを披露したり、楽器を演奏したり、様々な催し物が繰り広げられていました。各家庭でも、親戚や知り合いが集まり、伝統料理を食べるようで、今回私も家族と一緒におよばれにいきました。その時の料理についての初体験です。


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①ボールソックという小さな揚げパンみたいなやつを大量に作り、机一杯に、直にブワァーって散らばらせるんです。机に直にっていうのと、あまりの大量さにびっくりしました。キルギスでは、食事の時、毎回パンが出てくるんですけど、そのパンも机に直に置くんですよね。机を拭くとき、めちゃくちゃきれいに拭くようにしてます(布巾がいつも匂っているのが気になってはいるのですが)。

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②キルギスでは羊をたくさん食べます。祭のときは、羊一匹を殺し、ある程度の大きさに切り刻んで、大きなお鍋に入れて煮込みます。血以外全て、きれいに食べきります。ということで、お鍋のふたを開けると、羊の頭が!!!そして、内臓が浮かんでいました。煮込みが完了すると、まず頭がお皿に乗って出てきて、おじさんたちがそれを切り開いて、頭のお肉と脳みそを切り分けてくれました。なかなかおいしかったです。年齢や性別によって、食べる部位が決まっているみたいで、人によっては脂分のみという人もいました(脂分のみの部位はなかなか地位の高い人に与えられます)。私には運よく肉が来ました!!が、あまりにも大きすぎて食べきれませんでした。

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③キルギスの伝統料理といえば、ベシバルマク。これは、羊の肉を切り刻んで麺とあえて、羊を煮込んだスープであえたものです。ベシバルマクというのは「5本の指」という意味で、手で食べます。そのため、小さな男の子がお客さんを一人一人回り、皆手を洗いました。この料理もなかなかおいしかったです。 他にも、伝統料理がたくさん机に並んでいました。こんな感じでなかなか凄いものもありましたが、全部おいしかったです。

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腸の皮や胃袋に、ご飯とレバーのような肉をつめて煮込む料理があります。作る工程はなかなかグロテスクでしたが、味はイカ飯みたいな感じで、日本人受けしそうな感じでした。この間も、お母さんが鶏を解体していました。腸を編んだりもするみたいです。大きな牛に立ち向かい、乳搾りもなんなくこなすし、水汲みの時におもーいバケツを両手に持って運んでいるし、キルギス人の女性は本当にたくましいです。

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と、今回はここまで。だんだん生活にも慣れ、感覚が鈍ってきているような気がするので、初体験を初体験として感じられている間に、できるだけたくさんの初体験を書きとめ、報告していこうと思っています。

今日は家族について紹介します。


今一緒に住んでいるのは、おじいちゃん、お父さん、お母さんです。


おじいちゃんはとっても働き者です。水汲みに行ったり、家畜に餌あげたり、たまにこうやって家の外でひなたぼっこしつつ休憩してはまた働きます。これ、私の手とおじいちゃんの手。同じ人間の手かって思うぐらい違いますよね。大きくてたくましい手です。

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お父さんも働き者です。家畜の世話や畑の手入れをしつつ、建築デザインのような仕事もしていて、仕事関係の人がよく家にくるし、お父さん自身もいろんなところに出かけていきます。私がずっと弾きたかったコムズっていうキルギスの伝統楽器をとても上手に弾くので、時間があるときはコムズを教えてもらっています。4曲弾けるようになりました。

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お母さんも働き者です。料理、掃除、水汲み、乳搾り、いろいろ仕事があって、日中座ってゆっくりしているのを見たことはないです。前も書きましたが、キルギスではほぼすべて手作りです。私も、パンを作るのを手伝ったり、マントゥっていう餃子みたいな料理を作るのを手伝いました。机の上で生地をのばすのですが、見事です。私も少しずつ上手になってきました。

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この間、牛の赤ちゃんが生まれました。そのおかげで牛の乳が出るようになり、毎日乳搾りをしています。赤ちゃんが生まれてから1-2日中に絞った乳でしか作れないっていうチーズを作ってくれて食べたのですが、とってもとっても美味しいかったです!!!!

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皆大丈夫?

