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近況 -年末から大忙し-

 漸くブラック企業の金儲けから離れて
半年近く、新しい仕事作る為の仕込みで
色々とやってます。

 企画書書いたり、それに使う為の絵を
かなり大量に用意したり、今まで触った事の
なかったツールもアレコレ試したり…で
自宅と新宿を行ったり来たりで大忙し。

 そんな中でも「こういうタッチの絵も
描いてくれない?」と頼まれて描いたりも
しているが、ぶっちゃけ↓コレ系統は
ウケるウケないを考慮しなくていいので
ラクといえばラクだったりする。
 
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 …それはいいのだが、出先で突然頼まれて
描く際には大きな障壁が。
何せ2D系がナメられている現場なので
ソレ用のツールが揃っていない。
なのでペンタブに関しては、こちらで買って
「ゼニのムダ使い」と斬り捨てたブツを
使わなきゃならない(即ち自前)状況。
自宅から持ち運ぶのは、荷物嵩張って手間に
なるので好ましくないのだ。

 まぁ、そんなこんなで色々やってますよ、と。

唸れ真空斬り

 2014年もあと僅か。
煩わしいクソ仕事も漸く終わってくれて
拝金主義のバカリーマンと射幸心病のガイキチから
離れられて有難い。

 お陰で、昨年は涙を呑んでDVD待ちにしていた
映画もわりと観られたな。

※

 いや、イイ作品でした。

 案外自由に時間が使えたのだがその一方
11月あたりから色々と忙しくなってしまい
複数の企画書をアレコレ練りながら
マシン入れ替えたのも手伝って、今まで
旧いマシンだから触ってなかったツールを
3つばかり研究したり…と、まぁ大変。

 そんな中、偶然古本屋で見かけたコレ。

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 アニメ版『赤胴鈴之助』DVDボックス。
他の地方じゃどうか知らんけど、東京近辺では
同時期の旧東京ムービー作品と違って再放送は
殆ど無く、4年程前にCSで放映された程度。
どうにも時間帯が合わず(当時、録画機材がなかった)
あまり観られなかったので気になってはいた。

で、定価で40K近くする所を、なんと破格の6K余り。
超バーゲンプライスなので当然購入。
さっそく出崎コンテの回を堪能するか…と思いきや
最初に観たのは宮崎コンテの#26と#27(笑)。

必殺技・赤胴真空斬りの完成と実戦初投入の2本だが
特に後者はプロット立てから脚本ナシで、
直接コンテ切った話なのでモロ宮崎アニメ。
しかもゲストキャラは少々間の抜けた巨漢の浪人と
囚われの姫君(笑)…と、お馴染みの配置だったり。

前者はモロに東映調の絵柄だったりするが
(多分両方とも、自ら原画も描いてただろう)
前のルパンでの煩雑さに懲りていたのか
かなりテンポのいいアクションが堪能できる。

 対照的に、時代劇としても良く出来ており
例えば前期サブタイトル画面での一連の所作
…背後の槍を斬り払い、正眼に構える動作や
劇中の端々で見せる殺陣のキレ味など
「流石チャンバラ映画で育った世代は違う」
と思わせる描写が多くて惚れ惚れする。

 また、ギャグマンガ調のシンプルで柔らかい絵柄で
激しいアクションをする、という好みの路線なのが
好印象でもある。

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↑中期以降の絵柄で描いてみたが

①袖の動きに惑わされないように絞る(稽古着と同じ形状)。
②刀は1本のみ。二本差しは千葉先生と、演出の都合上
 柳生市太郎が1話だけ…という程度。
③草履もシンプルに。道中でも草鞋は(線を追うのが
 大変なので)省略。

 また、省略したとはいえ刀の扱いに関しても
配慮が行き届いている。例えば仰向けになった時。

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 普通なら×の方で描きそうなものだが
キチンと鞘の長さの分だけ上がっていたり。

 で、どの回のコンテも剣戟アクションが充実していて
見応えがあるのだが、特に出崎コンテの回はキレがよく
また緩急自在で面白い。あとの『空手バカ一代』的な
演出があるかと思えば派手なコメディ描写もあったり。
終盤に担当回が減ったのは単に『ジャングル黒べえ』が
始まる為の様だが。

