Sanquhar | さわでぃ☆にっき

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本来食べ物ネタばかりなのですが、
今年はその他の話も発信して行こうかと♪

サンカと言う、本当に知る人しか知らない、編み物の町。
泊まったホテルの奥さんもサンカ?どこそれ?と言っていた。
小さな町で、何もない事も薄々わかっていたけれど、
せっかくスコットランドを旅しているのだから、行かなくては。


Tolbooth博物館の写真をこうして撮っていると、
一人の男性が、「博物館に来る?」と聞いて来た。
はいと答えると、
「じゃ、開けて上げるよ。」
ガチャギャチャ。
どうぞ。

え?
そんな小さい博物館なの?
守衛さん一人と、私たちだけだ。


あったあった、サンカニットの手袋。
まだ見た事のなかった兄弟に会えた気分だ。
こんにちは。
ふむふむ。
私が日本の編み物サイトを見て、見よう見まねで作ってしまったサンカニットだけれども、
質感、糸の細さ共にそんなに間違っていた訳ではなさそうだ。

守衛の男性が日本の「毛糸玉」という雑誌の切り抜きを見せてくれた。
サンカの訪ね方が特集されている。。。
あらら、そんな特集組んだらわざわざ日本から来ちゃう人が出るよ。。。
そこまでして来る所でもなさそうだけれど(失礼)
でも、確かに日本人は、たた&たた夫さんのサイトを読んで感銘を受けた人が多いはず。

「あなたロバートさん?」
「そう僕がロバート。」
「とっても親切なロバートさんが博物館を案内してくれるって書いてあるよ。」

photo:01
今日は情報収集出来る物は全てして帰ろうと思っていたので(ネット上でも情報が少ない)
取りあえず、図案集を全部購入。
ロバートさんとマンツーマンで、なんとなく落ち着いて見れなかった(笑)
せかされた訳じゃないんだけど、少人数な世界に慣れていない物で。。。

photo:02
下の本はお隣のA' the artistというお店で買ったもの。
もっといろいろあるかと思ったんだけれど、情報と言えるのはこれだけで、残念。
「毛糸買えるお店とかないですか?」と聞いてみたのだけど、
ない。と。
ごそごそとお店の中も探してくれたけど特に無く。
仕方がないので、小さな町を散歩して(他によれそうな所もなかったので)、
再びお店に戻ってスープを頼んでいると、
お店の人が毛糸を見つけてくれた。


ちなみに、スコットランドはスープならいけると最終日にきづいた。
それ以外は胃に重すぎた。


photo:03
編み針と、毛糸と、靴下の図案のセット。
靴下は特に欲しくないけれど、
編み針も持っているものだけれども、
きっとこのキットから学ぶ何かもありそうだったので購入。
これが唯一売っていた物だった。
アーチストの皆さんが作って来た物を売っているだけなので、
品薄な事もあるでしょう。
買い物は期待しない方がいい。

サンカニットはスコットランドでも知られていないと聞いていたけれど、
本当に町でも全然知られていないよう。
毛糸ぐらい売っててくれてもいいのにな。
結構細い毛糸見つけるの大変なんだよ。

photo:04
そろそろドイツへ帰る時間。
空港で暇をつぶしながら、図面を広げてあら、びっくり。
図面じゃない。
英語で、
一段目、黒白黒黒
2段目、白黒白白
って延々呪文の様に書かれてる。
この呪文から柄と升目を導きだすのは一苦労だわ。
いつになるだろうな、着手。。。

photo:05
家に帰って来た。
右のがマイサンカニット。
10年以上も前に作ったけれどいまだにお気に入り。
この日記にも既に2回ぐらい登場しているはず。

どうやら、Dukeという模様だったらしい。
お手本と見比べてみると、手首の所が水玉じゃない以外は、
一目も違っていない印象。
凄いなたた&たた夫さん。
彼らは多分写真から図案を起こしたと思われ。

サンカニットにいろいろ創作も加えたい気もするけれど。
もうちょっとカラフルにするとかー。
でも当分時間がないなぁ。