Gallery"TEKITOH" -180ページ目

【クルマ画】3・ ネコ科のピラニア

 ようやくギャラが振り込まれ、とりあえず心境的には
ラクになったと胸を撫で下ろす今日この頃、
如何お過ごしでしょうか。

 それはともかく本題。
本日のラクガキは↓こちら。
テキトー画廊-青ピラ

 ベルトーネ/ジャガー・ピラーナ。
今はなきベルトーネと英誌『Weekend Teregraph』のコラボにより
1967年に発表。
ジャガーEタイプのバックボーンフレーム上に、先立って発表された
ランボルギーニ・マルツァルのスタイルを現実寄りに振ったボディを
架装した2シーター車。

 当時ベルトーネのチーフスタイリストとしてデザインを担当したのが
マルチェロ・ガンディーニであり、後年ガンディーニ自身も同車を
マルツァル、エスパーダと絡めたイラストを描いていたりする。

 なお、日本ではオオタキ→フジミ製のプラモデルとして販売された
(現在もたまに再販する)他、アニメ版『タイガーマスク』にて
主人公・伊達直人の愛車のモデルになった(3話~85話、87話)事でも
一部好事家に知られている。

 …で実はこのクルマ、上記最後の項目によって個人的にいわく因縁
あるモノになっている。


 2003年頃、自サイトの1コーナーにて上の記述を残したところ、
あまり感心しないクルマ雑誌を輩出する出版社(あえて名は秘す)から
何度も何度も「タイガーマスク エスパーダ」という検索で
乗り込んで来られたのだ。
まさしく「ネコまっしぐら」な状態。

 人の情報かっぱらってどんな記事デッチ上げたかは、そこの雑誌を
全く読まないので不明だが(後日聞いたところ、どこぞの豚に
食わせたらしい)、その後に、同社と繋がりがあるらしいライターが
スーパーカー関連のムックにて「伊達直人の愛車はエスパーダだと
思われているが間違い。ピラーナである」と、そこいらの素人並に
拾ってきた知識で自慢げに能書きタレているのには呆れ返った。
(検索で粘着された時点で、ピラーナ説を唱えていたのは
ウェブ上で2件だけだから、パクられたと見て間違いなかろう)

「東映に確認とったワケでもないのに断言してイイのかよ?
実際のピラーナとはディテールも室内レイアウトも話によって
異なってるぜ(例:左ハンドルの時アリ、タルガトップ化、
四座化、インパネがE10型カローラのまんま…等々)。
せめて『モデルになった』とか『モチーフになった』とか
言葉選んだ方がイイんじゃねーの?」と思ったモノ。

 この一連の行為を「泥棒猫の残飯漁り」と罵るのは簡単だが
余計な波風が立ちそうだし、第一品がない。
ココは一つ、このテのネタをバラまく事をシャレきかせて
キャットフード
とでも呼ぶことにしよう。


 それはともかく、後に登場したランボのエスパーダと比べて
なかなか上品な仕上がり(特にインパネ。好みの問題だろうが
ランボのそれはややエゲツない)。
…なのだが、このピラーナを見ていると、或る事に気づく。
全体のプロポーションはマセラティ・ギブリを、Fバンパーを
グリルに埋め込む手法はギア450SSを、それぞれ意識している
ように見える。
上記二車のデザインを担当したのは当時カロッツェリア・ギア
所属のジウジアーロ(言わずもがなだが、元ベルトーネ)
だったりして、妙に因縁深いモノを感じたりするのだ個人的に。

 その後もイタルデザイン対ベルトーネでショーカー合戦を
繰り広げていたが、その姿は伊達直人と『虎の穴』の如し(笑)。
ま、『タイガーマスク』本編のような血生臭さはなかったと思うけど。

 で、ついでと言っちゃ何だが↓こんなアレンジもしておいた。

テキトー画廊-赤ピラ



タイガーマスク VOL.18 [DVD]

¥3,956
Amazon.co.jp

思い出話

 よく拝見させて戴いている方(いつも勉強させて貰ってマス)の
エントリにこんな記述が。

 あぁ、復活すンのかコレ。よく打ったな~
…という感慨もあるが、あの業界の現状が現状なので
期待半分、不安沢山、予算ナシ…といった所でしょうか。

 で、件のエントリに聞き覚えのある名前が記されており
百科事典ゴッコの項目にリンク貼られていたので見てみるが
「2001年以降の商業活動が確認されておらず云々」とあり
チョイと首をかしげた。
実は最初の『GO!GO!郷』(ニューギン)にも一部絡んで
おられたハズ。アレのスーパーリーチ時にチャンスアップで
少しリアルめになるキャラの原案がそうですね。

 あの企画自体もデザインコンペで絵師が選出されたそうで
その時はウィニングスケッチとはならなかったけど
郷本人は件の人の画を気にいっており、一部採用になった
…という経緯を聞いたことがあります。

 あまり他人様の画をアップするのも何なのだが↓一応。

テキトー画廊-バラード

 実は私も、この方とは何度か間接的に仕事で絡んでいたり。
まぁパチンコとかの仕事もキャラ案やら演出コンテやらで
色々やっていたりするのだが、それ以前の社畜時代に
某ゲームソフトでも絡んだ関係。
(当方:クルマキャラデザイン、あちら様:パッケージイラスト)
その時の画は「らしからぬレイアウトだ」と不躾ながらも
思ったのだけど、考えてみればそのゲームも上述のキャラ案も
担当していたのが要領を得ないバカチンだった、というのが
最大の弊害だったのでしょう。