 画的には近藤喜文さんが描いている回が好きかな。
コンテの妙味もあるだろうが「元気な男の子」な
仕草や動作が多くて微笑ましい。
原作よりも年下の10歳くらい(主な視聴者層を
その辺に仮定したのだろう)にしていた事で
それらがより一層共感を得やすくなっている。

その辺の詳しい事は、本職の方に語って戴くほうが
説得力ありそうなのでこちらをドーゾ


 で、超絶的にカッコいい後期ED曲『赤胴真空斬り』は
コロムビアがケチなのか、混載版CDにもなかなか収録
されず、クソ高いセット物にしか収録されない…と思ったら
↓コイツに入っていた。

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 買っといてよかった…とは思うが
もれなく『マジンガーZ』がついてくる(笑)。
こっちはあらゆる混載CDに入れられているお陰で
1枚や2枚ダメになっても困る事はないな。


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ちなみに、原作スタートが1954年との事で
今年はゴジラと同じく生誕60周年だったようで。

駐車場ウォッチング

 11/23、ヒマ潰しに東京の隅っこまで
クルマを眺めに行きましたさ。

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 隅っこといっても海底トンネルの近くだけどね。

 雑誌屋さん主催のイベントが開催されていたので
朝も早よからお出掛けざます。

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 司会をつとめる名物編集長と某グラドル
…らしいのだが、後者はよく知らない。


【晴海はこの先です】

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 …て感じのカン太とBB。
空力付加物が一切無いLP400はキレイだねぇ。

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 下着屋さんが作った国産スーパーカーも出現。
日本でナンバー登録したのが話題になったっけ。


【素通り大将】

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 実はホイールベースが延長されているカプ子。
但し、あまりにノーマル然とした佇まいのため
殆どの人が気づかず素通りしていたり。


【お菊さま】

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 鳳凰のボンネットマスコットやスピーカーボックス、
菊の御紋を(ホーンボタンにも)あしらったビュート。
「畏れ多いというかバチ当たりというか…」と言ったら
出品者も笑ってた。思わず一票入れといた。


【気になるヤツら】

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 ルーチェ。独特な形状のドアノブ(そしてメッキの
ハゲ具合も)が今も印象深い一台。

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 自走でやってきたデモ車のZ。
外装の仕上げもキレイだが、バラけた音ばかりの
1G軍団(どれも麗心愚方面)とは違って、キレイに
調律されたL型サウンドが印象的だった。


【ある所にはあるんだねぇ】

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 実物は初めて見たホープスター。
それを母に持つのが↓こちら。

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 LJ10もなかなか見かけない。
このテのイベント以外では。

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 軍用車2台+α。キューベルの方は以前
インターメカニカのレプリカは見た事あるが
コレは本物らしい。


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 思い出深いKP61。
最もイケメンなⅡ型とフルワークス+4A-GのⅢ型。


【だけど犬にはとっても弱いんだってさ】

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 またオタ車と某地球防衛軍が来ていたが
同じ日にビッグサイトの方でオタ祭りやってンだから
そっち行きゃいいのに…と思ったが、あっちの連中は
駐車場なんて興味ねーよな。

 で、それとは関係ない野島さんがココに。
ヤナセの売上に一役買ったアレ仕様。


【暑い日は屋根開けよう】

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 意外とムーンルーフ仕様にしたコスモは珍しいか。
大抵は屋根切ってオープンにしてしまうから。

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 ホンダS660のご先祖も来てました~
…と検索バカを嘲笑ってやるのはともかく
初めてナマで見たよNJ。



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 その頃、名物編集長は…
先の軍用車出品しているショップのボス二人と
ステージ上でトーク中。
合間に大塚康生さんの話が出てきたのが面白い。
アニメーターというより軍用車マニアとしての方が
こちらでは名高い方ですから。

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 何せ40年前から↑こんなの描いてたし。



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 何かスゴイ事になってるイソ子。


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 会場にはお前らの祖国のクルマなんぞありません。
ざまあみろ。


