こんにちは
公認心理師 臨床心理士の
さわ まやです
今回は心を回復させてカウンセリングを卒業した
思春期のお子さまのストーリーをシェアします
中学1年生の3学期に初めてお会いしたAさん
ハキハキとご挨拶してくれるとっても礼儀正しいくボーイッシュで素敵な女の子です
ASD傾向があり発達外来に通っていました
そんなAさんが中学生になってから
暗く抑うつ的になっているとのことで
医師の紹介でカウンセリングを利用することに
お話をおうかがいすると
「存在する価値がない」
「お前なんて消えてしまえ」
など、自分を責める言葉が頭の中に聞こえて苦しい
発達障がいを持っている人は何か秀でた才能を持っていると聞いたけど、
自分には何も特技や才能がないので、生きづらい
クラスの人達もきっと私の悪口を言っている
と涙を流しながら苦しみをお話してくれました
あまりに辛そうなので
と質問すると
とまっすぐ自分の言葉で答えるAさん
私はその強さに感動し、責任感、信念がしっかりしているAさんに尊敬の気持ちが湧いてきました
思春期のカウンセリングでは、
初回で必ず「どんな風になりたい?」とお聞きしますがAさんは、今は全然思い浮かばないと返答
それをみつけていくためにも、カウンセリングを続けてみようと提案しました
その後のセッションの中では
辛い気持ちや状況、考えを丁寧にお聞きする時間と
好きなこと、楽しめることを話してもらう時間を
とりました
初めの方は、暗い表情で涙を流しながら辛い気持ちを話すことが中心でしたが
Aさんの気持ちに寄り添い、十分頑張っていること、私が感じたAさんの素敵なところをお伝えしながら、少しずつ好きなこと、楽しめることの話ができるようになってきました
Aさんはゲームやアニメが好きで、中でも自分で小説を書くことがとっても得意でした
色んなキャラクターを考えて、力を合わせてたくさんの試練を乗り越えていくストーリー
たまにほっこり面白いネタも入れていたり、Aさんはどんどん夢中になって作品を生み出していきました
私がしたことといえば
どんなキャラクターなの?
どんな物語なの?
と私自身がワクワク楽しみながら教えてもらっただけ
しばらくするとAさんから
実は自分が考えたキャラクター達はそれぞれ自分の心の一面を含んでいて
それぞれのキャラクターが自分の過去やトラウマと向き合い、他のキャラクターに支えられながら闘う
そうすることによって自分が癒されていると教えてくれました😊
それに気づいているって
すごくないですか?
私はこれを「小説セルフ療法」と勝手に名付けています
実はAさんだけでなく、今までカウンセリングを卒業した思春期の子たちの中で、小説を自分で作って癒す作業に自然にいきつく子が時々います(さわ調べでは、ASD傾向の子に多い気がします)
小説セルフ療法を始めてから、
Aさんは自分を責める声は全く聞こえなくなり
小説を通して友達や学校の先生と交流できて
『はやくAさんの新作が見たい!』とファンがつくぐらい人気になっていました
小説セルフ療法のカラクリは
頭の中だけで存在していた自分を責めるネガティブなもう1人の自分が、
小説の中でキャラクターとなって苦しみながら壁を乗り越え、仲間と交流することで、
客観的にネガティブな面を認め、心の中に居場所を作ってあげることができ
癒しに繋がっていたのだと思います
一段上から自分を観察する
メタ認知ってやつですね
そこで私が伝えたいこと❗️
『才能✖️ワクワクの共有』は
辛い状況を乗り越える力がつき
自分の可能性を広げて成長し自信がつき
自分らしく幸せに生きていけるようになる
これ最重要なポイントです!
それをより多くの皆さんに伝えていきたい❗️
「自分には才能なんてないと思う」
「うちの子は何もしてないから、才能なんてあるのかわからない」
ノンノン!
才能は
小説を書く、スポーツができる、勉強ができる、絵が描けるなどのスキル・成果だけじゃありません
そのスキル・成果のベースにある
才能の資質 🟰「自然に繰り返される思考、感情、行動のパターン」
この才能の資質はどんな人にもあります!
発達障がい特性があっても、知的能力が低くても、ひきこもっていても、不登校でも、誰にでもみんな持っているもので、どの才能の資質がより無意識に自然に発揮されてるかが人それぞれ違うのです
Aさんだと
責任感、信念(やり遂げる力)
内省(自分をみつめる力)
着想、アレンジ(作品を生み出す力)
社交性(人と交流する力)
このあたりの才能の資質を活かして
興味関心・好き得意な「小説」という分野での
スキル・成果につながったのだとと思います✨
図にするとこんな感じ
才能の資質を活かせば、好きと得意が輝いて強みになる
なんと才能の資質は34種類もあるのです!
まずは子どもの才能の資質をみつけて、才能をのばす子育てをしませんか?
ママ自身の才能の資質もわかっちゃいます♪
さわがそのお手伝いをしますよ〜
★思春期のお子様は親御さんから離れて自分を確立していく時期なので
Aさんのように、ご本人とセッションした方が良い場合があります
その際は初回でお話をお聞きして対応しますので
まずはご連絡くださいませ
<おまけ話>
その後のAさんは、部活での人間関係など色々ありましたが、順調に回復していき、セッションの回数を減らしながら、心の状態が安定してきたので無事に中3の夏でカウンセリングを卒業しました。才能の発揮先は「小説」だけにとどまらず、「歌うこと」も得意なので、配信にもチャレンジしてファンになってくれるリスナーさんもいたようです
めっちゃすごい
こうしてセッションを終えた卒業生の皆さんが
のびのび自分らしく輝く人生
を送ってくれている報告を聞くのが
わたしの最幸の喜びです
モニターママさん
6名限定募集
子育てコーチング
最後までお読みいただきありがとうございます
さわ まやでした