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【クルマ画】37・雨あがりの夜空に

 5月2日、忌野清志郎の訃報を聞いた。
58歳。数年前に病状を聞いた時、いずれ来るだろうとは思っていたが
何せ唐突で、しかも早すぎる。

 冥福を祈る気も「お疲れ様」の一言をかける気もない身としては
たとえヘタでも、絵で送ってやりたい。
当然クルマネタで…という事になるのだが、さすがにミラージュ
描くのも「CMに出ていたからといって何だか」という感じなので
(ちなみにあのCM、糸井重里や川崎徹といったメンバーの仕掛け
でもあった)やはり↓コイツになる。


テキトー画廊-KB10_sunny

 1968年~ ダットサン・サニークーペ(KB10型)
RCサクセション時代の名曲に『雨あがりの夜空に』がある。
同曲リリースのはるか前、あるインタビューで愛車について
訊かれた時、清志郎は「サニークーペ」と答えたそうな。

 クルマ好きとして気になるのは型式なのだが、さすがに
そこまでは不明。ただ、名車扱いのKB110(俺が免許取った
頃、既にGX-5なんかはコレクターズアイテム扱いだった。
それ以外の4速車は大概部品取りか、パーツもろもろを
移植されて、平気でソレ系のショップに並んでいた事も)
ではイメージが少し違う…と思ったので、ココは勝手な
想像ながらKB10とさせてもらった。
コレなら、タダ同然で引っ張ってきてラフに乗り回すには
イメージ通り、なのである。
 歌詩を読む限り、100%事実でない事を差し引いてみても
相当ラフに乗り回していた事は窺い知れる。
また、清志郎がクルマのメンテに精通していたりすると
あの名曲は生まれなかったか、或いは違う内容の曲に
なっていたかもしれない…と思うと興味深い。

 個人的にはこの型、さすがに現役で走り回っていたのを
見た記憶はない。物心ついた時には既にB210がサビ始めて
いた頃でもあったし、実際見たのは旧車イベント等である。
それもセダンが殆ど。
 やはりクーペは、当時の兄ちゃん連中に乗り潰された挙句
土に還ってしまったモノが多いのか。
とりあえずA型Egの方は、この後5ベアリング化されて以後
サニトラと共に(或いは大型車輌の発電ユニットとして)
長きに渡って働き続けていたワケだが。

 それにしてもこのB10系、特にセダンに対して言える事だが
何と窓面積が広く見えることか。元々のボディサイズが
小さいだけに、比率としては結構なものである。
更に当時は市販車のシートにヘッドレストなど必要なかった
時代だけに、絵のような角度から室内を覗くとその中は
開放的…とは言えないまでも、結構広々として見える。
改めてファミリーカーとしての堅実さを見た気がした。

 それはともかく今、RCのナンバー聴きながら書いてるが
この一連は劣等生とかブルーカラー、社会からドロップアウト
した立場の連中の方が魅かれるモノがあるかもしれない。
そんな気がする。


 しかし絵の方は、スキャンした後の角度調整を怠ったせいで
何だか上り坂に停めてあるような感じでもある。


ペタしてね

どっちもどっち。

 何故二分化させる必要があるのか…という↓お題だが。

グーグル派? ヤフー派? ブログネタ:グーグル派? ヤフー派? 参加中


 GかYか。
「派閥に属するのがキライだ」というワケでもないのだが
「どちらでもない」というのが正直なところ。
つまるところ、何やるにしても『検索』というヤツにはあまり
依存する気がない為。

 大体、検索かけたところで、辿り着いた先に大した事が
書いてあるワケじゃなし。
尤も、文献をあたる時も似たようなもので、「ソコに書いて
ある事を鵜呑みにし、コピぺしてオシマイ」では、一応の
体裁は保てても、自分で理解した事にはならない。
モノ調べて、そこから自分で考える…という行為を経て
初めて『理解』てものになるんじゃないだろうか。

 ココでちょっとブログ始めてみてからも同じ。
くっだらねぇ文字列検索でやってくる情報ドロボーの
何と多いことかよ。
大体、とある書籍の続刊の情報なんぞ、個人のブログを
頼るかねフツー。出版社のサイトとかAmazonとか
他に見るところは沢山あるだろうが。

 でまぁ、本題により近い内容としては。
Gは最近、個人情報をシカトして写真地図作っていたり
Yの方は、Gに検索エンジントップの座を奪われた悔しさ
からか、サイト内のメタタグを無視してまで情報を羅列
しているみたい。
何だか「他人の家の便所や冷蔵庫の中まで覗き込む」
ような、下世話な代物である。どっちにしても。