 で、個人的にはこの方の絵柄、
実在の人物を手堅くデフォルメする技量に感心しておりました。
俺なんか2頭身とか3頭身とかのデフォルメ画の仕事は
イヤでイヤで仕方ない(でも来るのはそんな仕事ばかり)だけに。

 や、今もお元気なのでしょうか。
といっても実際にお会いしたのは一度きりなんだけど。


マジンガーZ

随分前に描いたブツなのだが、何となく貼り付けておこう。
テキトー画廊-mz

 実はコレ、再放送世代なのだが
後年の折り紙細工や戦車モドキに比べて、何とシンプルで
端正な顔立ちしている事か。
 よく目尻つり上げて怒った風な顔立ちで描く輩がいるけど
俺にとってのZは、ややアオリ気味の角度で描いた際の
「やさしげな表情」、コレに尽きるのでアリマス。

 あと、Zがガンダムなんかの「人殺しの道具」と違うのは
「クルマに似た感覚」で描写されている事ですかね。
劇中で兜甲児が「俺もマジンガーZを操縦している時、
自分の意思とマジンガーの動きが重なってハッとする時がある。」
…と語っていたアレ(注:台詞はウロ覚え)。
コレ実はクルマ乗って楽しめる人なら
一度は体験した感覚だったりしますわね。

いやクルマ乗りの気持ちをよく解ってらっしゃる。

 そんなマジンガーも最近は、くだらん版権事情とやらで
当時の映像露出が厳しく制限されているとか。
…しょうがない。ツタヤでDVD借りてくるか。



マジンガーZ BOX1(初回生産限定) [DVD]

¥19,100
Amazon.co.jp

回想・絵タレへの道

 別段、絵ェ描くのが好きで絵描きやっているワケではない。
もっと相応しいショーバイがあれば、きっとその方向に
進んでいるだろうし。

 そんな身でありながら、辛うじて絵描きとして稼動して
いられるのは例の番組(あえて名は秘す)のお陰には違いないけど
感謝の気持ちは全くないです。
それどころか、番組制作スタッフの連中とは血で血を洗う抗争劇のような
戦いを長年繰り広げているワケであります。

 一番最初の仕事は↓こんな感じでしたね。
テキトー画廊-ダイコン1

 「大根役者」の由来を絵で示す…というネタで、確か当時は
「レギュラーで入る誰かが間に合わないので、ヘルプで」という条件で
ふって来たので、軽い気持ちで引き受けておいた…が、
フタを開けてみりゃ放送第一回(苦笑)。騙されたと思ったが後の祭り。

 あと確か途中で「いっそ『ど根性ガエル』の梅さんみたいな感じで」と
いう注文が入ったりで、最初に送付されたラフから二転三転した記憶が
あったりする。
で、最初はラフ画(うざってェ事に、相手も絵描く人間である)の意思を
尊重して描いていたのだが、結局↓こういう感じにも。
テキトー画廊-ダイコン2

 こういった外注仕事の場合、なるべく発注元の意思を尊重するのを
自分なりの流儀としていたのだけど、後日直接会った時にこの話題に
なると「ラフに引っ張られてやんの(笑)」と、バカにした口ぶりで
返して来るという有様。

 こういう輩が現場仕切っているモノだから、その後も番組内での
立場は弱いまま。その御仁が現場でバカ呼ばわりしてやがるのは
大体想像がつくワケで、十代の頃なら全員殴り倒してシメてやる所だけど
それはあまりにも簡単で単純、しかも乱暴なだけなので、とった手段は

「番組食ってやる」

 即ち、番組内のメインパーソナリティ(ベテラン女優)より
存在感を示してやろうという腹づもり。どうせなら味方が一人もいない状態で
1対大多数の戦いを繰り広げてやろうじゃねーか、という感じ。
まさしくプロレスにおける「ヒール」の役割なワケで、その姿はまるで
血みどろのツラで「ゆ……許せねぇ!!どいつもこいつも!」と叫ぶ
梶原一騎作『悪役ブルース』の主人公の如し(大笑)。

 それでスタッフ内で立場が上がるワケは絶対ないのだが(それどころか
面と向かって罵詈雑言浴びせて来るヤツもいる。ソイツらは絶対許さないし
今後赦す気も全くない)、スケジュール感覚の欠如した相手方の無茶ブリ
(このテの仕事専業でやってるヤツもまず断るタイトなスケジュール)も
全て〆切前に仕上げて納品する荒業を何度こなした事か。

 んで最近は、ゴールデンタイムに児童層に安心して観せられる番組が
少なくなったせいか(アニメとかも皆無だしねぇ)、意外にもこの番組が
その任を背負っているらしいです。
なので↓こんなタッチでまとめてみたりとか。
テキトー画廊-船旅

まぁ手を替え品を替え、色々やってますわね。
たまに↓こんな感じも要求されますが。
テキトー画廊-大いなる怒り

しかし「仕事相手に恵まれない」宿命にある
俺にしては、よく続いているモノだという感慨も。


…あーそうそう。いつも仕事ふって来る仕掛け人は
こんなヤツです。

(注:上記一連の回想は半分くらいギミックとかアングルです。)

【クルマ画】2・青い天馬