 で、あらかた眼福にあずかって帰路についたが
途中でGノーズつけたZの後ろをしばらく走る事に。
生ガスの匂いが、以前乗っていた頃を思い出させて
懐かしい…が内気循環に(笑)。

 まぁ久々にダダッ広い敷地内をウロついて
野外でメシ食ってブラブラ楽しみましたさ。
 
 
 

ひとっ走り付き合えよ。

 現在放映中らしい『仮面ライダーパイスラ』
…じゃなく『ドライブ』だが、すでに地上波と
決別している身としては、ツテを頼って
録画したのを借りて観てみた。
まぁ少しガマンすりゃ東映チャンネルで
流れるのだが。

 で、クルマ好きとして気になったのは
本編ではなかなか笑顔を見せないネーチャン
…ではなく、安田大サーカスでも決してなく
(マツタケのヒーロー物で更生したのに)
やはり魔改造されたNSX(NA1・ATモデル)。
センターコンソールのモニタ的なモノ(ベルトさん)が
表情変える…てのは以前、日産のコンセプトカーで
あった様な気がするが、そのテの実験車から
ネタをチョッパってくるのは『V3』からの伝統
(ハリケーンの風車の色変化)だったりするので。

 あと、#1で某旧車ショップが映っていたのも
ポイントか。2014年になって、一瞬とはいえ
サメブルが映る番組も珍しい(笑)。


 NSXには以前、とあるツテで乗った事がある。
まぁキレイに走って曲がってくれるクルマでは
あったのだが、乗ってみての感想は

「なんかレーサーレプリカみたいだな」

 …と。レプリカてのは単車の方を指すのだけど
特にホンダのソレは「ヘタでもそれなりに速く走れる」
→「バカをつけ上がらせる」というヤツで、
リクツを覚えない奴が調子にのって大惨事を
引き起こす…というパターンを幾つも見ている
身としては、あまり感心しない方向性。
(まぁエボやインプで同じ事するバカも多かったけど)
あと、Eg音が面白くなかった(笑)。

 ま、新車当時は800万円したクルマだけど
ATモデルでナンバー取らずの業販価格だったら
結構安かっただろう。
どうせ改造費はバンダイ持ちだろうし。


 で、深夜のドライブがてら、その辺の
24時間営業リサイクルショップを、トイレ借りる目的で
覗いてみたら…まぁ早速繰り広げられる
「品薄商法」→「転売」というバンダイお得意の
悪循環で、例によってベルトと追加パーツが
定価そのままの価格で並んでやがる。
カードだのメダルだの、手を替え品を替え
ソシャゲ並のコスい商売を繰り返してるが
買って5分で飽きるのがバレないように
乱発するのも大変だぁ。

 そんな中、例の魔改造NSXの玩具が
1コだけ並んでいたのだが…

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 ちっこいクルマが抜き取られた状態で
この値段!どンだけ無価値なんですかコレ。

…なんかトランスフォーマーの玩具でも
GT-R+RQフィギュアの組み合わせで売られたのが
フィギュア抜かれてヤフオクで投げ売りされていたが
もうこの世界、クルマに興味ないんスね。


 あまりに不憫なので保護してやる事に。
ちっこいミニカーいらねぇ身としては
2K(税抜)はバーゲンプライス。
安いトコでも5.8K前後だしねぇ…と思って
開封してみたら…。

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 でけぇ!比較用にジッポー置いてみたが
このサイズ。中に乗せるフィギュアが1/12程度
だからデカくなるのも仕方ないが。

Fスポの形状がインディカー風だったりするのは
あとで北米版でも作るつもりか…と一瞬考えたが
裏返した時にRスポにも見えるような形状を
狙ったんだろうね。

 しかし、収納する場所に困る。
バービー用のミニやビートル買ったはいいけど
持て余す御仁の気持ちが、少しだけわかる。

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タダでさえ(ゴルフバッグを積むために)
オーバーハングが長いNSXだが、前後に余計な
ブツつけた為に、さらに長ったらしく。
バランスとる為か、ルーフに嵩上げのブツつけて
ワンボックスのハイルーフみたいにしているが
ただ単に乗せるフィギュアの頭上高を稼ぐ目的が
あった…てのが正解か。

