去年の4月7日、昨年キルギスで大きな革命がありました。日本でも放映されていたので多分知っている人もいると思います。私達の村の男性もなくなったようで、この日は私が働いている村役場が主催で、村中の男性達を招待し、皆でコーランを読み、伝統的な料理を食べて御冥福をお祈りしました。革命から一年という事で、また何か起こるのでは?と心配していましたが、何も起こらず、平穏に過ぎました。ほっ。


では、初体験談に移ります。


1.マルバザール

私達の隣の隣の村で日曜日にバザールがあり、そこで必要な物を買いこみます。

この間、マルバザールという、家畜のみが売買されているバザールに行き、家の羊2匹、牛2頭を売りました。

家畜って結構高値で売れるんです。お金に困った時は、こうやって家にいる家畜を売ってなんとか生計を立てているみたいです。本当に家畜しかいなくて、すごい光景でした。

Crazy in Kyrgyzstan Crazy in Kyrgyzstan Crazy in Kyrgyzstan



2.伝統料理

お祭り3月には2つお祭りがありました。女性の日のお祭りと新年祭です。どちらも結構大きいお祭りのようで、村ではたくさんの人が集まって伝統的なダンスを披露したり、楽器を演奏したり、様々な催し物が繰り広げられていました。各家庭でも、親戚や知り合いが集まり、伝統料理を食べるようで、今回私も家族と一緒におよばれにいきました。その時の料理についての初体験です。


Crazy in Kyrgyzstan Crazy in Kyrgyzstan




①ボールソックという小さな揚げパンみたいなやつを大量に作り、机一杯に、直にブワァーって散らばらせるんです。机に直にっていうのと、あまりの大量さにびっくりしました。キルギスでは、食事の時、毎回パンが出てくるんですけど、そのパンも机に直に置くんですよね。机を拭くとき、めちゃくちゃきれいに拭くようにしてます(布巾がいつも匂っているのが気になってはいるのですが)。

Crazy in Kyrgyzstan


②キルギスでは羊をたくさん食べます。祭のときは、羊一匹を殺し、ある程度の大きさに切り刻んで、大きなお鍋に入れて煮込みます。血以外全て、きれいに食べきります。ということで、お鍋のふたを開けると、羊の頭が!!!そして、内臓が浮かんでいました。煮込みが完了すると、まず頭がお皿に乗って出てきて、おじさんたちがそれを切り開いて、頭のお肉と脳みそを切り分けてくれました。なかなかおいしかったです。年齢や性別によって、食べる部位が決まっているみたいで、人によっては脂分のみという人もいました(脂分のみの部位はなかなか地位の高い人に与えられます)。私には運よく肉が来ました!!が、あまりにも大きすぎて食べきれませんでした。

Crazy in Kyrgyzstan Crazy in Kyrgyzstan


③キルギスの伝統料理といえば、ベシバルマク。これは、羊の肉を切り刻んで麺とあえて、羊を煮込んだスープであえたものです。ベシバルマクというのは「5本の指」という意味で、手で食べます。そのため、小さな男の子がお客さんを一人一人回り、皆手を洗いました。この料理もなかなかおいしかったです。 他にも、伝統料理がたくさん机に並んでいました。こんな感じでなかなか凄いものもありましたが、全部おいしかったです。

Crazy in Kyrgyzstan Crazy in Kyrgyzstan Crazy in Kyrgyzstan



腸の皮や胃袋に、ご飯とレバーのような肉をつめて煮込む料理があります。作る工程はなかなかグロテスクでしたが、味はイカ飯みたいな感じで、日本人受けしそうな感じでした。この間も、お母さんが鶏を解体していました。腸を編んだりもするみたいです。大きな牛に立ち向かい、乳搾りもなんなくこなすし、水汲みの時におもーいバケツを両手に持って運んでいるし、キルギス人の女性は本当にたくましいです。

Crazy in Kyrgyzstan Crazy in Kyrgyzstan


Crazy in Kyrgyzstan Crazy in Kyrgyzstan

Crazy in Kyrgyzstan



と、今回はここまで。だんだん生活にも慣れ、感覚が鈍ってきているような気がするので、初体験を初体験として感じられている間に、できるだけたくさんの初体験を書きとめ、報告していこうと思っています。