毎日、衝撃的な映像ばっかり流れてきて、本当に目を疑うばかりです。

一日も早く元の生活に戻れるようにって祈ってます。


地震の日、帰ったらホームステイ先のお母さんが「一緒にニュースを見よう」というので一緒に座ってテレビに向かいました、そしたらあの津波の映像が流れてきて、ロシア語ニュースだったため内容が分からずポカ―ンとしている私に、お母さんが丁寧に通訳してくれました。と同時に、知り合いのキルギス人達から「日本が大変や。ニュースみてるか」って電話がかかってきて、相当やばいことになってると認識し、とりあえず家族の安否を確認したって感じでした。


それからというもの、会う人会う人に「日本の家族や知り合いは大丈夫か。早く復興できるように祈ってるから。」って言ってくれます。日本人はキルギスに来るのにIビザが不要だから、「キルギスにきたらいいのに。家に泊めてあげるよ」、って言ってくれる人もいます。

先日、自分の村の小学校にあいさつがてら、日本についてのお話をしにいきました。食べ物、楽器、イベント、観光スポットなどなどについて話したのですが、皆興味をもって話を聞いてくれたし、質問もいっぱいしてくれました。が、やはりそこでも生徒たちから最初にでた質問が「家族や知り合いは大丈夫?」でした。私のためにって、元気に歌ってくれたり、ギターを弾いてくれたりして、とっても嬉しかったです。


地震が起きたのはとってもつらいけど、そういったキルギス人の暖かさに触れて、少し救われた感じがします。



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2月22日から3日間かけ、各ボランティアの配属と入居が行われました。それぞれの配属先で一人ずつ降ろされていくんです。最初は荷物と人で一杯だったバンがだんだんすかすかになっていって、そして、最後に残ったのが私でした。あの時の心細さといったらなんとも言えない感じでしたね。とともに、自分の配属先と住居はどんなんかなーっていうワクワク感もあって、もう早く着いてくれーって感じでした。そして遂に2月25日、配属先のテミロフカという村に到着。今日は私が2年間お世話になるお家について書きますね。

第一印象は、予想以上の素敵な家!昔、アメリカのボランティア(ピースコー)がすんでいたらしく、みなさん対応に慣れていてとても快適に暮らしています。一緒に住んでいるのは、おじいさん、お父さん、お母さん、そして週末だけ帰ってくる17歳の息子さんです。家の周りには、馬、牛、にわとり、餌用の干し草があります。毎朝にわとりの「コケコッコー」で起きるんですよ。素敵でしょ!


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家の倉庫には、大量の野菜、そして畑で採れた果物や野菜でつくられた様々な保存食があります。食べ物に関してはほぼ自給自足のようで、びっくりしました!が村の人達は大概そうらしいです。
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聞いていた通り、トイレは外です。夜中は絶対に行きたくないから、寝る前必ずトイレに行くようにしてます。
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これはペチカっていいます。家の中をあったかくするために、これでまきや石炭をもやして、ここからパイプがつながっていて家じゅうが暖められています。
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体を洗う所は、モンチョっていいます。左の箱に熱湯が入っていて、青い筒に水が入っています。これを自分の桶に入れて混ぜ合わせて温度調節してから洗います。この間初体験でしたが、ずっと熱湯を暖め続けてるので部屋の中が温かくて快適でした。週一回だけです。

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これが画期的な水道。
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今、寒いので通常の蛇口から水は出ません。なので、近くの水が出るところまで毎日水を汲みに行きます。そしてそれをこのカンカンの中にいれて、そこに取り付けられている蛇口からちょろちょろ水を出します。洗顔や歯磨きはこれで行います。食器を洗う時も、お母さんが桶を使って水を最小限の量で抑えて上手に洗っています。私も練習して早くあんな風に洗えるようにならないと。

と、家の様子はこんな感じです。とりあえず快適に過ごしてまーす!







この一カ月間は、首都で語学訓練でした。

ということで、今日は、この1ヶ月間、平日はどんなふうに過ごしてきたか簡単に書いてみます。



7時ごろ:起床。

それが、キルギスは8時ぐらいまで真っ暗だから、起きるのが辛いんです。いつもアラームかけてるけど、知らない間に二度寝してる。。。

起きたら、ちょっと単語を覚えます。そして、お湯を沸かしてチャイを作り、パンとジャムを食べます。


8時ごろ:出発

準備してマルシュルトカが来る道まで歩きます。

いつも朝は大体道が凍っているので、おそるおそるすべらないように気をつけながら歩きます。大した距離じゃないけど、結構時間かかっちゃいます。

そして、マルシュルトカに乗って語学訓練の場所へ。最近やっとマルシュルトカをうまく降りられるようになってきました。



マルシュルトカを降りてから少し歩きます。そのころには日も大分出てきて、明るいです。フィラルモニアという音楽などのイベントが行われる建物の前を通ります。その建物の前には、キルギスのヒーローであるマナスの銅像があり、日の光を受けて、なかなか素敵な風景ですよ。