 とりあえず、使うとしたらGの方が多いかな。
何よりもトップページが軽いというのは面倒がなくていい。
Yの方は余計なフラッシュデータの羅列が多くて
ちょっとした事でクソ重くなるのが欠点。

因みに↓こんな本もある。俺ゃ読んでないけど。

検索バカ (朝日新書)/藤原 智美

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テキトー画廊-寝そべり

↑先日のスターリングのアップ。
特に意味はない。


ペタしてね



【クルマ画】36・歴史を変えようとしたハナ

 世間の動向とは関係なく、ラクガキの更新は続く。
さてと、前回の同カテゴリがナニな代物だっただけに
本日のブツはもう少しマトモでメジャーでありきたりな
車輌にしておく。↓こちら。(クリックで拡大します)


テキトー画廊-ZG_fullworks

 1971年~ 日産フェアレディ240ZG(HS30H)改フルワークス仕様
他人にはどーでもいい事と前置きして、実はマトモにGノーズ付きを
描いたのは初めてだ。
 でホントはコイツとの比較の為に、ちょっと前に下絵だけは描いて
おいたのだけど、すっかり遅い登板となってしまった。
(その時「コンバチ化するのが大変そう」とか書いたが、先日のNYショーに
出品されたソレは先代より見栄えがよかったな)
 しかも「チームカラーとか描くの面倒臭ぇ」からと単色で塗ってみたら
案の定、昭和のワルい兄さん方が愛用していた仕様になってしまった(笑)。
何か「タクちゃーん ハイオク20ーッ」みたいな。


 さて、このGノーズ。
いささか安直な解釈がなされて現在に至っている気がする。
曰く「ノーマルのS30だとCD値=0.467と空力的に問題があるので
風洞にブチ込んで実験した際に生まれた。結果CD値=0.39と
大幅に空力特性がアップした」
と。
随分と要約され過ぎて、肝心のニュアンスが消えてしまっているような。

 Gノーズ誕生の経緯としては概ねその通りなのだが、
このノーズコーン、本来の目的は空気抵抗より揚力の低減にあったのだろう。

 実際に'69年にS30が発表された頃の解説は以下の通り。
ボディが完成してから多くのスポイラーが試された.その結果わかったのは,
ヘッドライトカバー(オプション),アンダーカバー,ダックテール(オプション)を
つけた場合,空気抵抗が減って(空気抵抗系数は標準が0.43に対して0.38)
最高速が10km/hくらいアップし,燃料消費も少なくなることであった.
 それとともに,アンダーカバーはボディ下の空気を整流し,流速を速め,
スポイラーはテールを押し下げる力を発生させ(後輪揚力系数は標準が
0.389に対してマイナス0.06),いずれもマイナスの揚力(ということは
ボディを沈ませる)を生むことは、高速安定性を向上させるに大きな
収穫であった.


 以上、リリース当時の『CARグラフィック』'70年1月号より。
(数値等すべて原文ママ)

 アンダーカバーてのは↓コレですね。

テキトー画廊-Z\undercover

『モーターマガジン』誌が借り受けた時の広報用Z432。
誰かがエプロンをブツけて凹んでるのはともかく(笑)、よく見ると
アンダーカバーが装着されている。見えにくいとは思うが。

 更に以前、某県立図書館にて自動車技術に関するブ厚い書籍を読んだところ
(書籍名を書かないのは、何もイジワルしているワケでなく失念したため)

「日産社内の風洞実験の結果、Fバンパー後部で滞留する空気が、
新たにラジエーターに向けて流入してくる気流と干渉し、これが結果として
ノーズリフトを起こしてしまう」

…とあった。「速度が上がると空気は粘性を持つ」てのは、説明する必要も
ないと思うが、そんな感じ。

 図説入りで記されていなかったので、勝手に想像図を起こすと
こんな感じ↓だろう。

テキトー画廊-Z_aero

ピンクの矢印が、問題の「滞留した空気」。

 さらにいえば、国内仕様の網目グリルの形状にも問題がある。
本来なら輸出用グリル(国内の240Zシリーズにも採用されていたが)の方が
ラジエーター前の整流には効果がある、との事。
但し石ハネに対しては弱いので、国内版は網目になっていた。

 …確かに、自分でS30Zに乗って、大きな声じゃ言えない速度で
トバしていた時、フロントに真っ直ぐ風がブチ当たる感じがして
フロントの設置感が弱まるのがよくわかった。
 それと、サビ取り雑誌の102号でグリル前に湾曲したガードつけていた
人がいて「なるほどね」と思った。
上記の事実を知っているというより、経験則から出た解答なんだろね。