 そんなフィギュア自体も結構高いので
「4ケタ円以上取るバンダイの商品は、中古で買う」
をポリシーとする身としては新品買わずに
↓コイツを乗せてみる。

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 中古で¥1,200程だったクウガ。
コイツも警察車輌(ただし単車)に乗ってたし
赤/黒2トーンだしで違和感ナシ。

 しかし、キャビン外して変型する都合上
センターステアリングのシングルシーターになったけど
(マクラーレンF1みたい)この乗せ方、いつかドコかで
見たような…と思い出して、倉庫の中を漁ってみたのが
↓こちらの画像。

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『超人機メタルダー』(1987年)のメタルチャージャー。
劇中プロップや上の玩具では4WDモデルのGT-X(BFMR型)が
モチーフだった様だが、実際にマツダから借りた
モデルはFFのXG(BF5P)だったみたい。


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 こちら、フィギュアのスケールは1/24程だが
クルマとスケール合わせてません。
サブロクの軽自動車程度のサイズ(笑)。




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 ついでに「クルマ操縦する仮面ライダー」の先輩
『仮面ライダーBLACK RX』のライドロンも載せとく。
ベースになったのは右のサバンナRX-7(SA22C型)で
最上級モデル・リミテッド用の純正アルミを履くが
インパネ周りを見ると、元グレードはGTみたい。

 で、コレにどんな改造を施したかというと…

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 こんな感じか。
多分Fフェンダーやボンネットも外しているかと。
ただ、コレだとやはりボディ剛性とかフニャフニャに
なって、激しいカーアクションなんかは無理なようで
本編ではただ真っ直ぐ走る事しか出来ずに
次第に邪魔者扱いされていたような。

 まぁNSXも寄居の採石場で爆煙の中をハデに
突っ走るような絵ヅラは期待できないだろうなぁ。


 ちなみにファミリアもSAも乗った事があるが
特に後者はノーマル状態を知らない。
全部13Bターボに換装されてたわ。
FCと違ってRサスがリジッドだから怖かった(笑)。
 
 
 

深川余話

 前記事でお世話になった画像だが
実は7月アタマに赴いた時のモノ。
まぁ色々資料が欲しかったのだ。

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 館の前は静かな通り。つい東京である事を
忘れてしまう程。

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 館内。入り口にセンサーがあるらしく
入場と共に屋根のネコが一鳴きするギミック。
東映の大泉撮影所のデカいステージくらいの
容量に、当時の工法そのままの建築物がある。
まぁ原寸大のジオラマといった所か。

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 時代劇でお馴染みの長屋の井戸端。
しかしこの辺り、館内はともかくとして
街中の雰囲気が妙に落ち着く。

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 あまり高い建築物がなく(せいぜい高層マンションが
ある程度)、空が広々としている上、大通りを逸れると
まぁ閑静な住宅と、昔ながらの商店街が並ぶ。
 通りがかりに「またアンタは~~~!」と
夫婦喧嘩の声が響いてきたりするので(笑)
この街自体が江戸から昭和の街並みを再現する
オープンセットなのかと錯覚する。

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 で、1時間ほど歩いた所(フツーの人は電車で行った
方がいい)で江東区中川船番所資料館へ。
この辺、いわゆる0メートル地点で水害に遭う事が
多かったので、バブル期以降の再開発でアレコレと
イジりまわしてはいるのだが、どうも芝生とかの
不自然さが目につく。

 しかし(あいにくの天気ながら)空が広く
散歩するには悪くない雰囲気。

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 で、館内はこんな感じ(一部を除いて撮影禁止)。
番所というのは検問とか交番みたいなモノで
(説明するのが面倒なので、この程度にしておく)
その辺の展示と水運の歴史、また周辺の歴史
(~昭和40年代あたりまで)のパネル展示とか
色々やってます。

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 で、館外に出て茶屋で一服していたら
目の前を水陸両用バス・スカイダックが通過。
一気に川へドボ~ン…ではなく一旦停止して
乗客に安全ベルト着用させてから、ゆっくりと
進水して行った。その辺のお決まりネタは
車内マイクでガイドさんがやっていたのだが、
外まで筒抜けで笑える。