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9時半~12時半:キルギス語の授業。

先生は66歳の女性。いつも一生懸命教えてくれます。たまに、パンやジャムなど、手作りの食べ物を持ってきてくれる素敵な先生です。


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12時半~2時:お昼

一緒に勉強しているボランティアと一緒に、近くのカフェへ。もう大体の場所は制覇できたかな。昼休みが1時間半あるので、時間はたっぷり。いつも皆でぐだぐだ話をしながら1時間半みっちり休んでます。



2時~4時:ロシア語の授業。

大体お昼食べ過ぎて眠い感じです。でも、首都で生活するにはロシア語は必須。必至で目をこじ開けて学んでします。



4時~6時:自由

午後の授業終了後は、カフェに行ったり、店に行ったり、ネカフェに行ったり、つかぬまのひと時を過ごします。暗くなる前に家に到着しないといけないので、そうそうゆっくりできないですけど。帰る時は学校帰りの小さい子供たちがたくさんいます。大体「ニーハオ」って声かけられます。いつも夕日がいい感じに雰囲気を醸し出してていい感じです。これはよく寄るお店屋さん。チョコを買っちゃうんですよね。
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6時~:夕食の時間はまちまちやし、寝る時間もまちまち。ホームステイ先の人達と話したりテレビを見たり、よくお客さんがくるので(キルギスではおうちに遊びに行く習慣があります。平日でも7時とか8時とかに遊びにきます)、そういう人たちとおしゃべりをして、疲れたら寝るって感じ。

なれない言語でコミュニケーションを図っている分、疲れも倍増しているのか、日本にいる時よりもよく寝てます。

こんな感じで、ゆったりとしたゆる~い生活でした。

昨日、無事最終語学発表会を終え、今日は村に行くための買い出しと、引っ越しの梱包をしました。いよいよ、明日村へ出発です。私が働くのは、テミロフカという村(町?)。役所に席を置いて活動することになるようです。どんな場所に住むのか、どんな人と働くのか、ドキドキわくわく!!!今まで一緒に語学を勉強してきた仲間と離れるのはさびしいけど、各々それぞれの地で頑張ってるんやって思いながら私もがんばります。

初体験についてネタが結構たまってきたので再び書きます!

1.バザール:首都にはいくつかとても大きいバザールがあります。バザールには何でもあります。品質は様々、金額も様々。交渉次第で結構値下げしてくれたりします。

コンテナがズラーっと並んでて、その中に品物が入っているって感じですね。


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バザールまでの道にも、露天みたいなのがたくさん出てます。Crazy in Kyrgyz Crazy in Kyrgyz

いつも途中ですごく寒くなって、購買意欲がなくなってしまいます。下コンクリートで、屋根はあるけど外みたいなもんやから、ほんまに寒いんです。


2.このっこ(おうち訪問):前も書いたけど、キルギス人は、知り合いの家によく遊びに行きます。結構な頻度だと思います。平日でも関係ないです。泊って帰ったり、お風呂に入って帰ったりします。招くほうの人は、御馳走を用意して待ちます。私も何回か行ったけど、どこの家でも美味しい料理をたくさんいただきました。


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3.マントゥ作り:キルギスの代表料理、マントゥを作りました。マントゥというのは餃子見たいな食べ物です。中身はジャガイモや、肉、かぼちゃだったり、いろんな種類があります。おいしいですよー。マントゥは生地から作ります。キルギスの田舎出身の人は大体上手に作れるらしいです。彼女が生地をのばす様は見事なもんでした。



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みるみる内に、きれいな大きな丸になっていくんです。私もマスターしたい。村に行ったら弟子入りしよう。


4.雪の結晶:キルギス語の先生が山に連れってくれました。一面雪で、ヨーカの木がすごくきれいな雪化粧されてました。降っている雪が手袋に付いているのを見ると、きれいな雪の結晶になっていました。初めて見ました。


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6.コンサート:キルギスの楽器のコンサート、踊りのコンサートを見に行きました。独特の音色の楽器、独特のリズム、独特のダンス、独特の衣装などなど、とても新鮮で素敵でした。


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余暇を使ってやってみたい事の候補がたくさんできました。私の悪い癖で、素敵だと思ったこと全部に手を出してしまって結局広く浅くになっちゃうんです。そうならないように計画的にとりくんでいこうと思っています。


次回は村での初体験をレポートします!




5.ショロ:大麦を発酵させた飲み物。炭酸入りの黒パンが液体になったものを食べてる感じ。飲み続けたらおいしくなってくるらしいです。もうちょっと時間をおいてから再度挑戦してみようと思っています。