 で、日産の開発側としてはCD値については眼をつぶりつつ
国内外で実績のある=国内では『カラス』、海外ではダッジ・デイトナ
…というよりプリマスのロードランナー・スーパーバードの方が
タマ数多くてメジャーだろう…のノーズコーンを採用した、と。

 確かにカタログ記載のCL値=0.149と良好。
但しこのGノーズ、高負荷かけて走り続けていると水温上がりやすくなるのが
悩みのタネ。コレはGノーズ付きのZでゼロヨン等やっていた人から
リアルに聞いた話。一長あれば一短アリ…といった所。


 あぁ、そうそう。
画像の背景は、いちいち描くのも面倒なのでこちら様のフリー素材を
多少の加工にて使わせて戴きました。
右端の方に、いつもラクガキをタレ流しているテレビ局が写っているのも
何かの縁か、はたまたタチの悪いイタズラか(笑)。
左側の亡霊女は単なる習作かつボロ隠し。


 最後に一応、当時の広告でも載せてご機嫌を伺っておこう。

テキトー画廊-Gノーズ広告

一番メジャーなのは『Zのハナが歴史を変える』とかいう
クレオパトラになぞらえたコピーのアレですがね。



ペタしてね

クルマは生で見よう。

 何となく時間が空いているので↓こんな所でもイジってみるか。

ライブ(生)っていいなぁって思ったことある? ブログネタ:ライブ(生)っていいなぁって思ったことある? 参加中


 このブログ、一応カテゴリーが「自動車/乗り物」て事なので、それ関連で。
誰が読むワケでもねぇだろうけど(読まれても無反応だしな)。

 で、いいなと思ったのは↓こちら。

テキトー画廊-group_A

 1993年 筑波レース・ド・ニッポン。
隆盛を誇ったグループAツーリングカーレース=JTCも、この年で終了し
翌年から4ドアセダンオンリーという地味めのJTCC…当時はまだ
「ニュー・ツーリング」と仮称されていたが…への模様替えが発表された頃。
 ガソリンスタンドでバイトしていた頃、出入りのタイヤ屋の社員さんが
「都合が悪くて行けなくなった」と、チケットを格安で譲ってくれたので
仲間連れて行きましたさ。

 上掲のパンフレット(本来は表4も合わせてピンナップ状になる)でも
わかる通り、当時はカルソニックスカイラインGT-R(BNR32)が大人気。
星野一義先生操る、イン側縁石カットの豪快な走行が印象的だった。
俺ゃそれ以前から(今も)星野ファンでしたが。

 でまぁ、そんな豪快な32Rの走りっぷりも見納めなので、必死になって
眼で追っておりましたよ。
 前半で星野/影山(兄)のカルソ組は、鈴木利男/飯田章組のRに
確か3秒近いリードを許すのだが、ドライバーを星野先生に交代した後
鬼のような猛追が始まるワケです。
 その時、あまり観客のいないダンロップS字の観客席で観戦していたけど
その気迫のこもった走りが、見ているこちらにも十二分に伝わってきて
思わず拳握っていたのを覚えております。
 ラップを重ねるごとにタイム差を縮め、ついにその差1秒弱となった頃
タイヤの限界を超えてスピン。それが丁度目の前で起きたのですわ。
その時「手練の方が四駆のGT-R乗ってもスピンするんだな」と
妙に納得した覚えが。

 イヤしかし、当時のグループAてのは排気音量規制が(F1を別とすれば)
唯一なかったカテゴリーなので、スタート時とかの全開シーンでは
耳がイカれるかと思う位、音がデカかったですな。
今のスーパーGTが可愛く思えるほど。


 もう一つ、クルマ関連のライブ体験で印象的だったのは
…といえば、やっぱ↓コレか。

テキトー画廊-event_OT

 サビ取り雑誌のイベント。
「コレは全身で味わう『読書』だな」と思って、始めから終わりまで
ず~~~~っとステージ前で見てましたよ。当日風がもの凄くて
参ったけどね。
 で困った事に、上記のように張り付いて『読書』しておりましたら
後の同誌にちょっと写真載せられてました。しかも見切れ芸人の
ようなレイアウトで(笑)。

 あとこの時、編集部秘蔵の中古品をタダで取り放題みたいな
コーナーで、編集部員K氏にマイク向けられたので
「コレ『お一人様一点限り』とかルール決めた方がイイんじゃないスか?」
…と言ってみたところ、帰ってきた答が
「いや、タダの商品に群がる人間の醜さを嗤ってやりたい」旨の
非常にブラックなモノでありました。
勿論シャレ半分のコメントだったので、コレもまた楽し。

【参考にならないクルマの描き方】その1